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桜の花

「っ!僕未だ返事してない!」

其れに対しテッドは…


「‥無理…しなくっても良いんだぜ?…何も無かったかの様に…昔の様に親友でいても‥良いんだ‥」


最後の方は自分にいい聞かせるかの様な響きを持っていた。



「‥勝手に決めないでよ‥」


「えっ…?」

「…勝手に決めないでよ!僕が何時テッドに嫌って言った!?僕はテッドの事が好きだからっ!っ…だから…」

「!…ティア…」



「…僕はテッドの事が好き…。テッド‥もう一度言って欲しいんだけど…」


「えっ?」


ティアの言っている意味が分からなかったテッドは聞き返した。
そんなテッドにティアは今度は分かる様に言った。



「…もう一度‥告白してよ‥///」


『今度はちゃんと答えたいから…』と言うティアにテッドは優しく笑った。

そして…もう一度想いを伝えた。



「‥ティアの事が好きだ…」

「…うん…///僕も…テッドの事が好き…///」



想いが通じあった二人はどちらともなく笑いあった‥。

幸せそうに…。


どちらともなく‥二人は唇を合わせていた…。


唇を離した時に、ティアは照れたように頬を染めながら笑った…。
そんなティアを見てテッドも笑った…。




…二人の間に優しい風が吹いた‥。

…桜の花びらは風に吹かれ舞い落ちた‥。



―…まるで‥二人を祝福しているかの様に…―



どちらともなく二人はまた、唇を合わせた‥。






桜の花びらは風に吹かれ舞い落ちる…。


其れは…

まるで‥桜の雫の様だった‥
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