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桜の花



「‥テッドは特別なの!!‥誰にも教えていない…」
「…………(期待しても良いのか‥?)」


ティアは小さく深呼吸し、テッドを見た。
そして…


「…テッドと一緒に見たかったの‥。テッドは…僕とは嫌‥?」

「!!」

「……僕ね‥テッドの事‥だ「ちょっと、待ったぁ!!」


テッドはティアの台詞を大声で巡った。
そんなテッドにティアは驚きを隠せずにいた。


「‥‥‥て‥テッド‥?どうしたの?」

ティアの言葉にテッドは視線を反らしながら咳払いをした。


「‥コホン‥」

「‥‥?」


「…あ‥あのだなぁ‥///」

「うん?」


「‥俺…お前の事が‥好きなんだ‥」

「!」


テッドのいきなりの告白にティアは驚いた。
そんなティアを真っ直ぐに見つめ、言葉を続けた。



「‥初めて会ったあの日からティア‥お前の事が好きなんだ…」


この言葉にティアは小さな声で訪ねた。


「………今の言葉‥本当…?」

「当たり前だろ?…面と向かって言うのは何と無くき恥ずかしいよな‥///」

「…………」



照れ隠しのつもりなのか、笑いながら言うテッドにティアは無言で返した。



「…ハハッ……(えっ‥脈なし?)」

「‥‥‥‥‥‥」



未だに黙りこくるティアにテッドは焦りにも似た感情に息苦しさを感じてティアから目を反らし、明後日の方向を向いた。



「‥‥‥‥‥‥」

「‥‥‥‥‥‥‥」



二人の間には気まずい沈黙が流れた。



「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥‥」

「‥‥‥ティア‥嫌なら嫌で良いんだ‥。俺は何とかお前の事を諦めるから‥今まで通り…良き親友でいようぜ?」

「…テッド…」



テッドは顔は笑っていた。だが、心中は冗談抜きで哀しみに満ちていた。



「…そ‥そろそろ帰ろうぜ!グレミオさんが待ってるし‥そろそろお腹が空いてきたしよ!」

「‥‥」


気まずい空気が嫌で、テッドはわざと明るめに言った。
大袈裟に『腹が空いた』等と言いながら歩き出したテッドにティアは焦った。



「!ち‥ちょっと待って!」

「!?うおわぁっ!!」


…どさぁっ!!!


ティアが慌ててテッドの服に手を伸ばし…たのは良いが、勢い余ってそのままテッドと共に地面に倒れてしまった。



「~っ!って~…、ティアっ!!何するんだよ!?」
テッドは自分の上に倒れたティアに怒声を浴びせた。ティアはゆっくり顔をあげ、テッドに向かって言った。
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