ザ・バトルッ!!
ササ「アレはそんなに大事な物なの?…見た所、何の変哲もない只の石板にしか見えないんだけど…」
ティア「まぁ…そうだね。でもアレはアレで一応、貴重な物なんだよ?」
ササ「どこら辺が?」
云うや否や、もう一度省みる。
ササ「”約束の石板“って事は、何か約束事でも書き記すのかい?」
その率直の質問に、ニッコリと微笑むティア。
ティア「アレは星を背負う者達の名前が刻まれるんだ。全部で108人なんだよ」
ティアの説明に更に首を傾げる。
ササ「星を背負う??」
ティア「うん。僕も正直、上手く説明は出来ないんだけど……;何でも、”天魁星“って星を中心に、107星が存在してて。その天魁星がリーダーとして、107人の仲間が星の名を背負いその中心に集う宿命になってるんだって」
ササ「ふぅん…。じゃあ、その天魁星って星を背負ってるのは同盟軍リーダーって事?」
。
ティア「うん。そう」
ササ「……………」
ややあって、思案し始めたササライは、無言で石板を見詰めた。
ルック「…………」
ルックは沈黙を貫く。
ティアもまた、静かにササライの動向を見守る。
ササ「……それを管理って、具体的にどんな事をするんだい?」
その質問に、今度はルックが答える。
ルック「特に何も」
ササ「…何も?」
ティア「宿星が仲間になったら、自動的に名前が刻まれるシステムになってるんだよ」
ティアがフォローする。
すると、ササライは怪訝な顔をする。
ササ「……つまり、アレはそんなに大事な物ってのは理解出来た。けど…」
一旦、区切る。
今度はルックとティアが首を傾げる番だ。
ササ「――ソレ、ずっと立って管理する意味あるの?」
ルック・ティア「「!!!!」」
タップリの間を置き、ルックとティアは目を見開き固まった……。
ササ「…だって、そうじゃない?自動的に名前が刻まれるんなら、ルックがソコに居る必要性も重要性も皆無だよね?じゃあ、ルック。君は何の為にココを定位置って言ってるんだい?」
実に不思議だ…。
今更ながらに気付かされたルックが石板前に仁王立ちして管理する理由……。それ自体、何も無かった……。
ルック「………;;」
今更ながらの事実に、ルックは沈黙せざる逐えなかった……。
ティア(…そっ…それは確かにっ!石板前に立ってる必要無いしっ!!!)
ティアは嫌な汗を流す…。あまりにルックの不憫な事……。
ササ「ねぇ、早く答えてくれる?もしかして…。今の今迄、気付かなかった…なんて事はないよね?」
ジロリ…と不敵に笑むササライ。
ルック「…………;」
その視線に、苦虫を噛み潰した顔のルック…。
ササ「そうか…。ヤッパリ気付かなかったんだぁ…」
ニヤニヤ笑うササライ。
苛立ちに眉間にシワが寄るルック。
この二人のやり取りに固まるティア…。
沈黙が流れ……
ルック「ココは僕がレックナート様から預かってる石板が置いてあるんだから僕が居ても可笑しくないんだよ」
ティア・ササ「「…………」」
ルック「何か問題でも?」
開き直るルック。
いつもの彼に戻っていた。
ティア(…何か吹っ切れてる…;)
ティアが思うのも無理はない。
ササ「上手く誤魔化せたね…」
笑うササライ。
しかし、目が笑ってない…。
ルック「フンッ!何とでも思いなよ。痛くも痒くもないさ」
鼻でせせら笑った。
ティア「まぁ…そうだね。でもアレはアレで一応、貴重な物なんだよ?」
ササ「どこら辺が?」
云うや否や、もう一度省みる。
ササ「”約束の石板“って事は、何か約束事でも書き記すのかい?」
その率直の質問に、ニッコリと微笑むティア。
ティア「アレは星を背負う者達の名前が刻まれるんだ。全部で108人なんだよ」
ティアの説明に更に首を傾げる。
ササ「星を背負う??」
ティア「うん。僕も正直、上手く説明は出来ないんだけど……;何でも、”天魁星“って星を中心に、107星が存在してて。その天魁星がリーダーとして、107人の仲間が星の名を背負いその中心に集う宿命になってるんだって」
ササ「ふぅん…。じゃあ、その天魁星って星を背負ってるのは同盟軍リーダーって事?」
。
ティア「うん。そう」
ササ「……………」
ややあって、思案し始めたササライは、無言で石板を見詰めた。
ルック「…………」
ルックは沈黙を貫く。
ティアもまた、静かにササライの動向を見守る。
ササ「……それを管理って、具体的にどんな事をするんだい?」
その質問に、今度はルックが答える。
ルック「特に何も」
ササ「…何も?」
ティア「宿星が仲間になったら、自動的に名前が刻まれるシステムになってるんだよ」
ティアがフォローする。
すると、ササライは怪訝な顔をする。
ササ「……つまり、アレはそんなに大事な物ってのは理解出来た。けど…」
一旦、区切る。
今度はルックとティアが首を傾げる番だ。
ササ「――ソレ、ずっと立って管理する意味あるの?」
ルック・ティア「「!!!!」」
タップリの間を置き、ルックとティアは目を見開き固まった……。
ササ「…だって、そうじゃない?自動的に名前が刻まれるんなら、ルックがソコに居る必要性も重要性も皆無だよね?じゃあ、ルック。君は何の為にココを定位置って言ってるんだい?」
実に不思議だ…。
今更ながらに気付かされたルックが石板前に仁王立ちして管理する理由……。それ自体、何も無かった……。
ルック「………;;」
今更ながらの事実に、ルックは沈黙せざる逐えなかった……。
ティア(…そっ…それは確かにっ!石板前に立ってる必要無いしっ!!!)
ティアは嫌な汗を流す…。あまりにルックの不憫な事……。
ササ「ねぇ、早く答えてくれる?もしかして…。今の今迄、気付かなかった…なんて事はないよね?」
ジロリ…と不敵に笑むササライ。
ルック「…………;」
その視線に、苦虫を噛み潰した顔のルック…。
ササ「そうか…。ヤッパリ気付かなかったんだぁ…」
ニヤニヤ笑うササライ。
苛立ちに眉間にシワが寄るルック。
この二人のやり取りに固まるティア…。
沈黙が流れ……
ルック「ココは僕がレックナート様から預かってる石板が置いてあるんだから僕が居ても可笑しくないんだよ」
ティア・ササ「「…………」」
ルック「何か問題でも?」
開き直るルック。
いつもの彼に戻っていた。
ティア(…何か吹っ切れてる…;)
ティアが思うのも無理はない。
ササ「上手く誤魔化せたね…」
笑うササライ。
しかし、目が笑ってない…。
ルック「フンッ!何とでも思いなよ。痛くも痒くもないさ」
鼻でせせら笑った。