爆心地の心地良さ
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〈今週の日曜11:00に駅前で〉
と彼から連絡が来た。
この間の約束通り彼は連絡をしてくれた。
お世辞かと思ってあまり深く考えないようにしていたので、すごく驚いた。
ブスに次は無いと経験上知っていたがセカンドがあるとは…。
お花をもらったり、奢ってもらったり、連絡先を交換したり。今まで体験したことの無い、少女漫画のような経験だった。そして相手はイケメン。私はもしかしたらヒロイン枠…?
そんな馬鹿なことを日々考えていると、すぐに日曜日になってしまった。
ブスは何を着てもブスというという法則があったのであまり衣服にはこだわりは無かったが、思い切って新しい洋服を買ってしまった。
つまり、楽しみである。
スカートなんて履いた暁には「似合わないね」って言われた事があるので避けていたが、やはり可愛いスカートには憧れてしまう。
そもそも似合わないって言われたのは小学生の頃なんだから今は大丈夫なのでは?と思ってしまう。しかし、ブスに時効は無い。ブスは生まれてから死ぬまでブスなのだ。
最終的にはガウチョという物で落ち着いた。
流行りの洋服を買う訳でも、雑誌を買う訳でもないので、初めての聞いた単語だった。
私はモブ、私はモブと3回唱えて家を出た。
準備をしている時点でかなり浮かれてしまったからだ。
───────────────────
待合せの30分前に着いてしまった。
お店を見て時間を潰そうかと思っていたらぼっちブスには辛いお洒落なカフェしかなかった。
仕方ないと思いながら指定された場所に向かうと、爆豪さんらしき人がいた。
『こんにちは…。』
「は?時間まだだぞ」
『早く家を出てしまって…』
「ん、映画館行くぞ」
映画館…?見たい映画があるのか??というか爆豪さん早くない??
スタスタと歩いてしまう爆豪さんを追いかけた。
「おい、なんで後ろにいるんだ」
『あっ、ごめんなさい…!』
「チッ…テメェは大人しく隣を歩いてればいいんだよ」
『了解です…!』
やばいキレてる…めちゃ怖い…。
そして隣?なぜ??私が斜め後ろを歩いているのがそんなに不満だったのか…?
謎は深まるまま。映画館は目の前だ。
────────────────
「見たいもん選べ」
と言われ4000円渡された。
そのまま爆豪さんはどこかへ言ってしまった。だいたい大人料金二人分。
見たいもの…。すごく気になってた学園恋愛モノが見たいけど、これを仕事仲間と見るのはどうなのか…。周りはカップル。私達は浮きまくりで彼は機嫌を損ねてしまうかもしれない。
というか爆豪さんの見たいものを見るのでは…?もしかしてお互い好きなものを見るとか??
とりあえず恋愛モノは今度見るとして今はチラシでももらっておこう。
チラシを手に取ると爆豪さんが帰ってきた。
「まだ買ってないんか。」
『あっ、すみません…この映画にしようと思います。』
私が指さしたのはヒーローものの映画だった。
これが無難だろうと、私なりの考えだ。
爆豪さんは少し悩んだあと私の手に持ってるチラシを指さし、俺はこれ見る。と一言。
びっくりしすぎて答えがすぐに出ず口をパクパクさせていると、お前は?と聞かれ。
私も同じで…。
と、答えてしまった。心做しか彼は上機嫌に見えた。
映画が始まる前には2人でポップコーンの列に並んで、塩かキャラメルを聞かれた時は、この間ネットで見た情報で、彼は辛いものが好きらしいので、塩を選んだ。ここまでは普通だった。
上映が始まるとやはり、女の子同士かカップしかいない。
爆豪さんに買ってもらったポップコーンを食べながら見ているとベットシーンというものが映し出された。
気まず過ぎてポップコーンを貪り食っていると、爆豪さんと手が当たった。
これほどタイミングを恨んだことは無い。
もしも私が可愛いイケイケの女の子でもう体験済みならこんなに気まずい思いはしてない。
ブスで喪女には刺激が強すぎる。
そして何もりもブスなくせにこんな映像で狼狽えてるのが爆豪さんにバレたのが1番メンタルに来た。
ごめんなさいと小声で伝えた。
上映が終わったらどうしよう。
と彼から連絡が来た。
この間の約束通り彼は連絡をしてくれた。
お世辞かと思ってあまり深く考えないようにしていたので、すごく驚いた。
ブスに次は無いと経験上知っていたがセカンドがあるとは…。
お花をもらったり、奢ってもらったり、連絡先を交換したり。今まで体験したことの無い、少女漫画のような経験だった。そして相手はイケメン。私はもしかしたらヒロイン枠…?
そんな馬鹿なことを日々考えていると、すぐに日曜日になってしまった。
ブスは何を着てもブスというという法則があったのであまり衣服にはこだわりは無かったが、思い切って新しい洋服を買ってしまった。
つまり、楽しみである。
スカートなんて履いた暁には「似合わないね」って言われた事があるので避けていたが、やはり可愛いスカートには憧れてしまう。
そもそも似合わないって言われたのは小学生の頃なんだから今は大丈夫なのでは?と思ってしまう。しかし、ブスに時効は無い。ブスは生まれてから死ぬまでブスなのだ。
最終的にはガウチョという物で落ち着いた。
流行りの洋服を買う訳でも、雑誌を買う訳でもないので、初めての聞いた単語だった。
私はモブ、私はモブと3回唱えて家を出た。
準備をしている時点でかなり浮かれてしまったからだ。
───────────────────
待合せの30分前に着いてしまった。
お店を見て時間を潰そうかと思っていたらぼっちブスには辛いお洒落なカフェしかなかった。
仕方ないと思いながら指定された場所に向かうと、爆豪さんらしき人がいた。
『こんにちは…。』
「は?時間まだだぞ」
『早く家を出てしまって…』
「ん、映画館行くぞ」
映画館…?見たい映画があるのか??というか爆豪さん早くない??
スタスタと歩いてしまう爆豪さんを追いかけた。
「おい、なんで後ろにいるんだ」
『あっ、ごめんなさい…!』
「チッ…テメェは大人しく隣を歩いてればいいんだよ」
『了解です…!』
やばいキレてる…めちゃ怖い…。
そして隣?なぜ??私が斜め後ろを歩いているのがそんなに不満だったのか…?
謎は深まるまま。映画館は目の前だ。
────────────────
「見たいもん選べ」
と言われ4000円渡された。
そのまま爆豪さんはどこかへ言ってしまった。だいたい大人料金二人分。
見たいもの…。すごく気になってた学園恋愛モノが見たいけど、これを仕事仲間と見るのはどうなのか…。周りはカップル。私達は浮きまくりで彼は機嫌を損ねてしまうかもしれない。
というか爆豪さんの見たいものを見るのでは…?もしかしてお互い好きなものを見るとか??
とりあえず恋愛モノは今度見るとして今はチラシでももらっておこう。
チラシを手に取ると爆豪さんが帰ってきた。
「まだ買ってないんか。」
『あっ、すみません…この映画にしようと思います。』
私が指さしたのはヒーローものの映画だった。
これが無難だろうと、私なりの考えだ。
爆豪さんは少し悩んだあと私の手に持ってるチラシを指さし、俺はこれ見る。と一言。
びっくりしすぎて答えがすぐに出ず口をパクパクさせていると、お前は?と聞かれ。
私も同じで…。
と、答えてしまった。心做しか彼は上機嫌に見えた。
映画が始まる前には2人でポップコーンの列に並んで、塩かキャラメルを聞かれた時は、この間ネットで見た情報で、彼は辛いものが好きらしいので、塩を選んだ。ここまでは普通だった。
上映が始まるとやはり、女の子同士かカップしかいない。
爆豪さんに買ってもらったポップコーンを食べながら見ているとベットシーンというものが映し出された。
気まず過ぎてポップコーンを貪り食っていると、爆豪さんと手が当たった。
これほどタイミングを恨んだことは無い。
もしも私が可愛いイケイケの女の子でもう体験済みならこんなに気まずい思いはしてない。
ブスで喪女には刺激が強すぎる。
そして何もりもブスなくせにこんな映像で狼狽えてるのが爆豪さんにバレたのが1番メンタルに来た。
ごめんなさいと小声で伝えた。
上映が終わったらどうしよう。