pkmn夢キバナ(停滞中)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……来ない!!!」
カ「まぁまぁ;;;」
戻るって言ったよな!?だからこうやってカブさんと待ってるのに!!
あの後カブさんが準備して待っててくれたおかげで少年は無事に帰路に着いて騒動も収まったって言うのに!!!
「なっ!んっ!でっ!だっ!!」
地団駄踏んでるけれどもここは静かなカフェの奥まった所。
もう昼飯の時間なんてとっくに過ぎてるからお客さんは居ないに等しい。煩かったところで問題なんかないけど、向かいのカブさんの呆れ顔にブすくれながらサンドイッチに齧り付いた。
カ「キバナくんも彼女と知り合いだったなんてねぇ。しかも最近忙しくしてたのも彼女を探してたなんて。」
「カブさんもズルイっすよー。なんで教えてくれなかったの。」
ルギアと一緒にいる。そんな貴重な情報オレ様個人が彼女を探していようが関係なくジムリやらなんやら上に共有される、いやしとくもんだと思った。
コーヒーを一口啜りカブさんは静かに目を開く。
カ「僕も初めはそう思ったんだよ。でもね、彼女のルギアに対する姿勢を見続けていく度にいつの間にか出来ないって思ってしまってね(苦笑)」
あー…うん。
「なんかそれはオレ様もわかる気がする…。」
カ「そうか。嬉しいな。」
「でもでも!今度からは情報ちょうだい!今回の件でオレ様がどれだけ探していたかわかったでしょ!?」
カ「ふふふ。そうだね。わかったよ。」
カブさんが教えてくれた事はどれもオレ様の知らない彼女の事だった。
「へぇ。彼女カブさんと同じ地方の辺り出身なのか。」
カ「うん。だから色々と話が合うんだよ。あ、因みにね、」
とカブさんのロトムスマホがピロンと鳴る。
どうやらサイトウからの連絡のようだ。
カ「……キバナくん。今日は彼女は戻って来ないそうだ。」
「え?」
カブさんが自分のロトムスマホの画面をオレ様に見せる。
そこにはサイトウの文章で彼女がナックルに戻れないと伝達してくれとのメッセージが。
「……う“ぁ〜」
マジかよ。身近にもう一人知っている人間がいた事と今日はもう会えない事が重なってオレ様は項垂れた。
カ「サイトウくんも同じ方面出身だからね。それにあの子の方が僕より親密だと思うよ。」
「オレ様なんか空回りしまくってる気がする。」
カ「キバナくんもそんな表情するんだね。新鮮だな。」
「カブさん意地悪だなぁー。」
カ「いやいやそんなつもりは無いんだよ?それにね、キバナくん。」
名前を呼ばれて突っ伏した机から顔だけ上げる。
目の前のカブさんはニッコリ笑って手に持っていた荷物を机の上に置いた。
カ「サイトウくんが名無しくんの荷物を受け取りたいと言っているんだ。どうだい?キバナくんに頼んでも大丈夫だろうか??」
そう言うカブさんの表情は優しくて一気にオレ様は身体を起こした。
「行く!やるやる!!ありがとうカブさん!!」
そう言うや否やオレ様は荷物を受け取りサイトウにメッセージを送った。
サ「びっくりしましたよ。まさかキバナさんがわざわざ来るとは思わなかった…。」
「わりぃな急に;;;どうしても知りたい事があってな;;;」
サ「名無しの事ですよね?カブさんが大体教えてくれました。」
「おいおいおい;;;カブさんまさか変な事言ってないだろうな!?;;;」
サ「え?変な事?名無しに世話になったお礼がしたくて探してたって…」
「そ、そうそう!だからサイトウに名無しの居場所教えて貰おうと思って!」
ちょっと吃ったのが気になったのか一瞬疑いの目を向けられたものの一つため息をつかれて頷いた。
サ「わかりました。ですが、居場所は言えません。」
「え!?何で!」
サ「言えないと言うか、知らないんです。私も。会うのはいつも何処かで待ち合わせとかで一度も彼女の家には行ったことがないんです。」
「マジか。」
あーもう少しだったのになぁー……あ。
「んじゃぁさ、サイトウから彼女にメッセージ頼むよ。」
“ナックルシティにいるキバナ様が荷物を預かってるから取りに行って”
「てな?(ウインク)」
サ「はぁ;;構いませんが;;;」
サイトウはオレ様の言う通りにメッセージを送りとりあえずは彼女の荷物を持ち帰り帰路に着いた。
自宅に着いた後にサイトウからメッセージが届く。
サ「“明日取りに行くそうです”」
オレ様は了解のメッセージを送り明日を楽しみにシャワーを浴びに向かった。
3/3ページ