金カムの世界へ飛んで行く
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鶴「ようこそ!第七師団へ。」
「あ、ドウモハジメマシテ。」
鶴「まぁまぁそんなに硬くならずに。どうぞ座りたまえ。」
「ハイ。シツレイシマス。」
つくづく他人行儀で緊張が解けない名無しに鶴見中尉は面白そうにニヤニヤしていた。
鶴「鯉登少尉!もう戻っていいぞ。」
鯉「!!(半泣」
しおしおと落ち込んでる鯉登少尉は鶴見中尉の指示ならば仕方ないと渋々退室した。
そしたら一変。軍曹により両手首を椅子の背もたれ越しに拘束される。それは女だろうが関係ないと言った力加減だった。
「っ」
鶴「さて、時間はたっぷりあるからな。全部話してくれるね?」
そういい名無しの首をツツーッとなぞる中尉。
急所を露わにする事ほど嫌なものはない。だが名無しも負けじと睨んだ。
鶴「では自己紹介を。私は鶴見と言う。そちらは私の右腕である月島軍曹だ。そしてこの間飛び蹴りを喰らわせた男は鯉登少尉と言う。」
あの飛び蹴りの時見ていたのかと驚いた顔をするとクククと笑う中尉。
鶴「あの男は人一倍声がデカいもんでなぁ。いやでも耳に入るのだが今回はなかなか面白いものが見れたよ。」
それで?と名無しの顎をクイっとあげて問う。
鶴「ずいぶんと派手な着物を着て君は何をしていたのかね?あの飛び蹴りも見事だ。何か武術を?そもそも」
鶴「君はこの世界の人間かね?」
見透かされている。完全に。
ーーーーーーーー数分沈黙の時間が流れた。
先に動いたのは鶴見中尉だ。
フゥと溜息を吐きやれやれと額に手を当てる。だが次の瞬間、中尉の顔は豹変した。
殺す。たった今お前の命を喰ってやると言う表情で銃口を私の額に突き付けた。
そしてわざとらしく嘆く。
鶴「お嬢さんにこんなことはしたくないんだよ?しかし、我々の任務遂行に障害となるなら話は別だ。」
そうニヤリと笑い名無しを見下す。
あぁ。死にたくはないなぁ。
いっか。生きたいもの。
「勘弁して下さいな。鶴見篤四郎さん、月島基さん。」
鶴&月「!」
この女は諦めた様な表情で苦笑し一度も教えていない私達の名前を言い当てた。
驚き月島を他所に鶴見中尉はただただニヤケが止まらなかった。