刀剣乱舞短編
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審神者部屋へ行くにはまぁこれが上手いこと刀剣達全員の部屋を通らなくちゃいけないわけで。
『…うしっ』
名無しは猫の姿になり息を殺して足音を立てず且つ素早く廊下を進んでいく。
が。
スパーン!
ガシッ
『にゃっ!?』
ぷらーん
岩融「よく来てくれた!」
『いいえそちらに行ったつもりはありまセン』
三日月「名無し!猫の姿も愛らしいなぁ♡今すぐ抱いてその豊満な身体を堪能したい♡」
『よっしゃ今すぐぶっ飛ばしてやるからな岩融離せ』
岩融「何を言う三日月。俺がこの柔らかな身体を味わうのだ。」
『ちょっとそこの青と紫のデカブツ。後で覚えてろよ。』
石切丸「まぁまぁ;;」
小狐丸「一緒にお茶でもいかがですか?」
今剣「おちゃがしもありますよー!」
『いやこれから部屋で仕事が…』
今剣「うぅっ…ずっとまってたのに…(泣」
『:(;゙゚'ω゚'):』
あーぁ泣かせたーって顔すんなデカ4振。
結局。
三条の輪の中に入る名無し。
せめて今剣の横でと懇願した。
今剣「へへへ♬ 名無しがきてくれましたー♬」
わかってたよ。嘘泣きな事くらい。
すごい変わりようでご機嫌になった今剣。
でも嘘泣きでも彼に泣かれたらどうしようもないんです。
今剣「ぼくしってるんですよ!名無しがほかのへやにいってること!!なんでぼくたちのへやにはきてくれないんですかー!」
むっすーと頬を膨らませてプリプリする今剣。そのほほをムニッと掴み空気を抜いてやるとぶぶぶぶーと音を立ててしぼんだ。
『ぶふっw可愛いかこのw』
今剣「もー!ごまかさないでくださーい!いわとおし!」
岩融「おう!」
ガシッ!
『え。』
突如岩融に掴まれ、彼の間で仰向けで寝転がされ抑えられた。その上に今剣が乗っかってくる。
今剣「おしえてくれないと…こうです!」
『や、やめろ今つるg』
ニヤリと笑う今剣に名無しは動揺する。
こちょこちょこちょこちょ
『いっ!やぁっ!ひゃっ!?あははははっ!!!!!』
ゲラゲラ笑いながら必死に耐える名無し。
その姿にピクリと止まる今剣以外の4振。
こちょこちょこちょこちょ
今剣「どうだー!おしえてくれますかー?」
『あっ、やぁっ、あはっ、ちょっ待っ』
今剣「ほらほらはーやくっ♬」
『んふっ、あはっ!んっ、やっ、わかっ、わかった…からぁっ!』
今剣「よーし。いわとおしはなしていいですよ!」
岩融「お、おう。」
ようやく解放された名無しはもうぐったりだ。
今剣は名無しの上でニコニコしながら跳ねる。
本来そんなのほほんな光景を見て癒される筈なのだが…
小狐丸「いまのは…だいぶ…」
石切丸「いやもうこれはのほほんに入ってるから!駄目だよ!はっ…!岩融と三日月は!?」
バッと紫と青の二振を見ると
キュッ
笑顔で股間を抑えていた。
三日月「はっはっ。ダメだ勃起が止まらぬ///」
岩融「がはははは。なんと艶やかな喘ぎ声…///」
石切丸「こら!ソレを鎮めて!もう隠せないレベルだから!それまずいやつだから!!」
『ん?どうした石切丸?』
バッ
咄嗟に二振の前に立ち隠す小狐丸と石切丸。
石切丸「なんでもないよ!ね!小狐丸!」
小狐丸「名無し様は気にせずにどうぞ今剣の質問に答えてあげてください。」
石切丸「うん!うん!僕も気になっていたんだ!」
今剣「そーですよ!かんねんしてはくじょうしなさい!」
じゃないとー?と構える今剣に名無しは向き直る。その間に青と紫に早急に鎮めろと促す黄色と緑。
『わかった!わかった!!』
名無しは今剣を乗せたまま起き上がり向かい合わせに抱っこをする。
石切丸「そ、それで?なんで僕達の部屋には来てくれなかったの?」
『あー…んー、怒らないでよ?
…………………なんかね、苦手なのよ。三条。』
ぽりぽりと頬を掻き目を泳がす名無し。
ガーンと聞こえるくらい盛大にショックを受けた三条。
今剣は涙を滲ませ、石切丸、小狐丸はorz状態。三日月も岩融も真顔でシュンと萎えたようだ。
そして一瞬の沈黙の後。
ドーン!
『いっでぇ!?!??』
今剣が泣きながら抱きついた上に小狐丸がドーンと抱きつき盛大に後ろに転んだ。
今剣「名無しっ!ひどい!ひどすぎますー!!!!!!」
小狐丸「いやです!名無し様ぁぁぁ!」
『ちょっ、ごめ、痛い!前も後ろも痛い!!』
ガシッ
今度は石切丸が肩を抑えた。
動けない。何これ。
石切丸「なんで!?どこが苦手なの!?!?直すから!直すから言って!?!?!?」
『い、石切丸、怖い顔怖い!!』
岩融「いっそのことこの部屋から出られぬようにしてやれば…」
三日月「名無しは他所には行けなくなるなぁ?」
岩融と三日月は手をわきわきさせながら襲おうと試みる。
この状況にパニックになった名無しはついに。
『いーやあああああああああああ!!!!』
部屋中がビリビリと震える程の声量で叫んだ。
その後すぐに聞こえたのは。
長谷部「あるじいいいいいいいいい!!!」
博多藤四郎「どげんしたと!?えっ!?」
わが本丸起動抜群の二振だった。
そして三条に捕まっている我が本丸の主人を見て固まる。
長谷部「これは…」
博多「な、何Pたい?」
『長谷部!博多!助けて!!!!』
博多の発言を聞き、名無しのヘルプを聞いた瞬間長谷部の額に青筋が浮かぶ。
長谷部「貴様ら…!」
三条は盛大な誤解が生まれた事に気づき(半分は誤解じゃないが)長谷部を鎮めようと必死になる。だがさらに上をいくもう一振りが長谷部の背後に立った。
巴形薙刀「覚悟して折れろ…三条供…!!」
長谷部に負けず劣らずの主人愛のある薙刀。巴形だった。
岩融「ま、待て!誤解だ巴形!」
巴形「聞かぬ」
巴形は本体の鞘を抜き構える。もう目据わってる。薙刀と打刀のコンボとかシャレにならない。
三条ピンチ!!
その時だ。
『巴形も丁度いいところに!ちょっとコイツら退かしてくれる?』
巴形「安心してくれ。今すぐ斬って退かしてやるからな。」
『落ち着いて;;;;普通に私を起こしてくれるだけでいいって(苦笑』
何の疑いももたない名無しが巴形を止めた。
長谷部「え;;;それだけでいいんですか?;;」
『は?なんで?』
巴形「だって名無し今三条に…」
博多「襲われてたと?」
よっこらせと三条から救出された名無し。博多の言葉を聞いた瞬間ジャキっと再び構える長谷部と巴形。
向かいの三条は両手を挙げて降参ポーズ。
『あはは;;;wwwあれはね…』
先ほどあった事を説明する名無し。
『とまぁ三条に酷いこと言っちゃったから捕まってただけwごめんw勘違いさせて。』
巴形「そうでしたか。」
長谷部「そういう事なら…。」
博多「まぁでも、」
博多&長谷部&巴形「(絶対襲う気まんまんな奴はいただろうな。)」
とジト目で紫と青がトレードカラーの二振を見た。あ、目を泳がせながら逸らしたぞ。
そんなこんなで助けられた名無しは救ってもらった三振と共に三条部屋を後にしようと出口に向かった。
スッと出る前に名無しはピタリと止まる。
そして振り向き三条に話の続きをした。
『さっきは苦手なんか言ってごめんな(苦笑)
苦手って言ったのはね……………あんた達、かっこよくて綺麗すぎるから、私なんかが恐れ多くてそう言ったの。悪いね;;』
じゃっとそそくさと去っていく名無し率いる三振。
名無しの言葉を聞いた三条は。
今剣「名無し!よかったぁああああー!///」
小狐丸「名無し様…!もっと好き…!」
石切丸「嫌われてたら立ち直れなかったよ…(ホッ」
三日月「名無しっ…愛いよの…!」
岩融「あぁー愛らしすぎる…!たまらぬ…!今宵は夜這いにでも…!」
三日月「それなら俺が先だ!」
岩融「させるか!」
畳でのたうち回っていた。
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