刀剣乱舞の世界へ飛んで行く
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ここは…どこだろう…
ふわーっとするなぁ…悪くないね。
「ーーま。ーーさま。」
誰だようっさいなぁ。
「名無し様。お待ちしておりました。」
目の前にはスーツをキチンと着こなした1人の男性。
『………………なんですか?』
せっかくいい気分だったのに。という思いを込めて返事をする。
「本日、名無し様は死亡致しました。」
そうきたか。
ーーーーーーーーーーーー
まぁこの明らかに変な空間から一向に変わらないし。
それに浮いてるしね!私!
死んだらこうなるんか。すごいな。
「……動揺しないのですか?」
『あ。あー、動揺してますよ?』
目の前の人忘れてた事をごまかしてみた。
『なんつーか、昔から臨機応変には対応できる人間だったんで。』
「そうですか。突然の訃報ご冥福をお祈りします。そして。
ずっとお待ちしておりました。」
『えーっと、知らない人にずっと待ってましたと言われても…』
困るわ。どうしろと。
「これは失礼致しました。我々は時の政府の者でございます。そして私は姿(すがた)と申します。」
『…(変な名前)』
「今変な名前だと思いましたね?」
『は!バレた!!』
「(この人はすぐに顔と口に出るな…)」
『わかりやすって思いました?』
「(そしてカンが鋭い…)ゴホッ。いえ。我ら時の政府は皆一文字の名前なのですよ。以後お見知り置きをお願い致します。…本題に入ってもよろしいですか?」
『え?まだあるんですか?』
「………。」
『………。』
本気で怒らせたら怖い人だなこの人。
『さーせん。』
「始めますよ。」
ちょっと2人の口調も解れたところで姿が口を開く。
「名無し様。貴女には本日から刀剣男士の審神者となり彼らと共に歴史修正主義者から歴史を守って頂きたい。」
何言われるかと思ったら。
『マジであったの刀剣乱舞』
「マジでありますよ刀剣男士」
んじゃぁあれだ、アニメで見てたほのぼのーっとしたのほほん本丸でみんなと楽しk
「まぁ、貴女が審神者になる本丸は真っ黒ですけどね。」
『あーらーまーorz』
知ってるよソレェ!!!ブラック本丸ってやつだろおおお!?
私の花丸ライフはぁああああ!?
「言いたいこと全部顔に出てますよ。」
『んじゃぁちゃんと納得する説明してよ。』
花丸ライフしたかったと一言呟けば、突然姿は真面目な顔になり深々と頭を下げてきた。
「誠に申し訳ございません。」
あまりにも心のこもった謝罪につい黙って姿を見てしまった。
「この件は我ら時の政府の管理不足によるものです。そして名無し様には犠牲になってもらい我らと共に彼らを救って頂きたいのです。」
短い言葉だけど全て理解できた。
『いいよ。』
バッと顔を上げた姿は名無しの返事に驚きを隠せないでいる。
『なによ。』
「いや、言ってる意味わかってます?」
『そろそろ暴言吐いていい?…わかってるっつの。』
頭を少しかきながら言葉を続ける。
『ブラック本丸助けたいんでしょ?私なんかに何ができるかさっぱりだけどさ。』
自分の非を認めてまで助けを求められたら断るわけないじゃん。
『ただ、万全とは言わないけどそれなりにサポート欲しい。』
「も、もちろんですよ!!この本丸は救わなければただ消滅を待つのみ。全力でサポートさせて頂きます。でも、本当によろしいのですか?」
『だってどーしようもないでしょ?私は死んじゃったし。心残りはあるけど…これが次の道なんでしょうよ。』
「心残り…?」
『私の愛する子供達よ。旦那もさっさと次の女見つけてくれよーとかいろいろ。家族がどうなってのるかは気になるよねぇ。』
「そうですか。上に掛け合って見ましょう。見ることはできなくても状況を報告する事はできるかと。」
『まじか。それでじゅうぶん。ありがとう。』
にっと笑う。
「(いい笑顔だ。これならば彼らにも…)……それ以外に何かご希望は?」
『そうだねー。彼ら神様でしょう?だから彼らを守れる力が欲しい。何がいいかーとかいろいろ考えてはいるけど上手くまとまんないからちょっと待って。』
「では、私も協力しましょう。手を。」
スッと出された片手に私の手を合わせれば姿に私のイメージしている力が伝わって行く。
全て伝わると姿はそっと手を離した。
「承知しました。貴女はその歌声で彼らに力を与え、自身が前線に立つための力を身につけ、人の姿ではあるが人ならぬ者になる。という事ですね。いろいろ例外はありますが何とか致しましょう。本丸に到着する頃にはそれらが携わっている筈です。では他にご希望は?」
『まだいいの!?』
「全力でサポート致しますので。」
『ありがとう。』
「(ありがとうなんて…此方の台詞だ。)」
『それじゃあね、人ならぬ者になるじゃない?ついでに獣に変われるようになりたいんだー。』
「獣ですか?」
『うん。狼とかー、猫とかー、鼠とか!』
「では、茜様の想像した獣に変われる印を首筋にお付けしましょう。力が身体から離れぬように。」
『いいね。そうしよう。』
「他には?」
『他はー、あ、今持ってるスマホそのまま持っていたい。ネットはその時代のでいいから。好きな音楽入ってるからこのまま使いたいんだ。』
「左様ですか。では本丸のある時代の機能しか使えませんがそのままご使用ください。他には?」
『まだOKなの!?そんなすぐには思いつかないわー。』
「そうですか。では私の番号をスマホに登録しておきますのでいつでもご連絡下さい。何か思い付いたりしたら便利でしょうし。」
『おおお!何から何までありがとう!』
突如空間の雰囲気が変わる。
「さぁ名無し様。そろそろ行きましょうか。」
もう一度姿は手をスッと差し出した。今度はその手の平に自分の手を重ねる。
「これから向かうは、過去は平和な本丸であった場所。前任の主により穢れ、醜く変貌した本丸。どうか断ち切ってくださいませ。」
『あぁわかったよ。私の次の進む道はここだね。よろしく頼むね。』
にっこり笑うと姿もフッと笑った。
いい笑顔じゃん。
「こちらこそ。本丸着きましたら前任の主を止めてこんのすけに話しかけるように。できれば前任を殺さない方法で。貴女絶対感情剥き出しにしてキレるタイプでしょう。」
『え!そこまでわかるの!?すごいね!』
「(…せめてぐちゃぐちゃにはしないで欲しい。)さて、貴女にとっておきの門出をご用意致しましたよ。何か言い残す事は??」
『なにそれやめてwま、後で電話するわ!』
じゃ!手をあげ走り去った彼女。
笑って見送る姿はただただ無事を祈った。
「携帯握って待ってますから。」
ふわーっとするなぁ…悪くないね。
「ーーま。ーーさま。」
誰だようっさいなぁ。
「名無し様。お待ちしておりました。」
目の前にはスーツをキチンと着こなした1人の男性。
『………………なんですか?』
せっかくいい気分だったのに。という思いを込めて返事をする。
「本日、名無し様は死亡致しました。」
そうきたか。
ーーーーーーーーーーーー
まぁこの明らかに変な空間から一向に変わらないし。
それに浮いてるしね!私!
死んだらこうなるんか。すごいな。
「……動揺しないのですか?」
『あ。あー、動揺してますよ?』
目の前の人忘れてた事をごまかしてみた。
『なんつーか、昔から臨機応変には対応できる人間だったんで。』
「そうですか。突然の訃報ご冥福をお祈りします。そして。
ずっとお待ちしておりました。」
『えーっと、知らない人にずっと待ってましたと言われても…』
困るわ。どうしろと。
「これは失礼致しました。我々は時の政府の者でございます。そして私は姿(すがた)と申します。」
『…(変な名前)』
「今変な名前だと思いましたね?」
『は!バレた!!』
「(この人はすぐに顔と口に出るな…)」
『わかりやすって思いました?』
「(そしてカンが鋭い…)ゴホッ。いえ。我ら時の政府は皆一文字の名前なのですよ。以後お見知り置きをお願い致します。…本題に入ってもよろしいですか?」
『え?まだあるんですか?』
「………。」
『………。』
本気で怒らせたら怖い人だなこの人。
『さーせん。』
「始めますよ。」
ちょっと2人の口調も解れたところで姿が口を開く。
「名無し様。貴女には本日から刀剣男士の審神者となり彼らと共に歴史修正主義者から歴史を守って頂きたい。」
何言われるかと思ったら。
『マジであったの刀剣乱舞』
「マジでありますよ刀剣男士」
んじゃぁあれだ、アニメで見てたほのぼのーっとしたのほほん本丸でみんなと楽しk
「まぁ、貴女が審神者になる本丸は真っ黒ですけどね。」
『あーらーまーorz』
知ってるよソレェ!!!ブラック本丸ってやつだろおおお!?
私の花丸ライフはぁああああ!?
「言いたいこと全部顔に出てますよ。」
『んじゃぁちゃんと納得する説明してよ。』
花丸ライフしたかったと一言呟けば、突然姿は真面目な顔になり深々と頭を下げてきた。
「誠に申し訳ございません。」
あまりにも心のこもった謝罪につい黙って姿を見てしまった。
「この件は我ら時の政府の管理不足によるものです。そして名無し様には犠牲になってもらい我らと共に彼らを救って頂きたいのです。」
短い言葉だけど全て理解できた。
『いいよ。』
バッと顔を上げた姿は名無しの返事に驚きを隠せないでいる。
『なによ。』
「いや、言ってる意味わかってます?」
『そろそろ暴言吐いていい?…わかってるっつの。』
頭を少しかきながら言葉を続ける。
『ブラック本丸助けたいんでしょ?私なんかに何ができるかさっぱりだけどさ。』
自分の非を認めてまで助けを求められたら断るわけないじゃん。
『ただ、万全とは言わないけどそれなりにサポート欲しい。』
「も、もちろんですよ!!この本丸は救わなければただ消滅を待つのみ。全力でサポートさせて頂きます。でも、本当によろしいのですか?」
『だってどーしようもないでしょ?私は死んじゃったし。心残りはあるけど…これが次の道なんでしょうよ。』
「心残り…?」
『私の愛する子供達よ。旦那もさっさと次の女見つけてくれよーとかいろいろ。家族がどうなってのるかは気になるよねぇ。』
「そうですか。上に掛け合って見ましょう。見ることはできなくても状況を報告する事はできるかと。」
『まじか。それでじゅうぶん。ありがとう。』
にっと笑う。
「(いい笑顔だ。これならば彼らにも…)……それ以外に何かご希望は?」
『そうだねー。彼ら神様でしょう?だから彼らを守れる力が欲しい。何がいいかーとかいろいろ考えてはいるけど上手くまとまんないからちょっと待って。』
「では、私も協力しましょう。手を。」
スッと出された片手に私の手を合わせれば姿に私のイメージしている力が伝わって行く。
全て伝わると姿はそっと手を離した。
「承知しました。貴女はその歌声で彼らに力を与え、自身が前線に立つための力を身につけ、人の姿ではあるが人ならぬ者になる。という事ですね。いろいろ例外はありますが何とか致しましょう。本丸に到着する頃にはそれらが携わっている筈です。では他にご希望は?」
『まだいいの!?』
「全力でサポート致しますので。」
『ありがとう。』
「(ありがとうなんて…此方の台詞だ。)」
『それじゃあね、人ならぬ者になるじゃない?ついでに獣に変われるようになりたいんだー。』
「獣ですか?」
『うん。狼とかー、猫とかー、鼠とか!』
「では、茜様の想像した獣に変われる印を首筋にお付けしましょう。力が身体から離れぬように。」
『いいね。そうしよう。』
「他には?」
『他はー、あ、今持ってるスマホそのまま持っていたい。ネットはその時代のでいいから。好きな音楽入ってるからこのまま使いたいんだ。』
「左様ですか。では本丸のある時代の機能しか使えませんがそのままご使用ください。他には?」
『まだOKなの!?そんなすぐには思いつかないわー。』
「そうですか。では私の番号をスマホに登録しておきますのでいつでもご連絡下さい。何か思い付いたりしたら便利でしょうし。」
『おおお!何から何までありがとう!』
突如空間の雰囲気が変わる。
「さぁ名無し様。そろそろ行きましょうか。」
もう一度姿は手をスッと差し出した。今度はその手の平に自分の手を重ねる。
「これから向かうは、過去は平和な本丸であった場所。前任の主により穢れ、醜く変貌した本丸。どうか断ち切ってくださいませ。」
『あぁわかったよ。私の次の進む道はここだね。よろしく頼むね。』
にっこり笑うと姿もフッと笑った。
いい笑顔じゃん。
「こちらこそ。本丸着きましたら前任の主を止めてこんのすけに話しかけるように。できれば前任を殺さない方法で。貴女絶対感情剥き出しにしてキレるタイプでしょう。」
『え!そこまでわかるの!?すごいね!』
「(…せめてぐちゃぐちゃにはしないで欲しい。)さて、貴女にとっておきの門出をご用意致しましたよ。何か言い残す事は??」
『なにそれやめてwま、後で電話するわ!』
じゃ!手をあげ走り去った彼女。
笑って見送る姿はただただ無事を祈った。
「携帯握って待ってますから。」
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