血界戦線の世界へ飛んで行く
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ここはHL。元紐育。なんだよ。ひもいくって読んじゃったじゃないかよ。入浴って書けばもう少しわかりやすいのに。
とブツブツ言いながら自宅の風呂につかりながら歯を磨く。
あーもー。本物見ちゃったよ。しかも、アレって…
『壁ドンじゃん!』
うきゃぁああ!!///と、ジタバタするたび湯船がバシャバシャと音を鳴らす。
下から見上げたクラウスさんもめっちゃかっこ良かった…はぁ…///
ついあの時、支えにしちゃったけど…抱きついたようなもんだもんなぁ…大胆だなぁ私。でも、めっちゃいい匂いした…!!///
『ダメだ…傷に響くわ…落ち着け私。』
結局あの後、異界へ行き私の出来る力であの神様を元に戻した。お裁縫ができてよかった…すごい見つめられたけど、なんもされなかったし。いっか。
なんとか地図を頼りにあの大馬鹿堕落王が用意した家へ帰る。部屋は普通の一人暮らしにちょうどいい場所だ。部屋へ上がり、風呂を沸かすため蛇口を捻る。
あれ???
なんでこんな普通に馴染んでんだ…???
私はついさっき、ここへトリップしてきた身なのに。
『ははっ…ははは…』
あーぁ。
とにかく生きなきゃって必死になるとこんな感じになるんだねー。
元いた世界の私はどうなってんだろ…
ってか望んでた事が起きたものの生きていけるかはわかんない…
そう思ったら身体が震えた。さっきだってほんとは怖かったんだ。でも、よくわからなくなって今やっと冷静になれた。
私の唯一の持ち物は弓道の道具とiPhone(イヤホンあり)だけ。
後は着ていた服のみだ。
私を連れてきた奴はわかってる。堕落王フェムト。私をHLに暇潰しがてら落としたのだ。
未だにあの笑い声を思い出すとムカッとする。
ただ、身一つじゃ即死なのがわかっていたのか、これらの持ち物だけ用意してくれたのだ。しかも弓矢は見た目普通だけど、だいぶ使える武器となることもわかった。無意識に神様の目に刺しちゃったけど、神様ぐっすり寝てた。催眠効果とかあるのかな??これから使い勝手は覚えてこう。
この部屋も、英語が無意識に喋れて理解することも、お金はある程度だが全部彼が用意してくれた。もう良い奴なのか悪い奴なのかさっぱりわからん。
だけど、漫画通りとは言えこれはやっぱり許されることじゃない。だから今度話す機会があったらしっかり説教してやるんだ。覚えてろー堕落王フェムト。
『これが、トリップって奴なのかぁ…』
やっぱり1人ぼっちはさみしいなぁ。
ぐずっ…うぁーん。
と泣きたいが湯船に潜ってかき消してやった。明日からどうしよ…行動しなきゃね…
ー1週間後ー
あの事件から1週間が経った。
なにが起きてもおかしくないこの街ではもう過去話扱いの事件になっている。
スパンっ!!!!
スパンっ!!!!
スパンっ!!!!
スパンっ!!!!
「また階中(かいちゅう)を出したか。君はすごいねぇ。」
『いやー。ちょっと早気(はやけ)気味な気がします。治さなきゃですね(苦笑)』
こんな所にも弓道場があるなんてと驚いたが、異界と人間のハーフなこのおじいちゃん先生は大のジパング好き。この世界の日本は私がいた世界とあんまり変わっていない様なので先生と話が盛り上がる。好きな弓道もまた学べる。やっと見つけた安息の地なのだ。
「ふふふ♫ 名無しちゃんと話すと孫が来たみたいで楽しいわぁ」
奥からおばぁちゃんもいらっしゃった。
ここのご夫婦は私を孫の様に可愛がってくれる。誰にも邪魔されたくない場所だ。
だからこそ、何があっても守ろうと唯一の武器を使える様にこうやって学びに来ているのだ。会費を払うと言っても聞いてくれないご夫婦に感謝しつつ、いつか恩返しをしたいと考える名無しであった。
安息の地は見つけたものの、やはり貯金は減っていくばかり。だからこの場所と共に私はアルバイトも探していた。だけど、履歴書が全く書けないことに気づいた。堕落王はここまでしないか。
私はいつの間にか公園にいた。
噴水の縁に腰を下ろす。
『フェムトの馬鹿ー。ここまでちゃんと作ってくれよもー。』
今の所採用は一切なし。ただでさえ他人を気遣い過ぎと言われたくらい他人優先な私には知らない人と話すのも結構精神的に来る。
『はぁー…にしても…』
ここは落ち着くなぁ。みな各々で休んだり遊んだりと過ごして干渉してこない。霧がかった明るい空をみてなぜだか無性に声を出したくなった。iPhoneの音量を上げる。
『ー♫ーー♫ーーーー♫』
ーーーーーーーーー
そよ風ブランコ 誰が乗るのーーー…♬
----------------♬
1曲気持ちよく歌った後、ポスっと私の膝の上に何かが落ちた気がして目を開ける。
そこには白くてちっちゃいお猿さん。これってもしかして。
『っ…ソニッ…ク?ぁっ』
しまった!
膝の上のお猿さんはピクッと反応し、なんで知ってるんだと言わんばかりに首を傾げたり私をジーッと見つめて来て頬にペシペシと手を当てて来る。
可愛いけども!!初対面なのに名前を知っているとか怪しい奴に思われるのは当たり前じゃないか。
とりあえずまぁまぁと頭撫でてごまかしてやった。音速猿っていっぱいいるけどまさかピンポイントであのソニックちゃんがお目見えできるとは…
『ある意味ツいてる??』
「ウキュ??」
『あー、いやいやなんでもないよ♫バナナチップ食べる??』
パァっと明るくなる表情に癒される。
そーいやこの子に集中して気付かなかったけど…
『これは一体…』
私の周りには様々な動物達が囲っていた。
元いた世界で見たことあるような子もいれば、異界の動物らしき子もいる。可愛ければ変な子も居てと様々。それになんだこの熱い視線は。
動物達の視線に怖気付き引き攣っていると、ソニックちゃんがクイクイと服を引っ張って私を呼ぶ。
『ん??』
急にジェスチャーゲームかこの子は。
えっと、それは…
『歌をうたっているの??』
正解と手で丸を作る。そして「ウキュ!」ビシィッと私を指差した。これはつまり。
『歌ってくれってこと??』
その言葉に周りにいた子たちもそうだそうだと言わんばかりに鳴き声をあげる。
びっくりしたが、歌うことは好きだ。自信がないだけ。でも、この子達が喜んでくれるなら。
『そっか。わかった。んじゃぁバナナチップ1人一枚ずつあげるね♫』
小さな小さなランチショーの始まりだ。
『ようこそようこそー。では1曲お聞きください。』
ーーーーーーーーーーーーー
I’m 14 years old , I’m pretty ーーー…♬
ーーーーーーーーーーーーー
私は歌った。
この子達とお友達になれたらなんて思いながら。
歌いきって目を開ける。
そこには動物達のキラキラした顔。
それと。。。。。動物ではない野次馬。
おおー!わぁー!とみな拍手をしてくれた。
内心ドキドキしたが、みんな嫌な顔はしていなかったからよかった。
『ご静聴ありがとうございましたー。』
なんてちょっとカッコつけて小さな小さなランチショーが終わった。
動物達とはその後も戯れてお友達になる事が出来た。もちろんソニックちゃんもね。
公園でちょっと楽しいことをした後、帰ろうと立ち上がった時にふと誰かに声をかけられた。
「さっきの歌声は君かい??」
ジ●リに出てくるマッチョなお父さんのような風貌の人だ。
『あ、はい;;;すいませんうるさかったですよね;;』
「いやいや!とっても素晴らしかった!!実はウチね、昼はカフェで夜はバーを経営していてね。ステージで歌ってくれる子が1人辞めて人を探しているんだよ。どうだろう?ウチでアルバイトしてみないかい???」
お給料は弾むよ♫とウィンクされた。
これは…
『よっ、よろしくお願いしまーす!!!!』
バイト先見つかったー!!!!(歓喜)
とブツブツ言いながら自宅の風呂につかりながら歯を磨く。
あーもー。本物見ちゃったよ。しかも、アレって…
『壁ドンじゃん!』
うきゃぁああ!!///と、ジタバタするたび湯船がバシャバシャと音を鳴らす。
下から見上げたクラウスさんもめっちゃかっこ良かった…はぁ…///
ついあの時、支えにしちゃったけど…抱きついたようなもんだもんなぁ…大胆だなぁ私。でも、めっちゃいい匂いした…!!///
『ダメだ…傷に響くわ…落ち着け私。』
結局あの後、異界へ行き私の出来る力であの神様を元に戻した。お裁縫ができてよかった…すごい見つめられたけど、なんもされなかったし。いっか。
なんとか地図を頼りにあの大馬鹿堕落王が用意した家へ帰る。部屋は普通の一人暮らしにちょうどいい場所だ。部屋へ上がり、風呂を沸かすため蛇口を捻る。
あれ???
なんでこんな普通に馴染んでんだ…???
私はついさっき、ここへトリップしてきた身なのに。
『ははっ…ははは…』
あーぁ。
とにかく生きなきゃって必死になるとこんな感じになるんだねー。
元いた世界の私はどうなってんだろ…
ってか望んでた事が起きたものの生きていけるかはわかんない…
そう思ったら身体が震えた。さっきだってほんとは怖かったんだ。でも、よくわからなくなって今やっと冷静になれた。
私の唯一の持ち物は弓道の道具とiPhone(イヤホンあり)だけ。
後は着ていた服のみだ。
私を連れてきた奴はわかってる。堕落王フェムト。私をHLに暇潰しがてら落としたのだ。
未だにあの笑い声を思い出すとムカッとする。
ただ、身一つじゃ即死なのがわかっていたのか、これらの持ち物だけ用意してくれたのだ。しかも弓矢は見た目普通だけど、だいぶ使える武器となることもわかった。無意識に神様の目に刺しちゃったけど、神様ぐっすり寝てた。催眠効果とかあるのかな??これから使い勝手は覚えてこう。
この部屋も、英語が無意識に喋れて理解することも、お金はある程度だが全部彼が用意してくれた。もう良い奴なのか悪い奴なのかさっぱりわからん。
だけど、漫画通りとは言えこれはやっぱり許されることじゃない。だから今度話す機会があったらしっかり説教してやるんだ。覚えてろー堕落王フェムト。
『これが、トリップって奴なのかぁ…』
やっぱり1人ぼっちはさみしいなぁ。
ぐずっ…うぁーん。
と泣きたいが湯船に潜ってかき消してやった。明日からどうしよ…行動しなきゃね…
ー1週間後ー
あの事件から1週間が経った。
なにが起きてもおかしくないこの街ではもう過去話扱いの事件になっている。
スパンっ!!!!
スパンっ!!!!
スパンっ!!!!
スパンっ!!!!
「また階中(かいちゅう)を出したか。君はすごいねぇ。」
『いやー。ちょっと早気(はやけ)気味な気がします。治さなきゃですね(苦笑)』
こんな所にも弓道場があるなんてと驚いたが、異界と人間のハーフなこのおじいちゃん先生は大のジパング好き。この世界の日本は私がいた世界とあんまり変わっていない様なので先生と話が盛り上がる。好きな弓道もまた学べる。やっと見つけた安息の地なのだ。
「ふふふ♫ 名無しちゃんと話すと孫が来たみたいで楽しいわぁ」
奥からおばぁちゃんもいらっしゃった。
ここのご夫婦は私を孫の様に可愛がってくれる。誰にも邪魔されたくない場所だ。
だからこそ、何があっても守ろうと唯一の武器を使える様にこうやって学びに来ているのだ。会費を払うと言っても聞いてくれないご夫婦に感謝しつつ、いつか恩返しをしたいと考える名無しであった。
安息の地は見つけたものの、やはり貯金は減っていくばかり。だからこの場所と共に私はアルバイトも探していた。だけど、履歴書が全く書けないことに気づいた。堕落王はここまでしないか。
私はいつの間にか公園にいた。
噴水の縁に腰を下ろす。
『フェムトの馬鹿ー。ここまでちゃんと作ってくれよもー。』
今の所採用は一切なし。ただでさえ他人を気遣い過ぎと言われたくらい他人優先な私には知らない人と話すのも結構精神的に来る。
『はぁー…にしても…』
ここは落ち着くなぁ。みな各々で休んだり遊んだりと過ごして干渉してこない。霧がかった明るい空をみてなぜだか無性に声を出したくなった。iPhoneの音量を上げる。
『ー♫ーー♫ーーーー♫』
ーーーーーーーーー
そよ風ブランコ 誰が乗るのーーー…♬
----------------♬
1曲気持ちよく歌った後、ポスっと私の膝の上に何かが落ちた気がして目を開ける。
そこには白くてちっちゃいお猿さん。これってもしかして。
『っ…ソニッ…ク?ぁっ』
しまった!
膝の上のお猿さんはピクッと反応し、なんで知ってるんだと言わんばかりに首を傾げたり私をジーッと見つめて来て頬にペシペシと手を当てて来る。
可愛いけども!!初対面なのに名前を知っているとか怪しい奴に思われるのは当たり前じゃないか。
とりあえずまぁまぁと頭撫でてごまかしてやった。音速猿っていっぱいいるけどまさかピンポイントであのソニックちゃんがお目見えできるとは…
『ある意味ツいてる??』
「ウキュ??」
『あー、いやいやなんでもないよ♫バナナチップ食べる??』
パァっと明るくなる表情に癒される。
そーいやこの子に集中して気付かなかったけど…
『これは一体…』
私の周りには様々な動物達が囲っていた。
元いた世界で見たことあるような子もいれば、異界の動物らしき子もいる。可愛ければ変な子も居てと様々。それになんだこの熱い視線は。
動物達の視線に怖気付き引き攣っていると、ソニックちゃんがクイクイと服を引っ張って私を呼ぶ。
『ん??』
急にジェスチャーゲームかこの子は。
えっと、それは…
『歌をうたっているの??』
正解と手で丸を作る。そして「ウキュ!」ビシィッと私を指差した。これはつまり。
『歌ってくれってこと??』
その言葉に周りにいた子たちもそうだそうだと言わんばかりに鳴き声をあげる。
びっくりしたが、歌うことは好きだ。自信がないだけ。でも、この子達が喜んでくれるなら。
『そっか。わかった。んじゃぁバナナチップ1人一枚ずつあげるね♫』
小さな小さなランチショーの始まりだ。
『ようこそようこそー。では1曲お聞きください。』
ーーーーーーーーーーーーー
I’m 14 years old , I’m pretty ーーー…♬
ーーーーーーーーーーーーー
私は歌った。
この子達とお友達になれたらなんて思いながら。
歌いきって目を開ける。
そこには動物達のキラキラした顔。
それと。。。。。動物ではない野次馬。
おおー!わぁー!とみな拍手をしてくれた。
内心ドキドキしたが、みんな嫌な顔はしていなかったからよかった。
『ご静聴ありがとうございましたー。』
なんてちょっとカッコつけて小さな小さなランチショーが終わった。
動物達とはその後も戯れてお友達になる事が出来た。もちろんソニックちゃんもね。
公園でちょっと楽しいことをした後、帰ろうと立ち上がった時にふと誰かに声をかけられた。
「さっきの歌声は君かい??」
ジ●リに出てくるマッチョなお父さんのような風貌の人だ。
『あ、はい;;;すいませんうるさかったですよね;;』
「いやいや!とっても素晴らしかった!!実はウチね、昼はカフェで夜はバーを経営していてね。ステージで歌ってくれる子が1人辞めて人を探しているんだよ。どうだろう?ウチでアルバイトしてみないかい???」
お給料は弾むよ♫とウィンクされた。
これは…
『よっ、よろしくお願いしまーす!!!!』
バイト先見つかったー!!!!(歓喜)