pkmn夢セキ
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※捏造アリ御了承下さい
時空の裂け目が消えた。
ヒスイの空は元に戻りこの地で生きるものは全てが安寧の地を取り戻した。
だが、名無しが元の世界に戻ることは出来なかった。
俺はと言うとだ。
「なぁに喜んでんだよ...ったく....」
最低だと分かっていても名無しがこの地にいる事が嬉しくてたまんねぇ。
ディアルガ様の声を聞けるようになった事や、今後シンジュ団とギンガ団と共に新たな生活を広げていく事が出来そうな事、どれも名無しのおかげだ。最初から恋に落ちるなんて簡単だった。
ただ、名無しからしてみれば相当辛かった出来事ばかりだった筈。
どうにかして寄り添うことは出来ないものかと頭を悩ませていると、コトブキ村で会いませんか?と言う伝達を受けた。
俺は舞い上がってすぐに出発した。
「なんでテメェがいんだよ。カイ。」
「そりゃこっちの台詞だ!セキ!」
俺だけかと思って浮かれていた。
まぁ現実問題俺だけが呼ばれた事は無いのだが。
そして待ち合わせ場所であるイモヅル亭へ向かうとそこには珍しくデンボクの旦那や、調査隊長がいつもいる面子の中に加わっていた。
「あ、セキさん!カイさん!こんにちは」
此方に手を振り呼ぶ姿も可愛いな。男装でも可愛いってなんなんだよ。最高だな。
「さて、揃ったところで私からのご提案、聞いてくださいね...!」
ちょっとソワソワしている名無しが差し出したのは2つのモンスターボール。
片方は唯一作られたオリジンボールだった。
皆ギョッと驚いているなか、名無しはへへへと笑った。
「ディアルガとパルキア。この2匹をセキさんとカイさんに託そうと思います。」
「え?」
「は?」
皆驚きと困惑で空いた口が塞がらなかった。
「ま、まま、待ってくれ名無し;;;;」
「今、シンオウ...パルキア様を私に...?」
「うん。はいどうぞ。」
とカイの手にオリジンボールを乗せ、俺の手にはハイパーボールが握られた。
デンボクの旦那が頭抱えてんぞおい;;;
ラベン博士が説明を求めた。
ラベン「名無しさん!?;;一体どうしてお二人にディアルガとパルキアを?;;;;」
「え?だってそれぞれの信仰しているポケモンじゃないですか」
いやまぁそうなんだが;;;いきなり俺達が崇めていた神をこの手に簡単に乗せるか!?
まさか!
「おい。」
「え?セキさん怒っt;;;;;」
「おめーさん元の世界に帰るのか...?」
そういう事かと思った。自分が帰るから、ディアルガ様達を俺らに返したという考えを持たれたと思ったんだ。だが名無しは。
「違います;;;帰り方はわかりません。裂け目も消えちゃいましたし....」
「このバカ!名無しさん落ち込ませてどーすんだよ!!!」
「っ...わりぃ。」
カイにどつかれてまずい事を言ってしまったと反省したセキ。では何故?
「私の目的はアルセウスフォンが言った通り、全てのポケモンと出会う事です。ラベン博士含め、ギンガ団はポケモン図鑑の完成が目標。今日ですね、ディアルガとパルキアの図鑑が完成したんですよ!」
ラベン「そうですね、全てのタスクが埋まりました。」
「ですから、ずーっとディアルガとパルキアを信じ、敬い、大切にしていたそれぞれの団にお渡しするのが一番と考えました。」
すると、名無しは俺達の手に乗ったボールのボタンをポチッと押す。
名無しの後ろに現れた2匹のポケモン。
ディアルガとパルキアはじっと俺たちを見下ろしていた。
「セキさんはディアルガの声がわかりますもんね。カイさんもね、多分だけど時期にパルキアの声がわかると思う。」
「そう、かな....」
「うん。大丈夫だよカイさん。私はね、あくまでも神ではなくポケモンとして一緒に過ごしてた。ポケモンはね?誰でも友達になれるんだよ!」
そう言うと名無しは振り返り2匹に両手を広げる。その名無しにすりっと2匹は擦り寄った。
その姿に皆が心を奪われる。
「既にディアルガとパルキアには2人の元へ行くように話していて納得してくれてると思います。大丈夫、セキさんとカイさんの側にいれば私もいつでも会えるから安心です。」
デンボク「だが名無しよ...;;」
「団長、そんな気難しい顔やめてくださいよ;;;本来あるべき友人の所で迎えてもらうのも悪くはないでしょう?きっとセキさんとカイさんならこの子達を友として大切にしてくれると信じてます。」
デンボク「む;;;;;」
「それに、いざとなったら私が責任持って2匹の間を取る事も約束します。それで、もう一つ報告があるのです。」
そう言い、名無しが取り出したボールから出て来たのは6本足の何とも禍々しいポケモンだ。
ラベン「名無しさん!このポケモンは!?」
「はい、先程神殿にて捕獲しました。ギラティナと言うポケモンです。」
名無しはギラティナと出会うまでの経緯、ウォロさんとの事も全てを話した。
その顔は涙は出ずともとても悲しそうだった。
居ても立っても居られなかったのは俺とカイ。
2人同時に名無しにギューっと抱きついた。
「名無しさんっ、辛かったね....!こんなに私たちの事助けてくれたのにっ!ごめんねっ....!ごめんねっ!」
「お前1人で何もかも背負わせて悪かった!もう1人にしねぇから!」
そう伝えると名無しは何だか嬉しそうに泣き笑うのだった。
「セキさん、カイさん。ディアルガとパルキアをどのように大切にするかは2人の自由です。でも、できれば友達として手持ちに入れてくれたら私は本当に嬉しい。そして、何かあれば手を合わせて助け合って生きていて欲しい。私はそう願います。神様だけど身近で大切な友達になってあげて欲しい」
「うん。わかった....わかったよ!約束する!」
「おう。お前の託してくれた気持ち、無駄にはしねぇ。」
「へへへ。もし何かあったら私の手持ち総出で止めに入りますからね!」
「おう!気をつけるよ;;(それはこえぇ;;)」
「はーい;;;(名無しさんを怒らせたらダメだ;;;)」
と3人は笑い合った。
けど次の言葉に俺たちはヒュッと息を飲む。
「それにまだ元の世界に帰る方法があるかも知れないんですよ!」
と笑顔で名無しの言う台詞が俺の心を暗くした。
名無しが言うには、まだ全てのポケモンとは出会っていないからそれが達成された時、その使命を告げたアルセウスに会う事ができれば帰る方法がわかるかもしれないと言った。
帰路の途中、俺の手にはディアルガ様の入ったボール、カイの手にはパルキア様の入ったボールがある。
「なぁ、カイ」
「なに?」
「俺たちがもっと強くなったらよ、名無しはここにいてくれっかな?」
「っ...名無しさんてお人好しがすぎるから、逆に安心して帰るかも...やだな.....」
「おう。俺もだ....でもよ、託された友を強くして名無しを喜ばせてぇんだよな。俺。」
「それはそうだけど...」
「....決めたぞ俺は。」
「?」
「強くなって名無しを娶る。」
「っ....それってでも」
「わーってる。コンゴウ団だけの名無しにはならない。名無しもそれは望まない筈だ。だが俺はこの世界で一緒に生きていてほしい。それが俺の気持ちだ。カイはどうだ?」
「....私の大事な友達に居なくなって欲しくない...。」
「その気持ちを、アイツに伝えてやらねぇか?」
「.....それは納得できるな。」
2人は頷き固く握手をし、それぞれの里へ帰っていった。
それから時が経ち名無しが全てのポケモンを捕まえたと伝達が来た。
俺と同時にカイもコトブキ村の前に到着する。
2人は意を決して門をくぐり抜けると名無しはギンガ団の前に立っていた。
俺達を見つけた名無しはいつもの笑顔で迎えてくれたが俺達の雰囲気を察した。
そして、俺たちはボールを投げる。
この日の為に鍛えた己の信じるシンオウ様を呼ぶ。
「頼むぜ。ディアルガ様」
「やっと名無しさんとバトルできるね。パルキア様」
名無しは俺たちを見て呆けていたが直ぐに破顔してボールを構えた。
「「名無し!勝負!!!」」
「はい!バクフーン!!」
バトル開始だ。
結果は。
セキ「ありがとうよ。ディアルガ様」
カイ「パルキア様本当にお疲れ様。」
名無しの勝利に終わった。
みんな友を労いボールに戻すと互いに向き合う。
そして駆け寄りぎゅーっと抱き締め合った。
先に口を開いたのはカイ。
「名無しさぁんっ!嫌だよぉっ!元の世界に帰っちゃやだぁ!!っうわあああん!///」
「カイさん...!」
グッと涙を堪える名無しを見て俺も居ても立ってもいられなくなった。
「俺はお前を嫁に貰いてぇ!頼むから、居なくならないでくれっ...!///」
「セキさん...!?」
突然の告白に名無しは動揺で口をパクパクしている。一度離れ俺たちは改めて名無しに自分達の気持ちを伝えた。
「名無しさんが居なくなるなんて嫌なの。だから元の世界に帰らないで欲しい。」
「俺は本気だからな。おめーさんがそのアルセウスって奴に出会って帰る方法がわかったとしても、此処に残る事を選んでくれたら絶対に俺はお前を嫁にするまで諦めねぇ。」
それが俺達の言いたかった事だと伝えたら名無しの頬に一筋の涙が伝った。
そしてグシッと強く拭うと笑顔で「いってきます」とコトブキ村を後にした。
END
時空の裂け目が消えた。
ヒスイの空は元に戻りこの地で生きるものは全てが安寧の地を取り戻した。
だが、名無しが元の世界に戻ることは出来なかった。
俺はと言うとだ。
「なぁに喜んでんだよ...ったく....」
最低だと分かっていても名無しがこの地にいる事が嬉しくてたまんねぇ。
ディアルガ様の声を聞けるようになった事や、今後シンジュ団とギンガ団と共に新たな生活を広げていく事が出来そうな事、どれも名無しのおかげだ。最初から恋に落ちるなんて簡単だった。
ただ、名無しからしてみれば相当辛かった出来事ばかりだった筈。
どうにかして寄り添うことは出来ないものかと頭を悩ませていると、コトブキ村で会いませんか?と言う伝達を受けた。
俺は舞い上がってすぐに出発した。
「なんでテメェがいんだよ。カイ。」
「そりゃこっちの台詞だ!セキ!」
俺だけかと思って浮かれていた。
まぁ現実問題俺だけが呼ばれた事は無いのだが。
そして待ち合わせ場所であるイモヅル亭へ向かうとそこには珍しくデンボクの旦那や、調査隊長がいつもいる面子の中に加わっていた。
「あ、セキさん!カイさん!こんにちは」
此方に手を振り呼ぶ姿も可愛いな。男装でも可愛いってなんなんだよ。最高だな。
「さて、揃ったところで私からのご提案、聞いてくださいね...!」
ちょっとソワソワしている名無しが差し出したのは2つのモンスターボール。
片方は唯一作られたオリジンボールだった。
皆ギョッと驚いているなか、名無しはへへへと笑った。
「ディアルガとパルキア。この2匹をセキさんとカイさんに託そうと思います。」
「え?」
「は?」
皆驚きと困惑で空いた口が塞がらなかった。
「ま、まま、待ってくれ名無し;;;;」
「今、シンオウ...パルキア様を私に...?」
「うん。はいどうぞ。」
とカイの手にオリジンボールを乗せ、俺の手にはハイパーボールが握られた。
デンボクの旦那が頭抱えてんぞおい;;;
ラベン博士が説明を求めた。
ラベン「名無しさん!?;;一体どうしてお二人にディアルガとパルキアを?;;;;」
「え?だってそれぞれの信仰しているポケモンじゃないですか」
いやまぁそうなんだが;;;いきなり俺達が崇めていた神をこの手に簡単に乗せるか!?
まさか!
「おい。」
「え?セキさん怒っt;;;;;」
「おめーさん元の世界に帰るのか...?」
そういう事かと思った。自分が帰るから、ディアルガ様達を俺らに返したという考えを持たれたと思ったんだ。だが名無しは。
「違います;;;帰り方はわかりません。裂け目も消えちゃいましたし....」
「このバカ!名無しさん落ち込ませてどーすんだよ!!!」
「っ...わりぃ。」
カイにどつかれてまずい事を言ってしまったと反省したセキ。では何故?
「私の目的はアルセウスフォンが言った通り、全てのポケモンと出会う事です。ラベン博士含め、ギンガ団はポケモン図鑑の完成が目標。今日ですね、ディアルガとパルキアの図鑑が完成したんですよ!」
ラベン「そうですね、全てのタスクが埋まりました。」
「ですから、ずーっとディアルガとパルキアを信じ、敬い、大切にしていたそれぞれの団にお渡しするのが一番と考えました。」
すると、名無しは俺達の手に乗ったボールのボタンをポチッと押す。
名無しの後ろに現れた2匹のポケモン。
ディアルガとパルキアはじっと俺たちを見下ろしていた。
「セキさんはディアルガの声がわかりますもんね。カイさんもね、多分だけど時期にパルキアの声がわかると思う。」
「そう、かな....」
「うん。大丈夫だよカイさん。私はね、あくまでも神ではなくポケモンとして一緒に過ごしてた。ポケモンはね?誰でも友達になれるんだよ!」
そう言うと名無しは振り返り2匹に両手を広げる。その名無しにすりっと2匹は擦り寄った。
その姿に皆が心を奪われる。
「既にディアルガとパルキアには2人の元へ行くように話していて納得してくれてると思います。大丈夫、セキさんとカイさんの側にいれば私もいつでも会えるから安心です。」
デンボク「だが名無しよ...;;」
「団長、そんな気難しい顔やめてくださいよ;;;本来あるべき友人の所で迎えてもらうのも悪くはないでしょう?きっとセキさんとカイさんならこの子達を友として大切にしてくれると信じてます。」
デンボク「む;;;;;」
「それに、いざとなったら私が責任持って2匹の間を取る事も約束します。それで、もう一つ報告があるのです。」
そう言い、名無しが取り出したボールから出て来たのは6本足の何とも禍々しいポケモンだ。
ラベン「名無しさん!このポケモンは!?」
「はい、先程神殿にて捕獲しました。ギラティナと言うポケモンです。」
名無しはギラティナと出会うまでの経緯、ウォロさんとの事も全てを話した。
その顔は涙は出ずともとても悲しそうだった。
居ても立っても居られなかったのは俺とカイ。
2人同時に名無しにギューっと抱きついた。
「名無しさんっ、辛かったね....!こんなに私たちの事助けてくれたのにっ!ごめんねっ....!ごめんねっ!」
「お前1人で何もかも背負わせて悪かった!もう1人にしねぇから!」
そう伝えると名無しは何だか嬉しそうに泣き笑うのだった。
「セキさん、カイさん。ディアルガとパルキアをどのように大切にするかは2人の自由です。でも、できれば友達として手持ちに入れてくれたら私は本当に嬉しい。そして、何かあれば手を合わせて助け合って生きていて欲しい。私はそう願います。神様だけど身近で大切な友達になってあげて欲しい」
「うん。わかった....わかったよ!約束する!」
「おう。お前の託してくれた気持ち、無駄にはしねぇ。」
「へへへ。もし何かあったら私の手持ち総出で止めに入りますからね!」
「おう!気をつけるよ;;(それはこえぇ;;)」
「はーい;;;(名無しさんを怒らせたらダメだ;;;)」
と3人は笑い合った。
けど次の言葉に俺たちはヒュッと息を飲む。
「それにまだ元の世界に帰る方法があるかも知れないんですよ!」
と笑顔で名無しの言う台詞が俺の心を暗くした。
名無しが言うには、まだ全てのポケモンとは出会っていないからそれが達成された時、その使命を告げたアルセウスに会う事ができれば帰る方法がわかるかもしれないと言った。
帰路の途中、俺の手にはディアルガ様の入ったボール、カイの手にはパルキア様の入ったボールがある。
「なぁ、カイ」
「なに?」
「俺たちがもっと強くなったらよ、名無しはここにいてくれっかな?」
「っ...名無しさんてお人好しがすぎるから、逆に安心して帰るかも...やだな.....」
「おう。俺もだ....でもよ、託された友を強くして名無しを喜ばせてぇんだよな。俺。」
「それはそうだけど...」
「....決めたぞ俺は。」
「?」
「強くなって名無しを娶る。」
「っ....それってでも」
「わーってる。コンゴウ団だけの名無しにはならない。名無しもそれは望まない筈だ。だが俺はこの世界で一緒に生きていてほしい。それが俺の気持ちだ。カイはどうだ?」
「....私の大事な友達に居なくなって欲しくない...。」
「その気持ちを、アイツに伝えてやらねぇか?」
「.....それは納得できるな。」
2人は頷き固く握手をし、それぞれの里へ帰っていった。
それから時が経ち名無しが全てのポケモンを捕まえたと伝達が来た。
俺と同時にカイもコトブキ村の前に到着する。
2人は意を決して門をくぐり抜けると名無しはギンガ団の前に立っていた。
俺達を見つけた名無しはいつもの笑顔で迎えてくれたが俺達の雰囲気を察した。
そして、俺たちはボールを投げる。
この日の為に鍛えた己の信じるシンオウ様を呼ぶ。
「頼むぜ。ディアルガ様」
「やっと名無しさんとバトルできるね。パルキア様」
名無しは俺たちを見て呆けていたが直ぐに破顔してボールを構えた。
「「名無し!勝負!!!」」
「はい!バクフーン!!」
バトル開始だ。
結果は。
セキ「ありがとうよ。ディアルガ様」
カイ「パルキア様本当にお疲れ様。」
名無しの勝利に終わった。
みんな友を労いボールに戻すと互いに向き合う。
そして駆け寄りぎゅーっと抱き締め合った。
先に口を開いたのはカイ。
「名無しさぁんっ!嫌だよぉっ!元の世界に帰っちゃやだぁ!!っうわあああん!///」
「カイさん...!」
グッと涙を堪える名無しを見て俺も居ても立ってもいられなくなった。
「俺はお前を嫁に貰いてぇ!頼むから、居なくならないでくれっ...!///」
「セキさん...!?」
突然の告白に名無しは動揺で口をパクパクしている。一度離れ俺たちは改めて名無しに自分達の気持ちを伝えた。
「名無しさんが居なくなるなんて嫌なの。だから元の世界に帰らないで欲しい。」
「俺は本気だからな。おめーさんがそのアルセウスって奴に出会って帰る方法がわかったとしても、此処に残る事を選んでくれたら絶対に俺はお前を嫁にするまで諦めねぇ。」
それが俺達の言いたかった事だと伝えたら名無しの頬に一筋の涙が伝った。
そしてグシッと強く拭うと笑顔で「いってきます」とコトブキ村を後にした。
END