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「知ってたよ」
怒る気力もなく、ただ笑うしかなかった。
「他にも付き合ってる人居るの」
カレンダーの横には、彼が友達と撮った写真。
男の子の中に一人だけ、可愛い女の子。
この部屋に来たのはきっと、この子なんだろうと。
写真の彼女と彼を交互に見つめた。
二人の方がお似合いかもしれない。
「もう、別れよう」
無理して作った笑顔。
「大好きだったよ」
泣いたら負けだと思った。
こんな男なんて私からフってやるんだ。
「たくや!」
きっと、彼の名前を呼ぶのはこれで最後。
「サヨウナラ」
彼との二年間の想い出が蘇ってくる。
「まや…」
どんなに辛くたって、彼との想い出は決して消えることなんてない。
大好きだったんだもん。
楽しい想い出ばかり。
「待って!!」
そう言って、私の腕を掴む彼を突き放し、私は家を出た。
─どんなに辛い恋でも私にとっては、今までで一番ステキな恋でした─
End...
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