友達以上、恋人未満。
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友達以上
恋人未満
私が大嫌いな言葉。
でも今の私にはピッタリの言葉。
今から会える?
いつもんとこで待ってる
明日も仕事だっていうのに、彼からそんなメッセージが来ると、夜中でも会いに行ってしまうのは、彼のことが大好きだから。
張り切りすぎない程度にお洒落して、急いで彼が待つお店へ向かう。
店の前で深呼吸して扉を開けると、いつものカウンター席に項垂れている彼の姿。
「いつものください」
顔馴染みの店長にそう告げると、彼はダルそうに体を起こし私を睨み付けた。
「おせぇよ」
「ごめん、寝てた」
これも毎度お馴染み、いつもと変わらぬ会話。
夜中に呼び出しておいて、偉そうに。
それでも私を頼ってくれてるこの時間だけは幸せで、自然と笑顔になってしまっている。
「今日は、フラれた?」
好きな人の恋愛話に付き合うのは辛すぎるけど、今日はどうやら私にとってはオイシイお話。
ポンポンと背中を叩いて慰めるフリをする。
「どっかにいい女いない?」
今日こそは勇気を出して言ってみようか。
私じゃダメですか?
意を決してそう告げようとした時
「あー、まやが彼女だったら良かったのにな」
呑みかけのお酒を一気に飲み干して、彼はニコッと微笑みかけてくる。
冗談なのか
本気なのか。
私には彼の笑顔の意味が分からなかった。
それでも、そんなもの今の私には関係なかった。
こんなチャンスもう二度とこないかもしれない。
彼の頬を両手で包み込み、唇にソッとキスを落とした。
「私が幸せにしてあげる」
驚く彼にそう微笑むと、思いっきり鼻で笑われた。
やばい、完全に空振り。
そう思って、この後のことを色々考えていると
「それ俺のセリフだろ」
耳元で囁かれて強引に唇を奪われた。
「どっちでもいいよ、二人で幸せになろう」
完全に二人だけの世界だった。
ハッとして我に返ったとき、頬を赤らめて咳払いをする店長が遠くから私たちを見つめていた。
早々とお会計を済ませ、暗い静かな夜道を二人、肩を並べて歩いた。
「ね、 たかと」
「んー?」
「もっかいキスしたい」
少し甘えた声で呟いて上目遣いで彼を見つめてみる。
耳まで真っ赤にした彼が愛おしくて堪らない。
ちゅっと、軽めのキスをされたけど、全然満足出来なくて
彼の首に腕を回して深く深く口付けた。
友達以上
恋人未満
ずっとずっと大嫌いだった言葉。
やっとその言葉とお別れの時が来たようだ。
サヨウナラ
友達以上
恋人未満。
恋人未満
私が大嫌いな言葉。
でも今の私にはピッタリの言葉。
今から会える?
いつもんとこで待ってる
明日も仕事だっていうのに、彼からそんなメッセージが来ると、夜中でも会いに行ってしまうのは、彼のことが大好きだから。
張り切りすぎない程度にお洒落して、急いで彼が待つお店へ向かう。
店の前で深呼吸して扉を開けると、いつものカウンター席に項垂れている彼の姿。
「いつものください」
顔馴染みの店長にそう告げると、彼はダルそうに体を起こし私を睨み付けた。
「おせぇよ」
「ごめん、寝てた」
これも毎度お馴染み、いつもと変わらぬ会話。
夜中に呼び出しておいて、偉そうに。
それでも私を頼ってくれてるこの時間だけは幸せで、自然と笑顔になってしまっている。
「今日は、フラれた?」
好きな人の恋愛話に付き合うのは辛すぎるけど、今日はどうやら私にとってはオイシイお話。
ポンポンと背中を叩いて慰めるフリをする。
「どっかにいい女いない?」
今日こそは勇気を出して言ってみようか。
私じゃダメですか?
意を決してそう告げようとした時
「あー、まやが彼女だったら良かったのにな」
呑みかけのお酒を一気に飲み干して、彼はニコッと微笑みかけてくる。
冗談なのか
本気なのか。
私には彼の笑顔の意味が分からなかった。
それでも、そんなもの今の私には関係なかった。
こんなチャンスもう二度とこないかもしれない。
彼の頬を両手で包み込み、唇にソッとキスを落とした。
「私が幸せにしてあげる」
驚く彼にそう微笑むと、思いっきり鼻で笑われた。
やばい、完全に空振り。
そう思って、この後のことを色々考えていると
「それ俺のセリフだろ」
耳元で囁かれて強引に唇を奪われた。
「どっちでもいいよ、二人で幸せになろう」
完全に二人だけの世界だった。
ハッとして我に返ったとき、頬を赤らめて咳払いをする店長が遠くから私たちを見つめていた。
早々とお会計を済ませ、暗い静かな夜道を二人、肩を並べて歩いた。
「ね、 たかと」
「んー?」
「もっかいキスしたい」
少し甘えた声で呟いて上目遣いで彼を見つめてみる。
耳まで真っ赤にした彼が愛おしくて堪らない。
ちゅっと、軽めのキスをされたけど、全然満足出来なくて
彼の首に腕を回して深く深く口付けた。
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ずっとずっと大嫌いだった言葉。
やっとその言葉とお別れの時が来たようだ。
サヨウナラ
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