sweet valentine?
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「何見てんの?」
気になってまやの隣りに座り、覗き込んでみた。
まやさんのことが好きです。
まやさんの笑顔が大好きです。
手紙にはそう書いてあり、端っこにはチョコを渡した男の名前が書いてあった。
俺には書けない綺麗な字だった。
胸が締め付けられた。
前から職場でお客さんによく絡まれるとは言っていたが、オジサンばっかりだと聞いていたし大丈夫だろうと聞き流していた。
「告白されちゃった」
手紙をピラピラと俺に見せつけニコニコと笑う。
その手紙を荒々しく奪い取りテーブルに置いた。
「女みてぇな字だな」
「そう?」
「名前も昔っぽいしな」
「そうかな?」
もう一度手紙を手に取りマジマジと見つめるまや。
「何歳くらいの人?」
「30代前後?」
まやの歳でそのくらいの年齢なら付き合ってもおかしくはない。
もしまやが今までのお客さんと違って、その人のこと嫌いじゃなかったら…。
込み上げてくる不安をかきけすように、呑みかけていた焼酎を一気に飲み干した。
「格好いいの?」
「うーん、普通」
妬いてる?そう問い掛けるかのようにまやは俺の顔を見てニヤっと笑う。
「まあお客さんから好かれてて良かったじゃん」
ヤキモチ妬いてるなんて格好悪くて言えない。
「毒入ってなきゃ良いな」
何とも思ってない!そう余裕を見せるように鼻で笑った。
精一杯の強がりだった。
本当は胸がはちきれそうでたまらなかった。