たったの二週間
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「実習は初めてで凄く緊張していますが、皆と仲良くなりたいと思ってるいるので何でも気軽に声かけてください」
教室全体を見回しながらそう話すまやは
ストレートヘアーにキレイ系のメイク。
白いブラウスに胸元が少し開いていて、首元には光るネックレス。
膝上のスーツスカート。
朝まで一緒に居たまやとはまるで別人のようだった。
初めて見る、まやの凛とした大人の魅力に胸が高鳴った。
「やべ、また惚れ直したかも///」
そんなまやに見とれているのも束の間で…
「めちゃくちゃ、キレイで可愛いんですけど~」
「何歳ですか~?」
「彼氏は居るんですか~?」
「何処住んでるんですか~?」
予想通り、周りの飢えたヤローどもがまやを狙い騒ぎ始めた。
「静かにしろ、お前ら~」
騒ぐ男子に一喝し担任はまやの前に出てくる。
「本当は先生も狙ってんだろ~?」
一番前に座る男子がそう叫ぶと
「まあ、若くてこんな良い先生は初めてだからな」
独身の担任が腕を組みながら、まやを下から上へジッと見つめ呟いた。
「…って!何を言わすんだ、バカヤロー」
教科書を丸め、男子生徒の頭を叩くと
まやがクスクスと笑い、教室一体も煩いほど笑いに包まれた。
「この変態オヤジが…」
冗談には聞こえなかった俺は、馬鹿デカい口をあけて笑う担任を睨みながら、初めて危機感を感じていた。