金髪
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「だけど、たくや君が会う度に僕に言ってたんですよ。『俺の彼女の髪は凄く綺麗だから、一度見せてあげたい』って」
「たくやが…?」
「本当に凄く綺麗な髪で、たくや君が自慢するのも納得出来ます」
髪の毛を分け終えると、傷んだ部分のカットに取り掛かる。
「僕はこの髪型もとてもお似合いだと思いますけど、たくや君が言うように、元の髪色の方がより素敵だと思いますよ」
「たくやがそんなことを…」
私自身より彼の方が私のことを分かっているのかもしれない。
全然分かっていなかったのは私の方だった。
「元に戻しちゃって大丈夫ですか?」
「はい、お願いします」
カットを終えた店員が俯く私の顔を覗きこみ聞いてきたので、私は笑顔で頷いた。