木吉鉄平
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眩しい窓から差し込み、目覚める私。
今日は土曜日。
いつもなら携帯のアラームを消して、再び眠りについてしまう。
しかし、今日は違った。
(化粧しなきゃ…!)
勢いよく起き上がり、昨日から準備していたお気に入りの洋服を着る。
鏡の前で前後ろ確認した後、すぐ顔を洗いに行った。
今日のメイクはいつもより濃いめに、そして可愛く見えるように試行錯誤する。
だって今日は特別だから。
チークをぽんぽんと付け、再度鏡で調整するとニコッと笑ってみた。
(……よし!)
用意していたプレゼントを持ってドキドキしながらインターホンを待つ。
彼は喜んでくれるだろうか?
可愛いって言ってくれるだろうか?
そんなことを思いながら待っていると、期待の音が鳴った。
ピンポーン!
『おはよう!』
私は満面の笑みで彼を抱きしめた。
『おおーと!元気がいいなゆりは!』
そう言ってしっかり受け止めてくれる彼。
勢いよく彼の胸に飛び込んだのにもかかわらず、びくともしない大きな身体。
『だって楽しみだったんだもん』
『ハハ、待たせて悪かったな。今日は楽しもうぜ』
ニコッと笑い、頭を撫でてくれる木吉。
この笑顔にこの大きな手に、私はどれほど救われただろう。
大きく頷き、家からでようしたが、木吉が動かなかったため外に出られなかった。
『ちょ、早く行こ……』
『ゆり…綺麗だな』
最初何を言われたのか分からなかった。
木吉が私のことを褒めるのは通常通りだ。
“可愛い”、そう言われる度に私は恥ずかしいのを隠すためにとっさに否定する。
なのに、今回は違った。
思考が停止している私に追い討ちをかけるかのように、木吉は言葉を続ける。
『なんか、いつもと違うっていうか。今日は一段と綺麗だ。そりゃ、いつも可愛いって思ってるけど、今回は色っぽくなったみたいで、凄くそそられ…』
『わーッ!ストップストップ!』
段々恥ずかしくなる感情を抑えるために遮る私。朝からこんなご近所さんにも聞こえそうな声でなに言ってるんだ…!
『ゆり、顔真っ赤だな』
『誰のせいだと思ってるの…!』
『ハハ、やっぱり可愛いぜ』
『だから~!』
そう言って彼は私の手を引いた。
そしてそっと耳打ちする。
“今日は特別なことたくさんするからな?”
そうウインクする彼は、やっぱりキザだと思う。
でもそれに期待する私も私だ。
ドキドキはまだ続いている。
手が震えるほど寒いのに、心は温かかった。
だって今日は、もしかしたらって。
化粧も下着もバッチリなの。
あなたに愛されたいから。
メリークリスマス。
サンタさん、どうか私に素敵な時間をください。
たしかに彼は特別なことをすると言っていた。
そして私も前日から期待して下着も新品を身に付けていた。
だから、問題ないといえばないんだけど…。
(サンタさん素敵な時間を、なんて祈ったけどこれは……ちょっと……)
病院にあるような治療台。
検査するための自動的な椅子。
なぜか医師の格好をしている木吉は嬉しそうだ。
(特別なことってこれ?)
ナースの服で治療に使われる椅子に座る私は思う。嫌な予感がする。
足首だけでなく、膝まで椅子に固定され立ち上がれない状況。
『ごめん、今日だけ許してほしい』
それをOKで返事したことを今さら後悔する。
木吉があるボタンを押すと椅子が動き出した。
ウィー………ン!
(……!?)
足が上がり、体育座りさせられたかと思うと、両足が左右に開かせられた。
『やッ!?』
これはいわゆる、M 字開脚である。
元から短いナースのスカートはめくれ、木吉に下着を見せている状況になる。
『ちょっと、なにして…!こんなのいや!』
『さっき、許してくれるって言ったろ?』
『こんなことするなんて聞いてないよ!こんな恥ずかしいこと……あッ!』
『ゆり、濡れてる』
木吉の太い指が ゆりの下着をなぞり、びっくりして声をあげる。
何度がなぞられ我慢しているゆり。
『 ゆり、ココが好きだろ?』
『…あッ!ダメッ!』
赤い突起を下着越しに触られると、小さな電流が走った。木吉はさらに指で軽く擦り始める。
『あっ!あぁー…ダメぇ、そこはダメぇ…!』
身をよじるも固定された足や腰に巻かれたベルトがそれを阻止する。
部屋では台に敷かれたナイロンがズレる音とゆりの抵抗の声しか聞こえなかった。
『……ん、ふぅ…あッ、あぁ!…やぁ…あぁあ!』
どれくらい時間が経っただろうか。
ゆっくり丁寧に触られていた私の身体は火照り、下は洪水のように溢れ、ナイロンの上はぐっしょり濡れていた。
下着がめくられ、先程まで責められ小さく勃起している蕾に木吉の舌が絡みつく。
途端、身体から脳へ衝撃が響く。
『ああぁー!あっ!あっ!や、んああっ!あぁー!やめ、あぁあー!あぁー!』
蜜が洪水のように溢れながらも、木吉は敏感な蕾だけを舐めて転がし、ときに軽く吸ったかと思うとまたグリグリと舌で押しつけたりと様々な刺激を送る。
電流が脳まで響き、 ゆりはビクビクしながら自然に背中を浮かせていた。
『あっ!あっ!あぁあっ!むりっ、むりー!あッ、あッ、あぁッ!あぁあ!あぁッ!』
逃げられず快感を受けるだけになった身体はもう限界だった。
『あッ!あッ!あッ!きちゃうーッ!あぁあッ!あッ!あッ!あぁ!あんッ!ああぁああああぁッ!!!』
身体が大きく痙攣し押さえられなかった絶頂を迎えた。
一瞬頭が真っ白になり、余韻が身体を巡っていた。
『ゆり』
『ほえ?』
呼ばれてハッとすると、そこには準備万端の木吉の姿が。
下ろされてない椅子を見て不安になる。
もしかして、このまま?
大変だと一人焦る私。
今まで彼が私より先に達したことはない。
しかもだいたい彼が絶頂を迎えるのは平均的に三回ほど私が達してからだ。
いつもなら途中で止めてもらえるんだけど…。
『待って、この状態だと私…』
『好きだよゆり』
M字で固定された脚に、洪水状態であったソコはなんも躊躇いもなくすぐに木吉のソレを受け入れた。
『あはあぁぁあ!!』
ずっと丁寧に刺激され続けていたせいだろうか、いつもはこんなに感じることはないのに、今日は思わず背中を反ってしまうほどの気持ちよさだった。軽くイッてしまったのではと頭は混乱していると、そんな状況であるとは知らず、木吉は激しく動き始めた。
『あッ!ま、待って!!…今日、おかしい…!あッ!あッ!あぁッ!んあ、ああぁッ!い、いつもと……違ううぅ!あッ!あッ!あッ!あぁあッ!アあぁああぁッ!!』
ビクン!と痙攣し果てるが、木吉は止まることなく ゆり の中を突く。
余韻に浸ることもなく、送られてくる快楽に ゆり はさらに高い声をあげた。
『あんッ!あんッ!あんッ!そこッ!!や、ダメぇえ!!アあぁあッ!アあん!イク、またイッちゃううぅぅうう!あんッ!あんッ!あんッ!アあッ!アああぁぁぁああ!!!』
痙攣してもそれでも貫き続ける木吉。
立て続けに迎えそうになり、一度止めてくれるようお願いしようにも、快感が思考の邪魔をしゆりには喘ぐことしかできなかった。
『アあッ!アッ!アッ!アッ!アああぁッ!んああぁ!アッ!アッ!アッ!そこッ!そこばっかり…!あぁあアッ!アん!アッ!あ、アはああぁッ!……んあ、あアッ!アッ!アッ!アあん!アん!アん!アッ!アッ!あぁあッ!アアああぁあああーーッ!!!!』
4回目の絶頂の際、 ゆり は意識を手放した。その後、いつ頃木吉が達し終わったのか分からない。ただ彼が満足するまでずっと貫かれ、その間喘いでいたらしい。
目を覚ましたときには私は治療台に運ばれ、木吉はにこにこしながらこちらを見ていた。
このあと私が怒ったのは説明するまでもない。
あんなことするなんて…。
それでもあの気持ちよさは否定できなかった。
それどころか、少しだけまたしてほしいと思ってしまう自分に戸惑っている
私はMなんだろうか…?
疑問を残したまま私は今年のクリスマスを彼と過ごした。
なにはともあれたくさん愛を貰えて満足だった。