†My feeling†
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私は
一つの賭けをしていた…
昔から
ガイルを想う気持ちに変わりは無い
でも
ロイに惹かれていた自分も知っていた
ただ
引き寄せられただけなのかもしれない
あの人の魔力に
惹かれただけかもしれない
解ら無いから
私は
私を好きだと先に言ってくれた方を選ぼうと決めていた
想う気持ちに偽りは無い
相手の気持ちは解らない
だから
卑怯だけど
私だけを愛してくれる人を選んだ
私の気持ちに嘘は無い
これだけは
真実
次の日ガイルが指輪を買ってきてくれて…私達は自然に付き合い始めた
といってもいつもろ変わる事なんてなくて…
変わったのは
私と
ロイの距離…
「リョウ?」
街中で声をかけられ、振り返ると軍服姿のロイ
久しぶりに見る姿は懐かしくさえ感じた
「ロイ…久しぶり…どうしたの?」
「遅目の昼食さ…一緒にお茶でもしないか?」
誘われるままに喫茶店に入り、会わなかった数ヶ月間を埋めるように話した
そのまま夕飯の買い物をして、ロイに家まで送ってもらう
距離なんて無いと思った
「送ってくれてありがとう。良かったら夕飯食べて行く?」
鍵を開けて、靴箱の上に荷物を置いた。ロイの返事は無い
「ロ…っ!?んっ…」
強い衝撃
「っ…すまない…」
「ロイっ…!」
唇が離れた途端に踵を返したロイの腕を反射的に掴んでいた
「…君は残酷だな…こうして私を引き止める…」
「あ…ごめ…」
「謝る事じゃない」
辿るように苦笑しながら言う
「君を愛してる…もう少し早く言えれば…この指には私の証がはまっていたかな…?」
「ぁ…ロイ」
「…すまない…暫く会わない方がいい…」
「あ…ごめ…なさい…ごめんなさい…ロイっ…」
全部見透かされてるような気がした
半端にロイを引き留めた事が
私の迷い
ロイに何も言い返せなかったのは
私の甘え
踵を返したロイをへたりこんだまま見送り
私は自分の愚かさを知った…
数分後
私はガイルによって救出される
彼がいなかったら
私はどうなっていたのだろうか…?