風邪引き彼女の看病話
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◆末尋八代
「──痛ッ!?」
突然、額に激痛が走る。
起き上がると、そこには末尋さんが居た。
「鼻声。風邪引いたって本当だったんだな」
私の額を指で弾いた犯人は末尋さんだったらしく、彼は悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
「唯が風邪引いたって、二階堂から聞いた。うどん作ったんだが、食うだろ?」
「はい、食欲はありますけど…わざわざ来てくれたんですね。ありがとうございます」
嬉しくて思わず笑うと、末尋さんは視線を外して言った。
「どうせ午後はサボる予定だったしな。ついでだ」
「ふふ、そうだとしても嬉しいです」
「…そ」
頬を赤くした末尋さんを横目に、いただきますと手を合わせた。
「食べさせてやろうか?それとも、口移しがお望みか?」
「どっちも大丈夫です!」
途端にいつもの調子に戻った末尋さんが、ニヤニヤと私をからかって来る。
ずっと眺められなんとも食べにくかったが、無事に平らげた。
「ごちそうさまでした」
「ん、よし寝るか」
「え」
言うが早いか、末尋さんは私の布団に潜り込んで来た。
「言っただろ、これからサボるって。昼寝の時間だし丁度良いだろ」
「いやあの緊張すると言いますか…あ、風邪!うつっちゃいますよ」
私が早口でそう言うと、末尋さんは五月蝿いとでも言いた気な目で私を見た。
そして、一瞬触れた熱。
「キスすると風邪うつるって聞くし、これで問題無いだろ」
→あとがき
「──痛ッ!?」
突然、額に激痛が走る。
起き上がると、そこには末尋さんが居た。
「鼻声。風邪引いたって本当だったんだな」
私の額を指で弾いた犯人は末尋さんだったらしく、彼は悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
「唯が風邪引いたって、二階堂から聞いた。うどん作ったんだが、食うだろ?」
「はい、食欲はありますけど…わざわざ来てくれたんですね。ありがとうございます」
嬉しくて思わず笑うと、末尋さんは視線を外して言った。
「どうせ午後はサボる予定だったしな。ついでだ」
「ふふ、そうだとしても嬉しいです」
「…そ」
頬を赤くした末尋さんを横目に、いただきますと手を合わせた。
「食べさせてやろうか?それとも、口移しがお望みか?」
「どっちも大丈夫です!」
途端にいつもの調子に戻った末尋さんが、ニヤニヤと私をからかって来る。
ずっと眺められなんとも食べにくかったが、無事に平らげた。
「ごちそうさまでした」
「ん、よし寝るか」
「え」
言うが早いか、末尋さんは私の布団に潜り込んで来た。
「言っただろ、これからサボるって。昼寝の時間だし丁度良いだろ」
「いやあの緊張すると言いますか…あ、風邪!うつっちゃいますよ」
私が早口でそう言うと、末尋さんは五月蝿いとでも言いた気な目で私を見た。
そして、一瞬触れた熱。
「キスすると風邪うつるって聞くし、これで問題無いだろ」
→あとがき