風邪引き彼女の看病話
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◆執間和虎
「ん…」
随分と寝ていた気がする。
携帯電話で時刻を確認すると、昼の12時半を過ぎていた。
携帯電話を枕元に置いてあくびをすると、誰かが近付いて来た音がする。
「あ、起きた?」
「はい。…おはようございます」
見ると、執間先生が小さな鍋を抱えていた。
「唯の為に卵粥作ったんだけど、食べれるか?」
思えば朝から何も口にしていない。
私はありがたく執間先生お手製の卵粥を食べる事にした。
「ごちそうさまでした!美味しかったです」
「それは良かった。そこにスポーツドリンクも置いてるし、こまめに飲んでおけよ」
「え、先生。もう行っちゃうんですか?」
鍋を流しに置いて、執間先生は帰ろうとする。
「一応教師だからね。…放課後また来るから」
先生は少し困ったような顔をして言ったけど、私は思わず先生の白衣の裾を掴んでいた。
「あと5分で良いので…」
「ふふ、そんな顔されると戻るに戻れないな。でも──」
そう言って、執間先生は私の頬に軽くキスをした。
「流石に次の授業を自習にする訳にはいかないから。今はこれで我慢、な?」
そう妖しく微笑む執間先生に、私は釘付けになった。
→末尋八代
「ん…」
随分と寝ていた気がする。
携帯電話で時刻を確認すると、昼の12時半を過ぎていた。
携帯電話を枕元に置いてあくびをすると、誰かが近付いて来た音がする。
「あ、起きた?」
「はい。…おはようございます」
見ると、執間先生が小さな鍋を抱えていた。
「唯の為に卵粥作ったんだけど、食べれるか?」
思えば朝から何も口にしていない。
私はありがたく執間先生お手製の卵粥を食べる事にした。
「ごちそうさまでした!美味しかったです」
「それは良かった。そこにスポーツドリンクも置いてるし、こまめに飲んでおけよ」
「え、先生。もう行っちゃうんですか?」
鍋を流しに置いて、執間先生は帰ろうとする。
「一応教師だからね。…放課後また来るから」
先生は少し困ったような顔をして言ったけど、私は思わず先生の白衣の裾を掴んでいた。
「あと5分で良いので…」
「ふふ、そんな顔されると戻るに戻れないな。でも──」
そう言って、執間先生は私の頬に軽くキスをした。
「流石に次の授業を自習にする訳にはいかないから。今はこれで我慢、な?」
そう妖しく微笑む執間先生に、私は釘付けになった。
→末尋八代