麗しの姫
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◆プロローグ
「女装コンテストって面白そうですね!」
「女子生徒の出入りが多くなるからな。女子が楽しめそうな企画といえばコレだろう」
「女子ってなんで女装とか見るの好きなんやろなぁ」
「見てて楽しいからじゃないですか。今回は大賛成ですよ!」
月城の学校祭は規模が大きく、毎年他校の生徒や地域の人が多く来校するらしい。
一番盛り上がるのは生徒会企画らしく、今年は会長が女装コンテストを企画した。
「今回は、とは何だ『は』とは。…ああ悟史、参加したい奴は生徒会に申し込むようにと全校生徒に連絡しておいてくれ」
「丁度明日は集会あるし、そん時にでも発表するとしよか」
──翌日。
「今年の学校祭の生徒会企画では──」
私は壇上で淡々と説明している先輩を見ていた。
昨日聞いていた内容だったので、改めて聞かなくても良いかと流していると、とんでもない内容が耳に入る。
「──コンテストやから当然順位もある訳や。優勝者にはプリンセスからキスのプレゼント。皆奮って参加してや」
…え?
それは聞いてませんよ!?
集会が終わるやいなや、ドタドタと生徒達が走って行く。
今頃生徒会室は、たくさんの王国民で溢れているのだろうか。
想像したら溜め息しか出て来ない。
…ん?
彼もエントリーさせれば良いんじゃないか!
そうすれば、王国民とキスをする確率が下がる。
それに彼の女装姿も見れて一石二鳥!
そんな事を考えた私は、すぐに彼のもとへ足を運んだ。
1.現在地
2.四之森環
3.藤吾悟史
4.二階堂修次
5.大参彰
6.宍戸陸
7.執間和虎
8.あとがき
「女装コンテストって面白そうですね!」
「女子生徒の出入りが多くなるからな。女子が楽しめそうな企画といえばコレだろう」
「女子ってなんで女装とか見るの好きなんやろなぁ」
「見てて楽しいからじゃないですか。今回は大賛成ですよ!」
月城の学校祭は規模が大きく、毎年他校の生徒や地域の人が多く来校するらしい。
一番盛り上がるのは生徒会企画らしく、今年は会長が女装コンテストを企画した。
「今回は、とは何だ『は』とは。…ああ悟史、参加したい奴は生徒会に申し込むようにと全校生徒に連絡しておいてくれ」
「丁度明日は集会あるし、そん時にでも発表するとしよか」
──翌日。
「今年の学校祭の生徒会企画では──」
私は壇上で淡々と説明している先輩を見ていた。
昨日聞いていた内容だったので、改めて聞かなくても良いかと流していると、とんでもない内容が耳に入る。
「──コンテストやから当然順位もある訳や。優勝者にはプリンセスからキスのプレゼント。皆奮って参加してや」
…え?
それは聞いてませんよ!?
集会が終わるやいなや、ドタドタと生徒達が走って行く。
今頃生徒会室は、たくさんの王国民で溢れているのだろうか。
想像したら溜め息しか出て来ない。
…ん?
彼もエントリーさせれば良いんじゃないか!
そうすれば、王国民とキスをする確率が下がる。
それに彼の女装姿も見れて一石二鳥!
そんな事を考えた私は、すぐに彼のもとへ足を運んだ。
1.現在地
2.四之森環
3.藤吾悟史
4.二階堂修次
5.大参彰
6.宍戸陸
7.執間和虎
8.あとがき
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