酔った貴方も良いけれど。
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◆執間和虎
「わぁ、可愛いですね。このチョコ!」
「環が海外旅行に行ったらしくて、そのお土産やって」
「そうなんですか。私も海外行きたいなぁ」
生徒会室にて、藤吾先輩とそんな会話を交わしていると、ふいに扉が開いた。
「あ、執間先生。こんにちは」
「やあ。…ん、それはチョコレートかな」
「会長のお土産みたいです。先生もどうぞ」
「ふふ。では有り難く」
執間先生はチョコレートを口に入れると、ソファに座って言った。
「気まぐれで生徒会室に来て良かったよ」
「生徒会顧問なんですから、気まぐれやと困ります」
「まあまあ。藤吾は真面目だなぁ」
暢気な先生と呆れる先輩。
そんな2人のやりとりを、コーヒーを淹れながら眺める私。
「執間先生、藤吾先輩、コーヒーどうぞ。…って、先生、顔赤いですよ?大丈夫ですか?」
ソファに座る先生は、頬をほんのり赤くさせてにこにこ笑っている。
「まさかそのチョコレート。お酒入ってる…とかじゃないやろな」
「先輩、そのまさかでした!箱に書いてます」
藤吾先輩は溜め息を吐いて先生に問い掛ける。
「環の奴、早く戻らんかなぁ…。執間先生、大丈夫ですか?」
「ふふ、酔ってなんかないよ?」
「大丈夫か聞いただけですよ。…絶対酔ってるやんか」
「もうひとつ貰っても良いかな?」
「もうひとつ食べたら、今より面倒な事になりそうやん…」
藤吾先輩は呆れていたけれど、私は初めて見る執間先生の一面に可愛いなぁと思ってしまった。
→あとがき
「わぁ、可愛いですね。このチョコ!」
「環が海外旅行に行ったらしくて、そのお土産やって」
「そうなんですか。私も海外行きたいなぁ」
生徒会室にて、藤吾先輩とそんな会話を交わしていると、ふいに扉が開いた。
「あ、執間先生。こんにちは」
「やあ。…ん、それはチョコレートかな」
「会長のお土産みたいです。先生もどうぞ」
「ふふ。では有り難く」
執間先生はチョコレートを口に入れると、ソファに座って言った。
「気まぐれで生徒会室に来て良かったよ」
「生徒会顧問なんですから、気まぐれやと困ります」
「まあまあ。藤吾は真面目だなぁ」
暢気な先生と呆れる先輩。
そんな2人のやりとりを、コーヒーを淹れながら眺める私。
「執間先生、藤吾先輩、コーヒーどうぞ。…って、先生、顔赤いですよ?大丈夫ですか?」
ソファに座る先生は、頬をほんのり赤くさせてにこにこ笑っている。
「まさかそのチョコレート。お酒入ってる…とかじゃないやろな」
「先輩、そのまさかでした!箱に書いてます」
藤吾先輩は溜め息を吐いて先生に問い掛ける。
「環の奴、早く戻らんかなぁ…。執間先生、大丈夫ですか?」
「ふふ、酔ってなんかないよ?」
「大丈夫か聞いただけですよ。…絶対酔ってるやんか」
「もうひとつ貰っても良いかな?」
「もうひとつ食べたら、今より面倒な事になりそうやん…」
藤吾先輩は呆れていたけれど、私は初めて見る執間先生の一面に可愛いなぁと思ってしまった。
→あとがき