とりっく おあ とりーと!
Name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
◆執間和虎
「あ、先生こんにちは。お菓子ください!」
生徒会室に入ってきた執間先生に、挨拶と共にお菓子をねだった。
「持ってない…と答えたら、唯は悪戯してくれるのかな?」
「喜んで!」
「そこは恥じらって欲しかったなぁ」
言いながら執間先生は白衣のポケットを探って、一口サイズのチョコレートをくれた。
「だって、いつも大人な余裕を見せてる先生に悪戯が出来るんですよ。嬉しいじゃないですか」
私は包みを取ってチョコレートを口に入れた。
ほんのりと苦みが広がる。
「む…ビターチョコですか」
「甘い方が良かった?」
「ビターも好きですけど」
私は大人ぶってそう答えた。
執間先生は笑っている。
「はは、そうか。」
口の中のほのかな苦味を味わっていると、突然生徒会室の扉が開いた。
「一条、遅れて悪かったな」
「会長!」
「四之森。プリンセスの英語の勉強か?」
「ええ。」
「そうか。そしたら俺も仕事に戻るかな。…頑張ってね、唯」
執間先生はそう言うと、優しく口付けをしてきた。
「が…頑張ります」
執間先生はにこりと微笑むと、生徒会室を出て行ってしまった。
「一条?顔が赤いが大丈夫か?」
振り返った会長に心配されたので、私は大丈夫です、と火照る顔を手で扇いで答えた。
→あとがき
「あ、先生こんにちは。お菓子ください!」
生徒会室に入ってきた執間先生に、挨拶と共にお菓子をねだった。
「持ってない…と答えたら、唯は悪戯してくれるのかな?」
「喜んで!」
「そこは恥じらって欲しかったなぁ」
言いながら執間先生は白衣のポケットを探って、一口サイズのチョコレートをくれた。
「だって、いつも大人な余裕を見せてる先生に悪戯が出来るんですよ。嬉しいじゃないですか」
私は包みを取ってチョコレートを口に入れた。
ほんのりと苦みが広がる。
「む…ビターチョコですか」
「甘い方が良かった?」
「ビターも好きですけど」
私は大人ぶってそう答えた。
執間先生は笑っている。
「はは、そうか。」
口の中のほのかな苦味を味わっていると、突然生徒会室の扉が開いた。
「一条、遅れて悪かったな」
「会長!」
「四之森。プリンセスの英語の勉強か?」
「ええ。」
「そうか。そしたら俺も仕事に戻るかな。…頑張ってね、唯」
執間先生はそう言うと、優しく口付けをしてきた。
「が…頑張ります」
執間先生はにこりと微笑むと、生徒会室を出て行ってしまった。
「一条?顔が赤いが大丈夫か?」
振り返った会長に心配されたので、私は大丈夫です、と火照る顔を手で扇いで答えた。
→あとがき