とりっく おあ とりーと!
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◆宍戸陸
「ん~ハロウィンって良いねぇ♪」
「たくさんお菓子貰えますもんねぇ」
放課後の生徒会室。
陸ちゃんとお菓子を広げて楽しんでいた。
「そない大量のお菓子、どこから調達したん」
藤吾先輩が私達を見て言った。
「陸ちゃんと一緒に、王国民から貰って来たんです」
「『女王と姫から悪戯されたい!』ってお菓子くれない人もたくさん居て大変だったんだよ~」
「その時は陸ちゃんが泣きマネしたらスグくれましたけど」
ねー!と声を揃える私達に、藤吾先輩は呆れたような目を向ける。
「そない歳になってもお菓子ではしゃげるなんて、羨ましいモンやな」
「藤吾先輩もお菓子どうですか」
「いらんわ」
「そうですか…」
私は藤吾先輩の素っ気ない返事にしょんぼりしつつ、またお菓子を口に入れる。
ここで陸ちゃんが突然、「ジャジャーン!」とお皿を掲げる。
いきなりの事に私が口を半開きにしてポカンとしていると、陸ちゃんはとびきりの笑顔を寄越して言った。
「ハロウィンだし、唯にシュークリーム作って来たんだよ☆」
「作ってたんは陸の取り巻き達やけどな」
「藤吾なんでソレ言っちゃうかなぁ!」
「…まぁ薄々分かってたけど」
「唯もヒドいなぁ」
頬を膨らませてそっぽを向く陸ちゃんに謝ると、良いから食べてと言われたので、有り難くいただく。
「──っ!辛ぁああい!?」
食べかけの半分を見ると、なんと大量のカラシが。
陸ちゃんを見ると、してやったりと笑っていた。
「ふふふっ、悪戯しちゃった~☆」
楽しげに笑う陸ちゃんは可愛かったけど、辛さに耐えきれなかった私は紅茶を一気に飲み干したのだった。
→執間和虎
「ん~ハロウィンって良いねぇ♪」
「たくさんお菓子貰えますもんねぇ」
放課後の生徒会室。
陸ちゃんとお菓子を広げて楽しんでいた。
「そない大量のお菓子、どこから調達したん」
藤吾先輩が私達を見て言った。
「陸ちゃんと一緒に、王国民から貰って来たんです」
「『女王と姫から悪戯されたい!』ってお菓子くれない人もたくさん居て大変だったんだよ~」
「その時は陸ちゃんが泣きマネしたらスグくれましたけど」
ねー!と声を揃える私達に、藤吾先輩は呆れたような目を向ける。
「そない歳になってもお菓子ではしゃげるなんて、羨ましいモンやな」
「藤吾先輩もお菓子どうですか」
「いらんわ」
「そうですか…」
私は藤吾先輩の素っ気ない返事にしょんぼりしつつ、またお菓子を口に入れる。
ここで陸ちゃんが突然、「ジャジャーン!」とお皿を掲げる。
いきなりの事に私が口を半開きにしてポカンとしていると、陸ちゃんはとびきりの笑顔を寄越して言った。
「ハロウィンだし、唯にシュークリーム作って来たんだよ☆」
「作ってたんは陸の取り巻き達やけどな」
「藤吾なんでソレ言っちゃうかなぁ!」
「…まぁ薄々分かってたけど」
「唯もヒドいなぁ」
頬を膨らませてそっぽを向く陸ちゃんに謝ると、良いから食べてと言われたので、有り難くいただく。
「──っ!辛ぁああい!?」
食べかけの半分を見ると、なんと大量のカラシが。
陸ちゃんを見ると、してやったりと笑っていた。
「ふふふっ、悪戯しちゃった~☆」
楽しげに笑う陸ちゃんは可愛かったけど、辛さに耐えきれなかった私は紅茶を一気に飲み干したのだった。
→執間和虎