とりっく おあ とりーと!
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◆大参彰
授業中。
私は睡魔と闘っていた。
半目になりながらも、黒板を凝視しノートに書き写していた時。
背中をツンとシャーペンでつつかれた。
背後を見ると、彰くんが笑顔を見せて、小さく手を振ってきた。
「…何よ」
私は小さな声で彰くんに用件を聞いた。
すると彰くんはニヤリと笑って言った。
「トリックオアトリート?」
「何故今!?てか持ってないよ」
「ちぇー」
わざとらしく舌打ちをする彰くんに、私ははぁと溜め息を吐いて前に向き直った。
そしてまたしばらく。
私がうつらうつらと舟を漕ぎ始めた時。
「!」
急に胸への圧迫がなくなり、眠気が一気に飛んだ。
下着のホックを外されたようだ。
反射的に後ろを見る。
するとやはり、彰くんがニヤニヤとこちらを見ている。
そんな彰くんにベーと舌を出し、先生に挙手をして言った。
「すみません、トイレ行って来ても良いですか?」
→宍戸陸