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「末尋さん」
「なんだ?」
私の部屋に設置されたこたつに入り、半纏を着込んでぬくぬくと持参した煎餅をかじって寛いでいる末尋さん。
「んー…。いえ、なんでもないです」
「そうか?」
「あ、お茶でも飲みます?」
「ああ。ありがとう」
2人分のお茶を淹れ、内1つを末尋さんの前に置く。
そして私は、末尋さんの向かいに腰を下ろした。
こたつの中はあたたかい。
「末尋さん」
「なんだ?またなんでもないとか言うんじゃないだろうな」
「流石に2度は。えーと」
末尋さんは湯呑みを持ち、口元だけで笑みを見せた。
「どうして来たのか、とでも聞きたいんだろ」
「…まあ」
彼は手に持った湯呑みを口に近付け、お茶を飲む。
「唯、これから予定はあるか?」
「いえ、特には」
「よし、なら出掛けるぞ」
末尋さんは残った煎餅の欠片を口に放り込み、お茶で潤す。
急にそんな事を言われ、正直私は驚くほか無かった。
「今からですか?」
「まだ2時だろ」
「もしかして、デートのお誘いですか?」
はっきりそう聞いてみると、末尋さんは僅かに頬を赤くした。
「早く出掛ける準備でもしろばか」
「ふふっ、喜んで!」
静かな冬の休日を、大好きな彼と過ごしたのだった。
─ END ─
【あとがき】
末尋さん、なんとなく書くのが難しい。
総選挙での人気は高いようですが、作品数少ないのはそのせいですすみません…。
2015/01/11
「なんだ?」
私の部屋に設置されたこたつに入り、半纏を着込んでぬくぬくと持参した煎餅をかじって寛いでいる末尋さん。
「んー…。いえ、なんでもないです」
「そうか?」
「あ、お茶でも飲みます?」
「ああ。ありがとう」
2人分のお茶を淹れ、内1つを末尋さんの前に置く。
そして私は、末尋さんの向かいに腰を下ろした。
こたつの中はあたたかい。
「末尋さん」
「なんだ?またなんでもないとか言うんじゃないだろうな」
「流石に2度は。えーと」
末尋さんは湯呑みを持ち、口元だけで笑みを見せた。
「どうして来たのか、とでも聞きたいんだろ」
「…まあ」
彼は手に持った湯呑みを口に近付け、お茶を飲む。
「唯、これから予定はあるか?」
「いえ、特には」
「よし、なら出掛けるぞ」
末尋さんは残った煎餅の欠片を口に放り込み、お茶で潤す。
急にそんな事を言われ、正直私は驚くほか無かった。
「今からですか?」
「まだ2時だろ」
「もしかして、デートのお誘いですか?」
はっきりそう聞いてみると、末尋さんは僅かに頬を赤くした。
「早く出掛ける準備でもしろばか」
「ふふっ、喜んで!」
静かな冬の休日を、大好きな彼と過ごしたのだった。
─ END ─
【あとがき】
末尋さん、なんとなく書くのが難しい。
総選挙での人気は高いようですが、作品数少ないのはそのせいですすみません…。
2015/01/11
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