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明日は祝日。
学校も休みなので、今日は私の部屋に環が泊まりに来ている。
「あ、環おかえりー」
シャワー室の扉が開く音がして振り返る。
するとそこには、半裸で髪をタオルで拭く環が居た。
「ちょ、ちゃんと着てから戻って来てよ!」
「あ?今更何照れてんだよ?」
彼はニヤニヤしながら私が座るソファに近付いて来る。
「なんか…こっちが恥ずかしいんですけど…」
そのまま隣に腰掛け肩を抱いて来た。
もう恥ずかしくてまともに顔を見れない。
「こっち向けよ、唯」
「やだ、絶対やだ」
「いつまで経ってもウブだな、ほんと」
環は喉の奥でくつくつ笑う。
その間、私は頬を膨らませて下を向いていた。
すると突然環は私の髪に優しく触れ、頬にキスをする。
驚いて彼の顔を見ると、今度は唇にキスを落として来た。
何度も啄む様な口付けを交わしていると、不意に環は私の体を押し倒す。
「環、電気消してよ…」
「いつも消してんだから、偶には良いだろ」
言いながら彼は片手で器用にボタンを外していく。
そんな彼に私は思い切りデコピンをした。
「痛っ!?貴様、俺様の額にデコピンとはいい度胸じゃねーか」
「だから電気消してください。じゃないと絶対嫌です」
「……ったく頑固だな」
溜め息を吐いた環は、私をお姫様抱っこしてベッドに運ぶ。
そして電気を消して優しく押し倒して来た。
「明日は休みだし、今夜は存分にお前を抱けるな」
窓から射す月明かりに照らされた環の顔は、ひどく美しく見えた。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「ひよこ屋」様よりお借りしました。
2014/11/02
学校も休みなので、今日は私の部屋に環が泊まりに来ている。
「あ、環おかえりー」
シャワー室の扉が開く音がして振り返る。
するとそこには、半裸で髪をタオルで拭く環が居た。
「ちょ、ちゃんと着てから戻って来てよ!」
「あ?今更何照れてんだよ?」
彼はニヤニヤしながら私が座るソファに近付いて来る。
「なんか…こっちが恥ずかしいんですけど…」
そのまま隣に腰掛け肩を抱いて来た。
もう恥ずかしくてまともに顔を見れない。
「こっち向けよ、唯」
「やだ、絶対やだ」
「いつまで経ってもウブだな、ほんと」
環は喉の奥でくつくつ笑う。
その間、私は頬を膨らませて下を向いていた。
すると突然環は私の髪に優しく触れ、頬にキスをする。
驚いて彼の顔を見ると、今度は唇にキスを落として来た。
何度も啄む様な口付けを交わしていると、不意に環は私の体を押し倒す。
「環、電気消してよ…」
「いつも消してんだから、偶には良いだろ」
言いながら彼は片手で器用にボタンを外していく。
そんな彼に私は思い切りデコピンをした。
「痛っ!?貴様、俺様の額にデコピンとはいい度胸じゃねーか」
「だから電気消してください。じゃないと絶対嫌です」
「……ったく頑固だな」
溜め息を吐いた環は、私をお姫様抱っこしてベッドに運ぶ。
そして電気を消して優しく押し倒して来た。
「明日は休みだし、今夜は存分にお前を抱けるな」
窓から射す月明かりに照らされた環の顔は、ひどく美しく見えた。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「ひよこ屋」様よりお借りしました。
2014/11/02
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