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なんとなく眠れなくて、私は部屋を出て談話室へ向かった。
すると、談話室の明かりが点いているのが窺えた。
「誰か居る…?」
恐る恐る中を覗くと、スケジュールの確認をしていると思われる木崎さんの姿が。
「木崎さん、こんばんは」
「…ああ、一条さんですか。どうしたんです、こんな時間に」
顔を上げ私の顔を見ると、彼はにこりと微笑んで聞いて来た。
「ちょっと眠れなくて」
私は木崎さんの問いに答えて、ソファに座る彼の隣に腰を下ろす。
「でも、明日はオフだし。問題無いですよね?」
「…私と居てもつまらないでしょう」
木崎さんはスケジュール帳をペラペラと捲りながら呟く。
「そんな事ないですよ。落ち着きます。それに」
私は、談話室の壁に掛かった時計を見上げた。
時刻は午後11時57分。
「偶然とはいえ、折角なので日付が変わるのを待ちます」
にっこり笑ってそう言ったけれど、木崎さんは小首を傾げただけだった。
たった3分。
しかし、とても長く感じる。
時計をじっと見つめていると、横で木崎さんがスケジュール帳を閉じる音が響いた。
「さて、一条さんもあまり夜更かししてはいけませんよ」
そう言って木崎さんはソファから立ち上がり、談話室を出て行こうとする。
私も咄嗟に立ち上がり、歩き去る彼の腕を掴んだ。
「木崎さん!」
「…一条さん?」
木崎さんは少し驚いた表情で振り返る。
時計を見ると、針が頂上で重なっていた。
「木崎さん、誕生日おめでとうございます!」
***********
Happy birthday!!
***********
「ふふ。貴方に祝われるとは…嬉しいですね。ありがとうございます」
「夜はパーティーですね!」
「ケーキが食べたいだけでしょう」
「バレましたか」
「全く…スタイル維持はしっかりしてくださいね」
─ END ─
【あとがき】
木崎さん誕生日おめでとうございます!
本編攻略したかったです。
もう叶わないのかな…?
2014/07/28
すると、談話室の明かりが点いているのが窺えた。
「誰か居る…?」
恐る恐る中を覗くと、スケジュールの確認をしていると思われる木崎さんの姿が。
「木崎さん、こんばんは」
「…ああ、一条さんですか。どうしたんです、こんな時間に」
顔を上げ私の顔を見ると、彼はにこりと微笑んで聞いて来た。
「ちょっと眠れなくて」
私は木崎さんの問いに答えて、ソファに座る彼の隣に腰を下ろす。
「でも、明日はオフだし。問題無いですよね?」
「…私と居てもつまらないでしょう」
木崎さんはスケジュール帳をペラペラと捲りながら呟く。
「そんな事ないですよ。落ち着きます。それに」
私は、談話室の壁に掛かった時計を見上げた。
時刻は午後11時57分。
「偶然とはいえ、折角なので日付が変わるのを待ちます」
にっこり笑ってそう言ったけれど、木崎さんは小首を傾げただけだった。
たった3分。
しかし、とても長く感じる。
時計をじっと見つめていると、横で木崎さんがスケジュール帳を閉じる音が響いた。
「さて、一条さんもあまり夜更かししてはいけませんよ」
そう言って木崎さんはソファから立ち上がり、談話室を出て行こうとする。
私も咄嗟に立ち上がり、歩き去る彼の腕を掴んだ。
「木崎さん!」
「…一条さん?」
木崎さんは少し驚いた表情で振り返る。
時計を見ると、針が頂上で重なっていた。
「木崎さん、誕生日おめでとうございます!」
***********
Happy birthday!!
***********
「ふふ。貴方に祝われるとは…嬉しいですね。ありがとうございます」
「夜はパーティーですね!」
「ケーキが食べたいだけでしょう」
「バレましたか」
「全く…スタイル維持はしっかりしてくださいね」
─ END ─
【あとがき】
木崎さん誕生日おめでとうございます!
本編攻略したかったです。
もう叶わないのかな…?
2014/07/28
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