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「あ~、最近髪が上手くキマらないよ!」
そう愚痴を零すと、零司くんがうんうんと頷いて話に混ざって来た。
「わかるよプリンセス!僕も毎朝大変なんだ」
そう言いながら髪の毛先をいじり困ったような顔をする。
「この時期は大変だよね」
音無さんも賛同する。
窓の外は雨模様だ。
「音無さんも梅雨には悩まされるんですか?」
「癖っ毛のうえ、梅雨になるともっと髪がうねっちゃうからね」
そう言って音無さんは恥ずかしそうに笑った。
「そういえば、末尋さんはいつも髪まっすぐですよね」
末尋さんに視線をやると、面倒そうな視線を返された。
「直毛だからな」
「ずるい!」
「ヤッシーずるい!」
「…生まれつきなんだから仕方無いだろ」
はぁ、と末尋さんは溜息を吐いた。
そんな彼の髪をすっと撫でてみる。
「サラサラだ。ずるいです」
「誰の許可得て触ってんだ」
「え、零司くん」
さほど嫌がってない様子で言う末尋さんに、私は適当に返事をする。
そんな零司くんは、マイペースにも出ていたお煎餅を頬張っていた。
「早く梅雨明けしないかなぁ」
なおもサラサラと末尋さんの髪を撫でながら、私は窓の外を眺めて呟いた。
─ END ─
【あとがき】
2014/06/18
そう愚痴を零すと、零司くんがうんうんと頷いて話に混ざって来た。
「わかるよプリンセス!僕も毎朝大変なんだ」
そう言いながら髪の毛先をいじり困ったような顔をする。
「この時期は大変だよね」
音無さんも賛同する。
窓の外は雨模様だ。
「音無さんも梅雨には悩まされるんですか?」
「癖っ毛のうえ、梅雨になるともっと髪がうねっちゃうからね」
そう言って音無さんは恥ずかしそうに笑った。
「そういえば、末尋さんはいつも髪まっすぐですよね」
末尋さんに視線をやると、面倒そうな視線を返された。
「直毛だからな」
「ずるい!」
「ヤッシーずるい!」
「…生まれつきなんだから仕方無いだろ」
はぁ、と末尋さんは溜息を吐いた。
そんな彼の髪をすっと撫でてみる。
「サラサラだ。ずるいです」
「誰の許可得て触ってんだ」
「え、零司くん」
さほど嫌がってない様子で言う末尋さんに、私は適当に返事をする。
そんな零司くんは、マイペースにも出ていたお煎餅を頬張っていた。
「早く梅雨明けしないかなぁ」
なおもサラサラと末尋さんの髪を撫でながら、私は窓の外を眺めて呟いた。
─ END ─
【あとがき】
2014/06/18
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