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「藤吾先輩…」
23時。
就寝前に小説を読んでいると、部屋の扉が開かれ、唯が顔を覗かせた。
「唯?何かあったんか?」
「いや…なんとなく、1人が寂しくて」
「とりあえず部屋入り。環の事は気にせんでええよ」
「…お邪魔します」
ちょこちょこと部屋に入って来る唯。
小動物か。可愛すぎるわ。
「もちろん今日は此処で寝るつもりで来たんやろ?」
「あの…迷惑じゃないですか?藤吾先輩の顔を見れただけで十分ですよ?」
「俺は全然十分やないねん。明日は休みやし」
そう言って唯の頬を撫でると、彼女はピクリと肩を揺らして目を伏せた。
「環はまだ起きとるん?」
机に向かって未だ作業を進める会長様に声を掛ける。
振り返った環はニヤリと笑って言った。
「ああ。だがお前等、盛り上がり過ぎるなよ?」
「……あほか」
唯の背を押して寝室へ移動する。
唯はポカンとした表情で「今のどういう意味ですか」なんて聞いて来たが適当にはぐらかしておいた。
「さ、どーぞ?」
ベッドに潜り、隣をポンポンと叩くと、唯が遠慮がちに入って来る。
「…っ!」
すると、ギュッと唯が俺の腰に抱き付いて来た。
なんなん、ほんと。デレ期?
「やっぱこうしてると落ち着きますね」
にっこり笑って言う唯。
そんな彼女の頬に手を添え唇を近付けた。
軽く触れてすぐ離れると、唯は物足りなさそうな顔をする。
「そないな顔されると、もう加減出来へんわ…」
「せんぱ……んっ、ふ」
───
──
─
「あ、会長おはようございます!」
「おはよう。あー、肩が痛い!」
「ソファでなんか寝るからやろ」
「はっ、仕事が山積みだったから仮眠していただけだ」
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「ルネの青に溺れる鳥」様よりお借りしました。
さて寝ようと寝室に入ろうとした環が扉前で聞いたのは、明らかに行為に及んでいるであろう2人の声。
仕方無く会長はソファで寝たのであった\(^o^)/
2014/06/06
23時。
就寝前に小説を読んでいると、部屋の扉が開かれ、唯が顔を覗かせた。
「唯?何かあったんか?」
「いや…なんとなく、1人が寂しくて」
「とりあえず部屋入り。環の事は気にせんでええよ」
「…お邪魔します」
ちょこちょこと部屋に入って来る唯。
小動物か。可愛すぎるわ。
「もちろん今日は此処で寝るつもりで来たんやろ?」
「あの…迷惑じゃないですか?藤吾先輩の顔を見れただけで十分ですよ?」
「俺は全然十分やないねん。明日は休みやし」
そう言って唯の頬を撫でると、彼女はピクリと肩を揺らして目を伏せた。
「環はまだ起きとるん?」
机に向かって未だ作業を進める会長様に声を掛ける。
振り返った環はニヤリと笑って言った。
「ああ。だがお前等、盛り上がり過ぎるなよ?」
「……あほか」
唯の背を押して寝室へ移動する。
唯はポカンとした表情で「今のどういう意味ですか」なんて聞いて来たが適当にはぐらかしておいた。
「さ、どーぞ?」
ベッドに潜り、隣をポンポンと叩くと、唯が遠慮がちに入って来る。
「…っ!」
すると、ギュッと唯が俺の腰に抱き付いて来た。
なんなん、ほんと。デレ期?
「やっぱこうしてると落ち着きますね」
にっこり笑って言う唯。
そんな彼女の頬に手を添え唇を近付けた。
軽く触れてすぐ離れると、唯は物足りなさそうな顔をする。
「そないな顔されると、もう加減出来へんわ…」
「せんぱ……んっ、ふ」
───
──
─
「あ、会長おはようございます!」
「おはよう。あー、肩が痛い!」
「ソファでなんか寝るからやろ」
「はっ、仕事が山積みだったから仮眠していただけだ」
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「ルネの青に溺れる鳥」様よりお借りしました。
さて寝ようと寝室に入ろうとした環が扉前で聞いたのは、明らかに行為に及んでいるであろう2人の声。
仕方無く会長はソファで寝たのであった\(^o^)/
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