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天気の良い午後3時。
裏庭にあるベンチに座ってひとりボーッとしていると、声を掛けられた。
「一条、何してんだこんな所で」
「あ、薬師先輩」
声を掛けて来たのは、とてもラフな格好をした薬師先輩だった。
「どこか出掛けてたんですか?」
「あぁ、俺は友達のライブ見に行ってたんだ」
言って先輩は、私の隣に腰掛ける。
「そんで、お前は?」
「暇で散歩してたんですけど、疲れちゃってボーッとしてたんです」
「はは、そっか」
薬師先輩は、そう笑って背凭れに思い切り凭れ掛かった。
そしてベンチから見える景色を眺めている。
「先輩、こんな事してて良いんですか?」
「こんな事?ああ。これからの予定は特にねーしな」
続けて先輩が、ニコッと爽やかに笑って言った。
「たまにはボーッと景色見んのも悪くねーな」
「…ですね!」
しばらく私達は、他愛のない会話を楽しんでいた。
心臓がいつもよりうるさく感じたのは、果たして気のせいなのだろうか。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「ルネの青に溺れる鳥」様よりお借りしました。
薬師先輩、初登場!
素敵な先輩ですよね(´ω`人)
2014/03/20
裏庭にあるベンチに座ってひとりボーッとしていると、声を掛けられた。
「一条、何してんだこんな所で」
「あ、薬師先輩」
声を掛けて来たのは、とてもラフな格好をした薬師先輩だった。
「どこか出掛けてたんですか?」
「あぁ、俺は友達のライブ見に行ってたんだ」
言って先輩は、私の隣に腰掛ける。
「そんで、お前は?」
「暇で散歩してたんですけど、疲れちゃってボーッとしてたんです」
「はは、そっか」
薬師先輩は、そう笑って背凭れに思い切り凭れ掛かった。
そしてベンチから見える景色を眺めている。
「先輩、こんな事してて良いんですか?」
「こんな事?ああ。これからの予定は特にねーしな」
続けて先輩が、ニコッと爽やかに笑って言った。
「たまにはボーッと景色見んのも悪くねーな」
「…ですね!」
しばらく私達は、他愛のない会話を楽しんでいた。
心臓がいつもよりうるさく感じたのは、果たして気のせいなのだろうか。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「ルネの青に溺れる鳥」様よりお借りしました。
薬師先輩、初登場!
素敵な先輩ですよね(´ω`人)
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