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会長に「学院の姫になれ」と強制的にプリンセスとやらにさせられた挙げ句、「俺を王子にしろ」と圧してくる。
しかし、私は会長を王子にする気は全く無い。
何故なら──
「藤吾先輩おはようございます!今日も素敵ですね!」
寮から学院へ登校していると、前方に藤吾先輩の姿を見つけた。
駆け寄って挨拶をすると、先輩は挨拶を返してくれる。
「お姫さんは今日も元気やなぁ」
「おい、一条。姫として会長の俺にも挨拶くらいしろ」
「あ、会長居たんですか。おはざーっす」
「悟史、この差はなんだ」
「好感度やろな」
藤吾先輩はいつも通りの真顔で、狼狽える会長に言った。
「藤吾先輩って、好きな人居ないんですか?」
「悟史は彼女持ちだぞ。だから大人しく俺を」
「環、嘘言うんやめてや。お姫さんも、そんな絶望的な顔せんでもええやろ…」
「彼女居ないんですか?本当に?」
「まぁ、居らへんけど」
「なら私にもチャンスはあるって事ですね!?」
「せやな、頑張り?」
「はい!頑張ります!」
藤吾先輩は私の頭にポンと手を置き、口角を上げ僅かに笑う。
その笑顔に胸が早鐘を打ち、私は一歩後ろに下がってそのままダッと学院まで走った。
「…意外と女誑しだな、悟史」
「女誑しっちゅーんは、女騙して弄ぶ事を指すんやで」
「ほう。という事はお前をライバルと捉えて良いのか?」
「……さぁな」
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「ルネの青に溺れる鳥」様よりお借りしました。
藤吾先輩に一目惚れしてアプリをやり始めた管理人です\(^o^)/
2014/03/16
しかし、私は会長を王子にする気は全く無い。
何故なら──
「藤吾先輩おはようございます!今日も素敵ですね!」
寮から学院へ登校していると、前方に藤吾先輩の姿を見つけた。
駆け寄って挨拶をすると、先輩は挨拶を返してくれる。
「お姫さんは今日も元気やなぁ」
「おい、一条。姫として会長の俺にも挨拶くらいしろ」
「あ、会長居たんですか。おはざーっす」
「悟史、この差はなんだ」
「好感度やろな」
藤吾先輩はいつも通りの真顔で、狼狽える会長に言った。
「藤吾先輩って、好きな人居ないんですか?」
「悟史は彼女持ちだぞ。だから大人しく俺を」
「環、嘘言うんやめてや。お姫さんも、そんな絶望的な顔せんでもええやろ…」
「彼女居ないんですか?本当に?」
「まぁ、居らへんけど」
「なら私にもチャンスはあるって事ですね!?」
「せやな、頑張り?」
「はい!頑張ります!」
藤吾先輩は私の頭にポンと手を置き、口角を上げ僅かに笑う。
その笑顔に胸が早鐘を打ち、私は一歩後ろに下がってそのままダッと学院まで走った。
「…意外と女誑しだな、悟史」
「女誑しっちゅーんは、女騙して弄ぶ事を指すんやで」
「ほう。という事はお前をライバルと捉えて良いのか?」
「……さぁな」
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「ルネの青に溺れる鳥」様よりお借りしました。
藤吾先輩に一目惚れしてアプリをやり始めた管理人です\(^o^)/
2014/03/16
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