Short
Name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
私は今、修次くんとケーキや料理を作っている。
…と言っても、料理はほとんど修次くんが作ってくれて、私は強いて言えば盛り付けをしただけ。
ケーキも、スポンジは修次くんが作ってくれたので、クリームやフルーツで飾り付けをしたのみだ。
「はぁ。ごめんね、修次くん」
「何が?」
「なんか…料理苦手だからって任せっぱなしな感じで…」
申し訳しないと思いながらそう言うと、修次くんは優しく微笑みながら言った。
「そんな事か、気にするなよ」
「今度、私の花嫁修業に付き合ってね…」
「はは、俺で良ければ」
準備を整え、部屋で暇を持て余しているであろう彰くんを電話で呼び出す。
部屋が近いので、彰くんは5分も経たない内に私の部屋の扉をノックする。
「唯、入るぞー?」
彰くんの顔が見えた所で、修次くんと二人でクラッカーを鳴らした。
「彰くん、誕生日おめでとーう!」
「おめでとう!」
「え?お、マジかよ!朝からお前ら何も言ってくれねーから、忘れられたのかと思ってたぜ!」
驚きから喜びの表情を浮かべ、彰くんはハハと笑う。
「忘れる訳ないでしょ!」
「だよな!流石、俺の嫁!二人共、ホントありがとうな」
それから私達は、料理やケーキを食べて楽しんだ。
全部ペロリと平らげて暫く経つと、修次くんはソファから立ち上がった。
「さて、俺はそろそろお暇しようかな」
「ん、何かあるのか?」
彰くんが、残していた苺を口に放り込んでそう聞いた。
すると修次くんは苦笑混じりに答える。
「せっかくの二人の時間を邪魔する訳にはいかないからな」
そう言って、修次くんは自分の部屋に戻って行った。
瞬間、隣に座っていた彰くんが、こてんと私の足に頭をのせた。
「甘えん坊さんだ」
私は彰くんの頭を撫でる。
彼は目を瞑って息を吐き、ゆっくりと目を開いた。
そして、私の頬にそっと触れる。
「今日はありがとな。唯に誕生日祝ってもらえて、すげー嬉しい」
「私も、彰くんの誕生日が祝えて嬉しいよ」
私は体を屈めて、彰くんの唇にキスをした。
***********
Happy birthday!!
***********
「そういえば料理美味しかったなー!」
「ね!修次くんが作ったんだよ」
「ケーキも最高だったな!スポンジが絶妙な歯触りで…」
「ありがとう!でも、スポンジは修次くんが作ったんだよ」
「…修次、料理得意だもんな」
「だから今度、花嫁修業に付き合ってもらうんだ…」
─ END ─
【あとがき】
彰くん誕生日おめでとう!
2014/03/01
…と言っても、料理はほとんど修次くんが作ってくれて、私は強いて言えば盛り付けをしただけ。
ケーキも、スポンジは修次くんが作ってくれたので、クリームやフルーツで飾り付けをしたのみだ。
「はぁ。ごめんね、修次くん」
「何が?」
「なんか…料理苦手だからって任せっぱなしな感じで…」
申し訳しないと思いながらそう言うと、修次くんは優しく微笑みながら言った。
「そんな事か、気にするなよ」
「今度、私の花嫁修業に付き合ってね…」
「はは、俺で良ければ」
準備を整え、部屋で暇を持て余しているであろう彰くんを電話で呼び出す。
部屋が近いので、彰くんは5分も経たない内に私の部屋の扉をノックする。
「唯、入るぞー?」
彰くんの顔が見えた所で、修次くんと二人でクラッカーを鳴らした。
「彰くん、誕生日おめでとーう!」
「おめでとう!」
「え?お、マジかよ!朝からお前ら何も言ってくれねーから、忘れられたのかと思ってたぜ!」
驚きから喜びの表情を浮かべ、彰くんはハハと笑う。
「忘れる訳ないでしょ!」
「だよな!流石、俺の嫁!二人共、ホントありがとうな」
それから私達は、料理やケーキを食べて楽しんだ。
全部ペロリと平らげて暫く経つと、修次くんはソファから立ち上がった。
「さて、俺はそろそろお暇しようかな」
「ん、何かあるのか?」
彰くんが、残していた苺を口に放り込んでそう聞いた。
すると修次くんは苦笑混じりに答える。
「せっかくの二人の時間を邪魔する訳にはいかないからな」
そう言って、修次くんは自分の部屋に戻って行った。
瞬間、隣に座っていた彰くんが、こてんと私の足に頭をのせた。
「甘えん坊さんだ」
私は彰くんの頭を撫でる。
彼は目を瞑って息を吐き、ゆっくりと目を開いた。
そして、私の頬にそっと触れる。
「今日はありがとな。唯に誕生日祝ってもらえて、すげー嬉しい」
「私も、彰くんの誕生日が祝えて嬉しいよ」
私は体を屈めて、彰くんの唇にキスをした。
***********
Happy birthday!!
***********
「そういえば料理美味しかったなー!」
「ね!修次くんが作ったんだよ」
「ケーキも最高だったな!スポンジが絶妙な歯触りで…」
「ありがとう!でも、スポンジは修次くんが作ったんだよ」
「…修次、料理得意だもんな」
「だから今度、花嫁修業に付き合ってもらうんだ…」
─ END ─
【あとがき】
彰くん誕生日おめでとう!
2014/03/01
40/139ページ