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「悟史って、あまり首元を見せないイメージがある」
「何やねん、そのイメージ」
放課後の生徒会室。
私は度々足を運んでは、こうして悟史とお喋りを楽しんでいた。
「私としては!悟史の鎖骨が見たいなぁと!思う訳ですよ!」
「はぁ?」
悟史は素っ頓狂な声を出し、私の顔を見た。
はやっぱ変態だったん…?」
「やっぱって何よ、悟史に言われたく無いです。私は鎖骨フェチなだけです」
「ほう…で?俺の鎖骨が見たいて?」
手元の小説を捲りながら言う。
「はい!見せてくれるんですか!?」
すると悟史は、私に軽くデコピンをし「アホか」と言った。
ひどい。
こうなったら最終手段だ。
隣に座っている読書に集中し出した悟史を、思い切り押し倒す。
油断していたのか、思いのほか簡単に出来た。
悟史は瞳に驚きの色を出したがそれも一瞬で、すぐにいつもの表情になる。
には理性とかそういうのは無いんか」
「無いようですね」
そうして悟史の制服のボタンに手をかけた時、手首を掴まれて制止されてしまった。
その後は何が起きたのか、私は悟史に押し倒された状態になっていた。
「あの先進められると、男としてのプライドみたいなモンがあってやな…」
「ん!?私もしかして今危ないんじゃ…」
先程の仕返しとばかりに、悟史は私の着ているワイシャツのボタンを外して行く。
「わあああっ!ごめんなさい、許してください」
4つ目のボタンが外された所で、私は悟史に渋々といった感じで解放された。
いつか絶対に悟史の鎖骨を見てやる…!
私は懲りずにリベンジに燃えるのだった。


─ END ─


【あとがき】
藤吾先輩の鎖骨見れるのは貴重(´`)
2013/10/03
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