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とある休日。唯は俺の部屋に遊びに来ていた。
しかし、唯はずっとソファに横になりながらミケとじゃれている。
若干の寂しさやミケに対する嫉妬もあるが、構って欲しいとはなんとなく言い出し難い。
しばらく様子を見ていると、唯が上半身を起こしてミケを自分の太腿に乗せる。
そして、持っていた猫じゃらしを俺にビシッと向けて言った。
「先輩、何か言いたそうな顔してますよ」
「は…?」
唯はニヤニヤしながら、俺に向かって猫じゃらしを左右に振る。
「構って欲しい、って顔してる」
コイツに気付かれるとは、俺は余程寂しそうな表情をしていたのだろうか。
「分かってんなら構えよ…」
「ふふ。聴こえなかったので、もっかいお願いします」
猫に嫉妬する程、唯が好き。大好きなんだよ──
──とは、未だに言えない。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「花曇」様よりお借りしました。
2014/02/10
しかし、唯はずっとソファに横になりながらミケとじゃれている。
若干の寂しさやミケに対する嫉妬もあるが、構って欲しいとはなんとなく言い出し難い。
しばらく様子を見ていると、唯が上半身を起こしてミケを自分の太腿に乗せる。
そして、持っていた猫じゃらしを俺にビシッと向けて言った。
「先輩、何か言いたそうな顔してますよ」
「は…?」
唯はニヤニヤしながら、俺に向かって猫じゃらしを左右に振る。
「構って欲しい、って顔してる」
コイツに気付かれるとは、俺は余程寂しそうな表情をしていたのだろうか。
「分かってんなら構えよ…」
「ふふ。聴こえなかったので、もっかいお願いします」
猫に嫉妬する程、唯が好き。大好きなんだよ──
──とは、未だに言えない。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「花曇」様よりお借りしました。
2014/02/10
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