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授業も全て終わり、私は寮へ帰る為外に出た。
「…寒っ」
秋風が冷たい。
そろそろ10月になる。
手を擦り合わせながら歩いていると、後ろから名前を呼ばれた。
「唯!」
振り返ると、修次くんが小走りでこちらに向かって来ていた。
「言ってくれたら一緒に帰ったのに」
「ごめん、友達と話してたみたいだったから…」
そう言うと修次くんは、気にしなくても良いのにと微笑んでくれた。
「はぁー寒かったねぇ」
私は修次くんの部屋に来た。
近くの椅子に腰を降ろす。
「はは、最近本当に冷えて来たね。ココア飲む?」
「飲む!」
私は嬉しい気持ちから、自然と顔がニヤけていた。
口元を手で隠しながら、簡易キッチンから修次くんが来るのを待つ。
「お待たせ」
両手にマグカップを持って、修次くんが戻ってきた。
私はピンク色のシンプルな模様が入った方を受け取る。
ごくり。
「ん~あったかい」
温かい甘みが口いっぱいに広がる。
ほぅ…と一息吐くと、向かいの椅子に座る修次くんと目があった。
その瞳は優しげに細められていた。
「どうしたの?」
「冬になったら、唯と部屋でゆっくり過ごしたいな…って思って」
照れたように目元を少し赤くさせて修次くんは言った。
「そう言われたら、冬が楽しみになって来ちゃった」
私はココアを口に含みながら、修次くんとのお家デートに思いを馳せた。
─ END ─
【あとがき】
まだホットココアは早いですかね?
ちなみにマグカップは修次と色違いという設定。
2013/09/26
「…寒っ」
秋風が冷たい。
そろそろ10月になる。
手を擦り合わせながら歩いていると、後ろから名前を呼ばれた。
「唯!」
振り返ると、修次くんが小走りでこちらに向かって来ていた。
「言ってくれたら一緒に帰ったのに」
「ごめん、友達と話してたみたいだったから…」
そう言うと修次くんは、気にしなくても良いのにと微笑んでくれた。
「はぁー寒かったねぇ」
私は修次くんの部屋に来た。
近くの椅子に腰を降ろす。
「はは、最近本当に冷えて来たね。ココア飲む?」
「飲む!」
私は嬉しい気持ちから、自然と顔がニヤけていた。
口元を手で隠しながら、簡易キッチンから修次くんが来るのを待つ。
「お待たせ」
両手にマグカップを持って、修次くんが戻ってきた。
私はピンク色のシンプルな模様が入った方を受け取る。
ごくり。
「ん~あったかい」
温かい甘みが口いっぱいに広がる。
ほぅ…と一息吐くと、向かいの椅子に座る修次くんと目があった。
その瞳は優しげに細められていた。
「どうしたの?」
「冬になったら、唯と部屋でゆっくり過ごしたいな…って思って」
照れたように目元を少し赤くさせて修次くんは言った。
「そう言われたら、冬が楽しみになって来ちゃった」
私はココアを口に含みながら、修次くんとのお家デートに思いを馳せた。
─ END ─
【あとがき】
まだホットココアは早いですかね?
ちなみにマグカップは修次と色違いという設定。
2013/09/26
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