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私は今、染谷先輩の部屋に来ている。
「あいつが作るテストは、こういう所を狙って来るはずだから……」
そう言って、染谷先輩は教えてくれた箇所に印を付ける。
「ふむふむ。あの先生は引っ掛けが多くて、いつも惜しい間違いしちゃうんですよねぇ」
「とりあえず、この辺は問題も作り易いだろうからな。絶対覚えろ」
「はーい」
染谷先輩は見た目は怖いがとても優しく、成績も優秀らしい。
なので、目前に迫ったテストの為に勉強を教わっていたのだ。
「じゃあ今日は問題集を……ココまで進めろ」
ペラペラと問題集を捲り、シャーペンで印を付けて私にずいと手渡した。
「えぇ!?5ページもやるんですか!?」
「どうせ明日になったら忘れるんだから、覚えてるうちにやって定着させろよ」
「染谷先輩の鬼~」
「唯の為に言ってんだよ」
「あはは、なんか照れる」
そうおどけて言うと、教科書で軽く頭を叩かれた。
「痛い…」
「そんなに強くなかっただろ」
言いながら、先輩は私の頭を優しく撫でた。
そして、顔を赤くしながら続ける。
「頑張ったら…ご褒美やる、からさ」
その照れた表情が何よりのご褒美です!
そんな事を言ったら、睨まれてしまうだろうか。
私は染谷先輩からのご褒美の為、問題集に立ち向かったのであった。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「ルネの青に溺れる鳥」様よりお借りしました。
染谷先輩書いてみました。
ツンデレ先輩可愛いですよね!
2014/01/22
「あいつが作るテストは、こういう所を狙って来るはずだから……」
そう言って、染谷先輩は教えてくれた箇所に印を付ける。
「ふむふむ。あの先生は引っ掛けが多くて、いつも惜しい間違いしちゃうんですよねぇ」
「とりあえず、この辺は問題も作り易いだろうからな。絶対覚えろ」
「はーい」
染谷先輩は見た目は怖いがとても優しく、成績も優秀らしい。
なので、目前に迫ったテストの為に勉強を教わっていたのだ。
「じゃあ今日は問題集を……ココまで進めろ」
ペラペラと問題集を捲り、シャーペンで印を付けて私にずいと手渡した。
「えぇ!?5ページもやるんですか!?」
「どうせ明日になったら忘れるんだから、覚えてるうちにやって定着させろよ」
「染谷先輩の鬼~」
「唯の為に言ってんだよ」
「あはは、なんか照れる」
そうおどけて言うと、教科書で軽く頭を叩かれた。
「痛い…」
「そんなに強くなかっただろ」
言いながら、先輩は私の頭を優しく撫でた。
そして、顔を赤くしながら続ける。
「頑張ったら…ご褒美やる、からさ」
その照れた表情が何よりのご褒美です!
そんな事を言ったら、睨まれてしまうだろうか。
私は染谷先輩からのご褒美の為、問題集に立ち向かったのであった。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「ルネの青に溺れる鳥」様よりお借りしました。
染谷先輩書いてみました。
ツンデレ先輩可愛いですよね!
2014/01/22
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