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1月5日の夕方。
私はダメもとで生徒会室の扉をノックした。
会長達も流石に新年早々からお仕事なんかしてないよね、と思い立ち去ろうとすると、中から会長の返事が。
「失礼します。年明けて間もないのに仕事とは…大変ですね」
「休み明け最初の姫ゲームのイベントは壮大にやりたいからな」
「そーいうお姫さんは、新年早々に生徒会室に何の用や」
私は藤吾先輩に促されて、ソファに座り訳を話した。
「明日誕生日である二階堂の為に手作りケーキを振る舞いたい…て?」
「はい。でもケーキとか作った事無くてですね…」
「ならば俺様が一流のシェフに頼んで」
「見ての通り環はこうやし、俺も簡単な料理ならまだしもケーキなんて作れへんよ」
「どうしよう…。彰くんもお菓子作り出来なさそうだし、修次くん…にはサプライズしたいから絶対無理!宍戸先輩はお菓子好きだって言ってたけど…」
「とりまき達にやらせて、自分では作らんやろうしなぁ」
「とりまき達……あ、生徒会BOYSをお借りしても良いですか?あの人達なんでも出来そう」
「ああ。ありがたく思え」
そう言うと会長は、生徒会BOYSを呼び出した。
「わぁ完璧っ!」
生徒会BOYSのアドバイスのお陰で、とても美味しそうなケーキが出来上がった。
それよりケーキも作れるなんて、ムサい男集団なのに女子力高いな…。
──そして1月6日。
お昼を少し過ぎた頃。
ケーキなどをテーブルに用意し、部屋に来て欲しいと修次くんに電話をすると、彼は快く頷いてくれた。
しばらくして、ノックと共に声が響く。
「唯、入るよ?」
私はどうぞと返事をして、彼が入ってくるのをドキドキしながら待った。
「急に電話が来たからビックリした――」
「修次くん、誕生日おめでとう!」
パンッとクラッカーを鳴らすと、修次くんは目を丸くして驚いていた。
「唯…!ありがとう」
照れたその表情がとても可愛い。
思わずふふっと笑うと、修次くんは私を強く抱き締めて頬に軽くキスをした。
***********
Happy birthday!!
***********
「このケーキ、私が作ったんだよ」
「ケガとかしなかったか?」
「うん、大丈夫だよ」
「砂糖と塩を間違えてたり」
「しないよ!大丈夫だよ!」
─ END ─
【あとがき】
修次くん誕生日おめでとう!
(追記)誕生日イラスト可愛かったー!
キャラが女装するシリーズ書こうと密かに計画中です( ´艸`)
2014/01/06
私はダメもとで生徒会室の扉をノックした。
会長達も流石に新年早々からお仕事なんかしてないよね、と思い立ち去ろうとすると、中から会長の返事が。
「失礼します。年明けて間もないのに仕事とは…大変ですね」
「休み明け最初の姫ゲームのイベントは壮大にやりたいからな」
「そーいうお姫さんは、新年早々に生徒会室に何の用や」
私は藤吾先輩に促されて、ソファに座り訳を話した。
「明日誕生日である二階堂の為に手作りケーキを振る舞いたい…て?」
「はい。でもケーキとか作った事無くてですね…」
「ならば俺様が一流のシェフに頼んで」
「見ての通り環はこうやし、俺も簡単な料理ならまだしもケーキなんて作れへんよ」
「どうしよう…。彰くんもお菓子作り出来なさそうだし、修次くん…にはサプライズしたいから絶対無理!宍戸先輩はお菓子好きだって言ってたけど…」
「とりまき達にやらせて、自分では作らんやろうしなぁ」
「とりまき達……あ、生徒会BOYSをお借りしても良いですか?あの人達なんでも出来そう」
「ああ。ありがたく思え」
そう言うと会長は、生徒会BOYSを呼び出した。
「わぁ完璧っ!」
生徒会BOYSのアドバイスのお陰で、とても美味しそうなケーキが出来上がった。
それよりケーキも作れるなんて、ムサい男集団なのに女子力高いな…。
──そして1月6日。
お昼を少し過ぎた頃。
ケーキなどをテーブルに用意し、部屋に来て欲しいと修次くんに電話をすると、彼は快く頷いてくれた。
しばらくして、ノックと共に声が響く。
「唯、入るよ?」
私はどうぞと返事をして、彼が入ってくるのをドキドキしながら待った。
「急に電話が来たからビックリした――」
「修次くん、誕生日おめでとう!」
パンッとクラッカーを鳴らすと、修次くんは目を丸くして驚いていた。
「唯…!ありがとう」
照れたその表情がとても可愛い。
思わずふふっと笑うと、修次くんは私を強く抱き締めて頬に軽くキスをした。
***********
Happy birthday!!
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「このケーキ、私が作ったんだよ」
「ケガとかしなかったか?」
「うん、大丈夫だよ」
「砂糖と塩を間違えてたり」
「しないよ!大丈夫だよ!」
─ END ─
【あとがき】
修次くん誕生日おめでとう!
(追記)誕生日イラスト可愛かったー!
キャラが女装するシリーズ書こうと密かに計画中です( ´艸`)
2014/01/06
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