Short
Name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
午前の仕事も一段落し、遅めの昼食を摂ろうとコンビニで買ったパンを片手に休憩室へ向かった。
「お!唯もこれから昼か?お疲れ様!」
先客が居たらしい。慶次くんがお弁当を広げながら笑顔で私を出迎えた。その隣にはおにぎりを片手に持ちつつ何やら資料を読む眼鏡を掛けた男性。慶次くんがよく名前を叫んでいたっけ…。
「お疲れ様、慶次くん…と、みっちゃん?」
「石黒三成です」
「ははっ、みっちゃん堅いよ!」
真面目に名乗る石黒先生と、笑いながら彼の肩を叩く慶次くん。
石黒先生は見た目通り堅物っぽいようだ。
ふと、そんな彼の方から視線を感じた。
パンの袋を開けようとした手を止め、顔を上げる。案の定、石黒先生と目が合った。
「貴女、昼食それで終わりですか?」
彼は眉をひそめながら私の手元のパンを見る。
「そうですけど…。このパン、すごく美味しいんですよ」
「米が一番です。日本人たるものやはり米を食べなければ」
私がパッケージが見えるように好きなパンの紹介をしようとするも、ぴしゃりと反論されてしまった。
「それに栄養も偏るしな~。医者の不養生なんて笑えないぞ。ブロッコリーをやろう!」
「前木は野菜も食べなさい」
「みっちゃんこそ!皆が言わないと食事摂らないのやめろよ!今日だって倒れる寸前だったろ!」
「研究が一段落ついたら食べようと思っていた所だったんです」
二人の漫才のようなやりとりが楽しい。
「石黒先生って面白い人ですね」
思わずふふっと笑いながら言うと、彼は少し驚いた顔をして答えた。
「俺の事を面白いなんて言う貴女の方が面白いですよ」
無自覚なのが尚更面白い。
少し石黒先生の事が気になって来た。
ご飯派の彼の為に、お弁当作ってお昼でも誘おうかな。
そんな事を思いながら、パンを一口かじった。
─ END ─
【あとがき】
ケモ彼はあまりプレイ出来なかったので作成が難しいです…。
2020/06/10
「お!唯もこれから昼か?お疲れ様!」
先客が居たらしい。慶次くんがお弁当を広げながら笑顔で私を出迎えた。その隣にはおにぎりを片手に持ちつつ何やら資料を読む眼鏡を掛けた男性。慶次くんがよく名前を叫んでいたっけ…。
「お疲れ様、慶次くん…と、みっちゃん?」
「石黒三成です」
「ははっ、みっちゃん堅いよ!」
真面目に名乗る石黒先生と、笑いながら彼の肩を叩く慶次くん。
石黒先生は見た目通り堅物っぽいようだ。
ふと、そんな彼の方から視線を感じた。
パンの袋を開けようとした手を止め、顔を上げる。案の定、石黒先生と目が合った。
「貴女、昼食それで終わりですか?」
彼は眉をひそめながら私の手元のパンを見る。
「そうですけど…。このパン、すごく美味しいんですよ」
「米が一番です。日本人たるものやはり米を食べなければ」
私がパッケージが見えるように好きなパンの紹介をしようとするも、ぴしゃりと反論されてしまった。
「それに栄養も偏るしな~。医者の不養生なんて笑えないぞ。ブロッコリーをやろう!」
「前木は野菜も食べなさい」
「みっちゃんこそ!皆が言わないと食事摂らないのやめろよ!今日だって倒れる寸前だったろ!」
「研究が一段落ついたら食べようと思っていた所だったんです」
二人の漫才のようなやりとりが楽しい。
「石黒先生って面白い人ですね」
思わずふふっと笑いながら言うと、彼は少し驚いた顔をして答えた。
「俺の事を面白いなんて言う貴女の方が面白いですよ」
無自覚なのが尚更面白い。
少し石黒先生の事が気になって来た。
ご飯派の彼の為に、お弁当作ってお昼でも誘おうかな。
そんな事を思いながら、パンを一口かじった。
─ END ─
【あとがき】
ケモ彼はあまりプレイ出来なかったので作成が難しいです…。
2020/06/10
138/139ページ