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「暑いしなんにも分かんないしもう帰りたいよー」
月城学院は現在、夏休みに入っている。
しかし私は定期テストでとんでもない結果を残し、残念ながら数日間の補習に出ているのだ。
「俺だって暑いし早く帰りたいんだから、早くプリント終わらせような、一条」
補習の担当をしているのは、担任の執間先生。
気だるげに椅子に座り頬杖をついている。
「先生~~ここはひとつ見逃していただけませんか…」
「そうしてあげたいのは山々だけど、四之森から甘やかさないようにって釘を刺されてるんだよねぇ」
「彰くんも絶対に補習対象だと思ったのにあの裏切り者ぉ…!」
テスト返却された時のあの彰くんの表情、絶対に忘れないんだから…!
「大参は夏休みといえど部活があるからな。一条も、目標を持てばテストとか頑張れるんじゃないか?」
「目標ですか…いつも赤点取らないように!くらいにしか思ってませんでした」
「もっと具体的な…例えば一条なら、平均以上取れたら限定ケーキを食べる!とか」
「なるほど……そういう目標なら頑張り甲斐がありますね」
「そんな感じで何か目標立てて、プリントさっさと片付けてくれ」
そう言われ、問題の答えより目標の方を考え始めてしまう。
シャーペンを握る手は未だに動かない。
「そうだ執間先生!補習を終えて再テストで80点以上取れたら、一緒に夏祭りに行ってくれませんか!」
先生は一瞬驚いた表情をした後、ふふっと笑って。
「お姫様からのお誘い、喜んで受けようかな」
─ END ─
【あとがき】
久々過ぎて書き方忘れてますすみません_(:3 」∠)_
2016/08/11
月城学院は現在、夏休みに入っている。
しかし私は定期テストでとんでもない結果を残し、残念ながら数日間の補習に出ているのだ。
「俺だって暑いし早く帰りたいんだから、早くプリント終わらせような、一条」
補習の担当をしているのは、担任の執間先生。
気だるげに椅子に座り頬杖をついている。
「先生~~ここはひとつ見逃していただけませんか…」
「そうしてあげたいのは山々だけど、四之森から甘やかさないようにって釘を刺されてるんだよねぇ」
「彰くんも絶対に補習対象だと思ったのにあの裏切り者ぉ…!」
テスト返却された時のあの彰くんの表情、絶対に忘れないんだから…!
「大参は夏休みといえど部活があるからな。一条も、目標を持てばテストとか頑張れるんじゃないか?」
「目標ですか…いつも赤点取らないように!くらいにしか思ってませんでした」
「もっと具体的な…例えば一条なら、平均以上取れたら限定ケーキを食べる!とか」
「なるほど……そういう目標なら頑張り甲斐がありますね」
「そんな感じで何か目標立てて、プリントさっさと片付けてくれ」
そう言われ、問題の答えより目標の方を考え始めてしまう。
シャーペンを握る手は未だに動かない。
「そうだ執間先生!補習を終えて再テストで80点以上取れたら、一緒に夏祭りに行ってくれませんか!」
先生は一瞬驚いた表情をした後、ふふっと笑って。
「お姫様からのお誘い、喜んで受けようかな」
─ END ─
【あとがき】
久々過ぎて書き方忘れてますすみません_(:3 」∠)_
2016/08/11
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