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冬休みに入って寮の閉鎖期間。
私は執間先生の家で過ごしている。
残寮届を提出すれば、閉鎖期間でも寮で過ごす事は出来るのだが、折角の休みは先生と少しでも長く居たい。
この事を伝えると、彼は快く了承してくれた。
そして執間先生は現在、教員同士の忘年会に参加していて私は彼の家で独りだ。
恐らく帰りは日付をまたぐだろう。
先に寝てても良いからと言われてはいるが、彼の帰りを待ちたいのが正直なところ。
普段はあまり見ない深夜のバラエティ番組を結構面白いなとテーブルに肘をつきながら見ていると、玄関の扉が開く音が聞こえた。
そしてすぐ執間先生が姿を見せる。
「あれ、唯、まだ起きてたの?」
時間は2時半。
彼が驚くのも無理はないだろう。
「お帰りなさい。先生の顔見ないと、私の1日が終わらないので」
「ただいま。ふふ、嬉しい事を言ってくれるね」
そう言って執間先生は、私に顔を近付けゆっくりとキスをする。
アルコールの匂いが鼻を掠め、頭が少しだけクラクラする。
「先生、酔ってないんですか?」
「んー?このくらいでは酔わないよ」
「ほっぺ赤いですよ?」
「気のせいだよ。それより唯、名前で呼んでくれる?」
先生は私をぎゅっと抱き締め、耳元で囁く。
「…和虎?」
「ふふ、もう1回」
「和虎」
「うん。ふふふ、可愛い…」
言いながら先生は頬を擦り寄せ甘える様な仕草をする。
「……絶対酔ってる」
呆れながらそうは言ってみるものの、私は彼の頭を優しく撫でるのだった。
─ END ─
【あとがき】
2015/12/28
私は執間先生の家で過ごしている。
残寮届を提出すれば、閉鎖期間でも寮で過ごす事は出来るのだが、折角の休みは先生と少しでも長く居たい。
この事を伝えると、彼は快く了承してくれた。
そして執間先生は現在、教員同士の忘年会に参加していて私は彼の家で独りだ。
恐らく帰りは日付をまたぐだろう。
先に寝てても良いからと言われてはいるが、彼の帰りを待ちたいのが正直なところ。
普段はあまり見ない深夜のバラエティ番組を結構面白いなとテーブルに肘をつきながら見ていると、玄関の扉が開く音が聞こえた。
そしてすぐ執間先生が姿を見せる。
「あれ、唯、まだ起きてたの?」
時間は2時半。
彼が驚くのも無理はないだろう。
「お帰りなさい。先生の顔見ないと、私の1日が終わらないので」
「ただいま。ふふ、嬉しい事を言ってくれるね」
そう言って執間先生は、私に顔を近付けゆっくりとキスをする。
アルコールの匂いが鼻を掠め、頭が少しだけクラクラする。
「先生、酔ってないんですか?」
「んー?このくらいでは酔わないよ」
「ほっぺ赤いですよ?」
「気のせいだよ。それより唯、名前で呼んでくれる?」
先生は私をぎゅっと抱き締め、耳元で囁く。
「…和虎?」
「ふふ、もう1回」
「和虎」
「うん。ふふふ、可愛い…」
言いながら先生は頬を擦り寄せ甘える様な仕草をする。
「……絶対酔ってる」
呆れながらそうは言ってみるものの、私は彼の頭を優しく撫でるのだった。
─ END ─
【あとがき】
2015/12/28
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