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授業終わりの短い休み時間。
俺は買ったばかりのパックのジュースにストローを突き挿し、頬杖を付きながらストローを咥える。
廊下の方からパタパタと走る音が聞こえ、なんとなく視線をやった。
瞬間、教室の扉が勢いよく開き、顔を覗かせたのはなんと彼女である一条唯。
俺と目が合うと嬉しそうに手を振って教室に入って来る。
「イクミーン!」
「っ、ごほっ…」
思わずむせてしまった。
どうした、いつもは染谷先輩って呼んでるだろ。
「わ、イクミンどうしたの、大丈夫?」
むせる俺の背中をさする唯。
イクミン呼びやめろ、クラスの奴ら笑ってんだろ。
「げほっ…大丈夫だ。唯こそどうしたんだよ」
「移動教室で2年生のフロアまで来たから、ついでにイクミンの顔見ようかなぁって」
正直嬉しい。
しかしやはり引っ掛かるのは、いつもと違う呼び方。
「…どうしてあのバカと同じ呼び方してんだよ?」
「あのバカ…って零司くん?前から思ってたけど、イクミンってあだ名可愛いじゃん。だから私もイクミンって呼ぶ事にしたの」
「そう呼ばれんのあんま好きじゃねーんだけど……」
「だめ?」
この女、俺がお前のその表情に弱いのを知っていてわざとやってやがる。
しかし逆らう事は出来ず、俺はイクミン呼びを承諾する他なかった。
─ END ─
【あとがき】
アンケートのコメントを見ると、イクミン呼びの方が居るようなので!
2015/08/16
俺は買ったばかりのパックのジュースにストローを突き挿し、頬杖を付きながらストローを咥える。
廊下の方からパタパタと走る音が聞こえ、なんとなく視線をやった。
瞬間、教室の扉が勢いよく開き、顔を覗かせたのはなんと彼女である一条唯。
俺と目が合うと嬉しそうに手を振って教室に入って来る。
「イクミーン!」
「っ、ごほっ…」
思わずむせてしまった。
どうした、いつもは染谷先輩って呼んでるだろ。
「わ、イクミンどうしたの、大丈夫?」
むせる俺の背中をさする唯。
イクミン呼びやめろ、クラスの奴ら笑ってんだろ。
「げほっ…大丈夫だ。唯こそどうしたんだよ」
「移動教室で2年生のフロアまで来たから、ついでにイクミンの顔見ようかなぁって」
正直嬉しい。
しかしやはり引っ掛かるのは、いつもと違う呼び方。
「…どうしてあのバカと同じ呼び方してんだよ?」
「あのバカ…って零司くん?前から思ってたけど、イクミンってあだ名可愛いじゃん。だから私もイクミンって呼ぶ事にしたの」
「そう呼ばれんのあんま好きじゃねーんだけど……」
「だめ?」
この女、俺がお前のその表情に弱いのを知っていてわざとやってやがる。
しかし逆らう事は出来ず、俺はイクミン呼びを承諾する他なかった。
─ END ─
【あとがき】
アンケートのコメントを見ると、イクミン呼びの方が居るようなので!
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