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今日はメンバー全員で出演するトークバラエティの収録がある。
台本はあるが大まかな流れが書いているだけで、ほとんどアドリブのようなものだ。
パラパラと台本を見ていると、木崎さんに声を掛けられる。
「一条さん、自由なトーク番組とはいえアイドルなんですから、あまり変な事は喋らないでくださいね」
「下ネタとかですか?」
「アイドル以前に女の子なんですからね。そんなの言うまでもありません」
「はーい」
番組のスタッフがそろそろ時間だと私達を呼びに来た。
赤哉くんと葵くんはさっさと楽屋を出る。
私は椅子から立ち上がると、木崎さんの前に歩み出る。
「木崎さん」
彼を見上げて目を瞑ると、頭を撫でられた。
「えー、キスしてくださいよ」
「貴女は本当にわがままですね」
「してくれないと、木崎さんと付き合ってる事喋っちゃいます」
少しいじけた様に言うと、木崎さんはやれやれといった風に唇にキスを落とす。
ぎゅっと彼の腰に抱き付くと、優しく抱き締め返された。
「Ang★Jewelは男女混合のアイドルグループですが、メンバー間で恋愛に発展する事はないんですか?」
「それは絶対無いですね。ずっと一緒だからこそ分かるんですけど、プライベートだと赤哉くんはもっと俺様だし、葵くんはほとんど喋りません」
スタジオが笑いに包まれる。
カメラの近くに立っている木崎さんに視線をやると、にこりと微笑んでくれた。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「花曇」様よりお借りしました。
2015/05/04
台本はあるが大まかな流れが書いているだけで、ほとんどアドリブのようなものだ。
パラパラと台本を見ていると、木崎さんに声を掛けられる。
「一条さん、自由なトーク番組とはいえアイドルなんですから、あまり変な事は喋らないでくださいね」
「下ネタとかですか?」
「アイドル以前に女の子なんですからね。そんなの言うまでもありません」
「はーい」
番組のスタッフがそろそろ時間だと私達を呼びに来た。
赤哉くんと葵くんはさっさと楽屋を出る。
私は椅子から立ち上がると、木崎さんの前に歩み出る。
「木崎さん」
彼を見上げて目を瞑ると、頭を撫でられた。
「えー、キスしてくださいよ」
「貴女は本当にわがままですね」
「してくれないと、木崎さんと付き合ってる事喋っちゃいます」
少しいじけた様に言うと、木崎さんはやれやれといった風に唇にキスを落とす。
ぎゅっと彼の腰に抱き付くと、優しく抱き締め返された。
「Ang★Jewelは男女混合のアイドルグループですが、メンバー間で恋愛に発展する事はないんですか?」
「それは絶対無いですね。ずっと一緒だからこそ分かるんですけど、プライベートだと赤哉くんはもっと俺様だし、葵くんはほとんど喋りません」
スタジオが笑いに包まれる。
カメラの近くに立っている木崎さんに視線をやると、にこりと微笑んでくれた。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「花曇」様よりお借りしました。
2015/05/04
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