俺プリ!・Cross!①
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。*゚+──コーヒー、ブラックで
日曜日の昼前。現在私は、執間先生の自宅の玄関前に居る。
インターホンを押すだけなのだが、毎回緊張するのだ。
深呼吸して、人差し指でグッと押す。中で軽快な音が響くのが聞こえた。
後は執間先生がドアを開けてくれるのを待つだけ……なのだが、やけに遅い。
「おかしいな……」
約束して来たのだから、留守という事は無いだろう。
私はもう一度インターホンを押した。
しばらくして、足音が近付いて来るのが聞こえる。緊張して待っていると、ゆっくりと扉が開いた。
「ん、唯。いらっしゃい」
「先生、お邪魔します」
私はいつものように、リビングのソファに腰を下ろす。
執間先生も私の隣に腰を下ろした。
「今日は出て来るの遅かったですね。もしかして、部屋の片付けとかしてたんですか?」
「はは、ごめん。ついさっき起きたんだ」
先生の顔を見ると、目が開ききっておらずとても眠た気に見える。
声も寝起きだと分かるような低く掠れた、それでいて色気を含んだ独特の声音だ。
「夜更かしでもしてたんですか? 体壊しますよ」
「ちょっと急ぎの仕事を片付けてたんだ。目覚ましセットしてたし、イケると思ったんだけどなぁ……」
そう言いながら、ふわぁとあくびをする先生。その無防備な表情にドキドキする。
「そういえば、朝ごはんまだ……ですよね、先生」
「朝は食べないから、心配しなくても良いよ」
逆に心配になる返答だ。
執間先生はゆっくりソファから立ち上がると、軽く伸びをして私を見る。
「コーヒー淹れようと思うんだけど、唯もコーヒーで大丈夫?」
「はい。大丈夫ですよ」
「分かった。ちょっと待ってて」
そう言ってキッチンへ消えていく先生。
彼がよく飲む、ブラックに挑戦してみようかな。
「執間先生、私もブラックで飲んでみたいです」
「唯には早いんじゃないかな?」
ふふ、と笑いながら、それでも淹れてくれたのはブラックコーヒーだった。
「いただきます」
「砂糖もミルクもあるからね」
「……砂糖とミルク、お願いします」
ひとくち飲んでみたけれど、それは大人の味だった。
─ END ─
【あとがき】
2015/04/06
日曜日の昼前。現在私は、執間先生の自宅の玄関前に居る。
インターホンを押すだけなのだが、毎回緊張するのだ。
深呼吸して、人差し指でグッと押す。中で軽快な音が響くのが聞こえた。
後は執間先生がドアを開けてくれるのを待つだけ……なのだが、やけに遅い。
「おかしいな……」
約束して来たのだから、留守という事は無いだろう。
私はもう一度インターホンを押した。
しばらくして、足音が近付いて来るのが聞こえる。緊張して待っていると、ゆっくりと扉が開いた。
「ん、唯。いらっしゃい」
「先生、お邪魔します」
私はいつものように、リビングのソファに腰を下ろす。
執間先生も私の隣に腰を下ろした。
「今日は出て来るの遅かったですね。もしかして、部屋の片付けとかしてたんですか?」
「はは、ごめん。ついさっき起きたんだ」
先生の顔を見ると、目が開ききっておらずとても眠た気に見える。
声も寝起きだと分かるような低く掠れた、それでいて色気を含んだ独特の声音だ。
「夜更かしでもしてたんですか? 体壊しますよ」
「ちょっと急ぎの仕事を片付けてたんだ。目覚ましセットしてたし、イケると思ったんだけどなぁ……」
そう言いながら、ふわぁとあくびをする先生。その無防備な表情にドキドキする。
「そういえば、朝ごはんまだ……ですよね、先生」
「朝は食べないから、心配しなくても良いよ」
逆に心配になる返答だ。
執間先生はゆっくりソファから立ち上がると、軽く伸びをして私を見る。
「コーヒー淹れようと思うんだけど、唯もコーヒーで大丈夫?」
「はい。大丈夫ですよ」
「分かった。ちょっと待ってて」
そう言ってキッチンへ消えていく先生。
彼がよく飲む、ブラックに挑戦してみようかな。
「執間先生、私もブラックで飲んでみたいです」
「唯には早いんじゃないかな?」
ふふ、と笑いながら、それでも淹れてくれたのはブラックコーヒーだった。
「いただきます」
「砂糖もミルクもあるからね」
「……砂糖とミルク、お願いします」
ひとくち飲んでみたけれど、それは大人の味だった。
─ END ─
【あとがき】
2015/04/06