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どうやら私の彼氏には噛み癖があるようだ。
今も鏡を見て驚いている。
行為の最中はそんな事を気にしている余裕は無いのだけれど、いつも、翌朝に鏡を見ると、軽く噛まれた痕があるのだ。
「あ、染谷先輩。おはようございます」
洗面所から戻ると、染谷先輩はベッドから上半身を起こして欠伸をしている。
「唯、おはよ」
「そういえば先輩、また首の所とか噛んでたんですね」
「ああ…悪い。痛かったか?」
「痛くはないし嫌って訳でもないんですけど…どうして噛むんですか?」
遂に聞きたかった事を口にする。
先輩を見ると、何やら考え込んでいた。
「染谷先輩?」
「俺にも分かんねぇ。なんで噛むんだろうな」
「えぇ!?無意識って事ですか!?」
「まぁ、キスマークよりは付けやすいしな」
先輩は笑いながら言う。
つまり、独占欲が強い…って事、なのかな?
「先輩、私の事好きなんですね」
「はぁ!?…当たり前、だろ」
後半、小声。
照れながらもそう告げる染谷先輩に、私は思い切り抱き付いたのだった。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「花曇」様よりお借りしました。
2015/03/16
今も鏡を見て驚いている。
行為の最中はそんな事を気にしている余裕は無いのだけれど、いつも、翌朝に鏡を見ると、軽く噛まれた痕があるのだ。
「あ、染谷先輩。おはようございます」
洗面所から戻ると、染谷先輩はベッドから上半身を起こして欠伸をしている。
「唯、おはよ」
「そういえば先輩、また首の所とか噛んでたんですね」
「ああ…悪い。痛かったか?」
「痛くはないし嫌って訳でもないんですけど…どうして噛むんですか?」
遂に聞きたかった事を口にする。
先輩を見ると、何やら考え込んでいた。
「染谷先輩?」
「俺にも分かんねぇ。なんで噛むんだろうな」
「えぇ!?無意識って事ですか!?」
「まぁ、キスマークよりは付けやすいしな」
先輩は笑いながら言う。
つまり、独占欲が強い…って事、なのかな?
「先輩、私の事好きなんですね」
「はぁ!?…当たり前、だろ」
後半、小声。
照れながらもそう告げる染谷先輩に、私は思い切り抱き付いたのだった。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「花曇」様よりお借りしました。
2015/03/16
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