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「最近あったかくなって来ましたねぇ」
「せやね」
デートの帰り道。
藤吾先輩と手を繋ぎながらゆっくりと歩く。
「藤吾先輩は寒いの苦手ですもんね。これからはもっと外出デート出来ますね」
笑いながら先輩を見上げると、照れた様な表情をした彼が目に入る。
「別に…唯とデート出来るなら、寒くても関係あらへんし。それに…」
繋いでいた手に力が加わる。
「手、繋いでればあったかいしな」
「先輩がデレるなんて、珍しい…」
「なんや俺が素直になったらあかんの?」
少しだけ拗ねた表情をする先輩はとても可愛かった。
私も手に力を入れ、先輩の掌と密着する様にする。
「ふふ、夏になってもこの手は離しませんけどね!」
「ん、ずっと繋いでてや」
藤吾先輩は繋いだ手を口元に持って行き、軽くキスを落とす。
わざとらしく立てた音に、思わず顔が熱くなった。
「唯、その気になったん?」
先程までの照れた様な可愛らしい先輩とは一変、彼は意地悪そうな顔を見せる。
「先輩可愛いとか思ってた矢先にコレよ…」
「いま何か言うた?」
「べっつにー!」
そんなギャップが大好き、とは意地でも言ってやらないのだ。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「花曇」様よりお借りしました。
約1ヶ月振りの作品更新です。
久々だと書き方忘れますね。
更新不定期だからと言って、あまり放置しないよう気を付けたいですが…。
2015/03/05
「せやね」
デートの帰り道。
藤吾先輩と手を繋ぎながらゆっくりと歩く。
「藤吾先輩は寒いの苦手ですもんね。これからはもっと外出デート出来ますね」
笑いながら先輩を見上げると、照れた様な表情をした彼が目に入る。
「別に…唯とデート出来るなら、寒くても関係あらへんし。それに…」
繋いでいた手に力が加わる。
「手、繋いでればあったかいしな」
「先輩がデレるなんて、珍しい…」
「なんや俺が素直になったらあかんの?」
少しだけ拗ねた表情をする先輩はとても可愛かった。
私も手に力を入れ、先輩の掌と密着する様にする。
「ふふ、夏になってもこの手は離しませんけどね!」
「ん、ずっと繋いでてや」
藤吾先輩は繋いだ手を口元に持って行き、軽くキスを落とす。
わざとらしく立てた音に、思わず顔が熱くなった。
「唯、その気になったん?」
先程までの照れた様な可愛らしい先輩とは一変、彼は意地悪そうな顔を見せる。
「先輩可愛いとか思ってた矢先にコレよ…」
「いま何か言うた?」
「べっつにー!」
そんなギャップが大好き、とは意地でも言ってやらないのだ。
─ END ─
【あとがき】
タイトルは「花曇」様よりお借りしました。
約1ヶ月振りの作品更新です。
久々だと書き方忘れますね。
更新不定期だからと言って、あまり放置しないよう気を付けたいですが…。
2015/03/05
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