鬼の手短編
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神様ありがとう。
その人形を見たとき、俺は心の中でそう叫んだ。
それは最初に触れた者との感覚が繋がってしまう呪具。
これを使って、憎い相手に触らせて、その後はその人形に針を刺すなり、鉈を振り下ろすなどすればよい。
そんな恐ろしい呪具だ。
人形に最初に触れたのが道明先生。
そしてその人形を俺が今持っている。
つまり…、そういうことだ。
何故このような恐ろしい呪具が廊下に落ちていたのか。
何てことを調査するのは後回し。
俺は人形片手に体育倉庫へと向かう。
そう、そこには道明先生が独りで倉庫内の整理をしているのだから……。
抑えられぬ好奇心と興奮が、体育倉庫へ向かう俺の足を急がせた。