鬼の手短編
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旧校舎の秘め事
何故こんな事になってしまったのか。
道明先生と俺は使われていないロッカーの中に閉じ込められてしまった。
「ぬ、鵺野先生………ちょっと………!」
「あは………あははは」
密着する躰。
布越しから伝わる彼女の弾力のある双丘。
これでもかと主張する俺の中心部が先生の太股に当たり、真っ赤になって俺を睨みながら見上げていた。
放課後の旧校舎で、物置となっている資料室に霊の気配がするから中に入ってみれば、道明先生がいた。
見回りの途中だったらしい先生は、ここに生徒が入ったのを見たらしい。
その生徒は実は霊なのだと告げるべきか告げぬべきか迷っていると、広や郷子達の笑い声と足音が近づいてくる。
「今日こそ旧校舎の霊の噂を確かめてやるんだから!」
「ぬ~べ~なんかあてにならないもんな」
「なにもいないなんて言ってるけど、みんな見た!って言ってるもんね」
「あんな0能力者の言う事なんて当てになるかよ」
ぬゎんだとっ………。
俺がここにいる事なんて露知らずの彼等は好き勝手言ってくれている。
まてよ?
まさか彼等はこの資料室に入るつもりだろうか。
放課後の旧校舎で、道明先生と二人きり……そんな場面をアイツらに見られでもしたら、どんな噂を立てられるか。
それはまずい!
俺は資料室の中を見渡し、隠れられる場所を探す。
部屋の隅に置かれた鼠色のロッカーが目に付いた。
「道明先生!こっちへ!」
俺は彼女の腕を掴み、ロッカーの中へ引き入れた。
バタン!と乱暴にドアを閉めてしまった。
「……何か音しなかった?」
「あっちからだぜ?」
「行くわよ!!」
しまった……!
こっちに来てしまう!
ていうか二人して隠れる必要無かったし、さっさと俺が資料室を出てあいつらを追っ払えば良かったんだ……なんて後悔先に立たずだ。
資料室のドアが開かれ、ばたばたとあいつらが入ってくるのが分かる。
道明先生は、俺やアイツらの思考を察して、呆れ顔で俺を見ながらも、息を潜めていた。
あ……。
俺達は向き合う形でロッカーの中にいるが、慌ただしく彼女を引き入れたからか、彼女の衣服は乱れていた。
今日は保護者の訪問の予定があったのか、彼女はいつものジャージやポロシャツ姿ではなく、柔らかな素材のブラウスとタイトスカート
を身につけている。
胸元が開いたブラウスは、俺の高さから見れば胸の谷間が見えてしまっているのを彼女は知らないだろう。
息を潜めながら、俺はそんな胸元をガン見してしまう。
「おーい!幽霊!出てこーい!」
「そう言って出てくるもんなの?」
「あのロッカーが怪しいわ!」
まったく、美樹は鋭い。
というかまずいぞ!?
放課後の旧校舎の資料室のロッカーで身を潜めている俺らの姿を見られたら余計にまずい!
道明先生も焦った表情を浮かべ、俺を見上げている。
開いた胸元に、困ったように眉尻を下げる道明先生の姿に、俺はこんな時でも生唾を飲み込んでしまう。
もういっそロッカーから出て、正直に話してしまおうか……。アイツらの誤解を解くのは骨が折れるが、仕方ない。
開けられる前にこちらから出よう。
覚悟を決め、俺は道明先生にその事を目で合図をした。
ガタガタ!
しかし先を越されてしまった。
美樹達がドアを開けようとしたのだろうが、ドアは開かなかった。
「開かないわね」
「鍵が閉まってるのかしら」
何?開かないだと?
道明先生が抑えているのかと思ったが、不思議そうな表情を浮かべている彼女の様子から、そうではないと分かる。
「おい!幽霊!化け物!妖怪!そこにいるのは分かってるんだぞ!出てこい!」
ロッカー内が激しく揺れる。
広と克也が蹴っているのだろう。
何て乱暴な奴らだ!!
驚き目を瞠る道明先生。
教え子達の蛮行に、俺は恥ずかしさで頭を抱えた。
その時。
「この!」
側面から克也が一際強く蹴ったのだろう。
ロッカーが大きく揺れる。
「っ………!」
道明先生がバランスを崩して、俺に倒れかかってきた。
サラサラとした髪から漂う甘い香りと、ふにゃりと伝わる柔らかな感触。
道明先生は急いで体制を立て直し、顔を真っ赤にして俺に何度も頭を下げてる。
いやいや、謝る必要はないですって。
むしろありがとうございますなんですが…。
「やっぱり何もいないんじゃないかしら」
「おっかしーわねー!」
「他の所に行ってみようぜ!」
飽きたのか何なのか、彼等は資料室を後にした。
何故こんな事になってしまったのか。
道明先生と俺は使われていないロッカーの中に閉じ込められてしまった。
「ぬ、鵺野先生………ちょっと………!」
「あは………あははは」
密着する躰。
布越しから伝わる彼女の弾力のある双丘。
これでもかと主張する俺の中心部が先生の太股に当たり、真っ赤になって俺を睨みながら見上げていた。
放課後の旧校舎で、物置となっている資料室に霊の気配がするから中に入ってみれば、道明先生がいた。
見回りの途中だったらしい先生は、ここに生徒が入ったのを見たらしい。
その生徒は実は霊なのだと告げるべきか告げぬべきか迷っていると、広や郷子達の笑い声と足音が近づいてくる。
「今日こそ旧校舎の霊の噂を確かめてやるんだから!」
「ぬ~べ~なんかあてにならないもんな」
「なにもいないなんて言ってるけど、みんな見た!って言ってるもんね」
「あんな0能力者の言う事なんて当てになるかよ」
ぬゎんだとっ………。
俺がここにいる事なんて露知らずの彼等は好き勝手言ってくれている。
まてよ?
まさか彼等はこの資料室に入るつもりだろうか。
放課後の旧校舎で、道明先生と二人きり……そんな場面をアイツらに見られでもしたら、どんな噂を立てられるか。
それはまずい!
俺は資料室の中を見渡し、隠れられる場所を探す。
部屋の隅に置かれた鼠色のロッカーが目に付いた。
「道明先生!こっちへ!」
俺は彼女の腕を掴み、ロッカーの中へ引き入れた。
バタン!と乱暴にドアを閉めてしまった。
「……何か音しなかった?」
「あっちからだぜ?」
「行くわよ!!」
しまった……!
こっちに来てしまう!
ていうか二人して隠れる必要無かったし、さっさと俺が資料室を出てあいつらを追っ払えば良かったんだ……なんて後悔先に立たずだ。
資料室のドアが開かれ、ばたばたとあいつらが入ってくるのが分かる。
道明先生は、俺やアイツらの思考を察して、呆れ顔で俺を見ながらも、息を潜めていた。
あ……。
俺達は向き合う形でロッカーの中にいるが、慌ただしく彼女を引き入れたからか、彼女の衣服は乱れていた。
今日は保護者の訪問の予定があったのか、彼女はいつものジャージやポロシャツ姿ではなく、柔らかな素材のブラウスとタイトスカート
を身につけている。
胸元が開いたブラウスは、俺の高さから見れば胸の谷間が見えてしまっているのを彼女は知らないだろう。
息を潜めながら、俺はそんな胸元をガン見してしまう。
「おーい!幽霊!出てこーい!」
「そう言って出てくるもんなの?」
「あのロッカーが怪しいわ!」
まったく、美樹は鋭い。
というかまずいぞ!?
放課後の旧校舎の資料室のロッカーで身を潜めている俺らの姿を見られたら余計にまずい!
道明先生も焦った表情を浮かべ、俺を見上げている。
開いた胸元に、困ったように眉尻を下げる道明先生の姿に、俺はこんな時でも生唾を飲み込んでしまう。
もういっそロッカーから出て、正直に話してしまおうか……。アイツらの誤解を解くのは骨が折れるが、仕方ない。
開けられる前にこちらから出よう。
覚悟を決め、俺は道明先生にその事を目で合図をした。
ガタガタ!
しかし先を越されてしまった。
美樹達がドアを開けようとしたのだろうが、ドアは開かなかった。
「開かないわね」
「鍵が閉まってるのかしら」
何?開かないだと?
道明先生が抑えているのかと思ったが、不思議そうな表情を浮かべている彼女の様子から、そうではないと分かる。
「おい!幽霊!化け物!妖怪!そこにいるのは分かってるんだぞ!出てこい!」
ロッカー内が激しく揺れる。
広と克也が蹴っているのだろう。
何て乱暴な奴らだ!!
驚き目を瞠る道明先生。
教え子達の蛮行に、俺は恥ずかしさで頭を抱えた。
その時。
「この!」
側面から克也が一際強く蹴ったのだろう。
ロッカーが大きく揺れる。
「っ………!」
道明先生がバランスを崩して、俺に倒れかかってきた。
サラサラとした髪から漂う甘い香りと、ふにゃりと伝わる柔らかな感触。
道明先生は急いで体制を立て直し、顔を真っ赤にして俺に何度も頭を下げてる。
いやいや、謝る必要はないですって。
むしろありがとうございますなんですが…。
「やっぱり何もいないんじゃないかしら」
「おっかしーわねー!」
「他の所に行ってみようぜ!」
飽きたのか何なのか、彼等は資料室を後にした。