石田三成
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最近気づいたことがある。
それは、三成様がなまえに恋してるってこと。
____ただ、俺が見た感じあんまりうまくいってないみてーなんだよな〜……。
*
まず三成様の……恋愛観っつーの?
それがちょっと変わってる。
いや、尊敬してる人に向かって言うことじゃないのは分かるけどさ?
____三成様、重い!すっげー重い!!
この前なんて、なんか結婚について聞かされたからな!?まだなまえと付き合ってもないのに!
『なまえとの祝言だが……』
祝言だが、じゃないっすよ!!……とツッコミを入れたかったけど、横にいた刑部さんの全てを諦めたような目で色々察した。
刑部さんが無理なら、俺なんも言えねーよ!
でも、このままだと色々とまずい気がする。
____ってのも、付き合う前にも関わらず"なまえとの結婚"っていうゴールを見据えちゃってる三成様だけど、なまえにはなんのアプローチもできてない。
…………。
あー、大事なことだからもう一回言っとく?
三成様は、なまえに、なんのアプローチもできていない。
なんのアプローチもできてないのに結婚とか言ってんの!?とか思っちゃダメっすよ、うん。
まぁ、俺はそんな三成様とやや鈍感気味ななまえを心配してる。
しかも最近、なまえのことが好きだとかほざいてる輩もいるって噂聞いたし?
どこのなんの骨なのかわかんねー奴になまえを渡したくないし?
……とにかく!俺としては三成様にもなまえにも幸せになってほしいわけで。
____つまり。
ここは、この島左近が一肌脱ぐところじゃね?ってことで。
名付けて
『三成様となまえがどうにかいい感じになる計画!!
今日から始動!っす!!
*
____と意気込んだはいいものの、ぶっちゃけ何からやっていいのかわかんねー……!
超失礼だけど三成様、器用に恋愛できるタイプでもなさそうだし。
なまえは……好意をかなりストレートに伝えないと分からないかもしれねーし?
正直なまえがわからねえ……!察しがいい時はめっちゃいいけど、謎の天然発揮するときもあるし……!
ここは一発、三成様からなまえにガツンと好きだって言ってもらうくらいじゃないとなまえが意識しないのでは?と俺は踏んだ。
三成様カッコいいし、三成様から好きだって言われたらドキッとするっしょ!多分!!
*
「____ってなわけで三成様!ここはガツンと!なまえに!伝えちゃってください!!」
「…………」
……三成様にすげー睨まれた。
正直こうなるんじゃないかって思ってたけど!
「ヒ、ヒヒッ……いやはや、単純な考えでよい、ヨイ……ヒヒッ」
……そして刑部さんにはめっちゃ笑われた。
「そ、そんな笑う!?刑部さんひでー!」
「しかしまァ、左近が策を講じてくるとは……いよいよ本格的に三成となまえのことを考える時が来た、ということやもしれぬ」
「……?どういう意味だ刑部」
さっきまで笑ってた刑部さんの目つきが真剣なものになる。
……あれ?なんか、かなり真面目モードじゃね?
「三成。われは以前から、ぬしとなまえの行く末を心配しておった……ぬしとなまえの関係が、まるで発展せぬゆえ……」
「なッ……」
わかりやすくショックを受ける三成様。
……てか刑部さんエグすぎる。関係がまるで発展しない、ってさすがに攻撃力ありすぎじゃね!?
「その上なまえを狙う鼠は、ぬしが考えているよりもずっと多い」
「なんだと!?その鼠とやらは誰だ!私が始末するッ」
三成様の目の色が変わった。
____流石に"なまえを狙う鼠"と聞いちゃ黙っていられなかったみたいだ。
三成様、なまえが絡むと本当に過保護になるというかなんというか……。
「落ち着け三成。今のぬしに猶予は皆無……もはや鼠の始末を考えている余裕はない。ぬしがなまえの心を手に入れるのが先決よ」
……それって、要はなまえを"落とせ"ってこと?
刑部さん、しれっとまたエグいことを……。
「____で、刑部さん。とりあえず鼠の駆除はしなくていいってことはわかったんすけど!これから具体的に何すりゃいいんすかね」
「そうよなァ……われにひとつ案があるが____」
……刑部さん、まじでどんなこと考えてるんだろうな。悲しいことに俺が考えた作戦は笑われたわけだし、相当難しいこと考えてるんだろーな、きっと。
「まずは三成に、ある程度色恋の知識を身につけさせる必要があると思うてな」
「な、なるほど……!でも知識って、どうやって?」
「……花よ○男子2(リターンズ)でも見せておけばよかろ」
は……
「花○り男子!!?しかもなんでリターンズ!?」
「いや、とくに意味はないが」
「意味はないんすね!?ていうか花男でなんの知識を得ようとしてるんすか!?学園ものとはいえ、アレ結構特殊な環境っすよ!?……てか刑部さん、俺の作戦聞いてだいぶ笑ってたけど、かなり互角だと思います!」
「うるさいぞ左近!……刑部ッ、今調べたがF(ファイナル)は配信されているがそれ以外は有料のようだ」
……ちゃんと調べたんだ三成様。
ちょっと健気すぎません?
「左様か……くっ」
「いや"くっ"じゃないです。なんでわりと本気で悔しがってんすか!?」
「ならば、メ○ちゃんの執事でも見せるか……?」
「なんで○イちゃんの執事!?確かに一応学園ものですけどっ!それこそ超特殊な環境下じゃないっすか!そして最近の作品がまるで出てこない!」
「____とまァ、茶番はここまでよ」
「猶予ないとか言っといて自ら茶番繰り広げないでくれません!?」
ヒヒ、と笑う刑部さん。
か、完全に刑部さんの掌でコロコロ転がされた……っ!
「まあ、われに任せておけ。しっかりと三成を教育するゆえ」
刑部さんは三成様に視線を向けた。
……本当に大丈夫なんすよね、不安なんですけど!?
*
____数日後。
「……三成に知識は叩き込んだ。あとは三成次第といったところよ」
「お、おおー!流石っす刑部さん!正直あんなこと言ってたんでだいぶ不安でしたけど……やっぱやる時はやってくれますねっ」
「刑部の教え方がよかったのだ。今の私は恋愛ますたぁ……?らしい」
どや、という効果音がつきそうな表情をする三成様。
三成様、なんか自信に満ちてる気がする……!これはかなりいい感じなんじゃね!?
「というわけで次はいざ実践よ、実践」
「おおおー!」
やべー、俺けっこうテンション上がってる……!
この調子でどんどん三成様となまえの関係が進みますよーにっ!
*
「…………」
「……あー、えーっと」
「……まあアレよアレ、まだ計画も序盤ゆえ。三成もそう気を落とすでないわ」
____実践した結論。
わりと玉砕!!
「いやでもかなり惜しかったっすよね!?ね!?」
「もはやどのあたりが惜しいのかすら私には分からない……ッ!」
そう言いながら、一人虚しく壁ドンをする三成様。
少女漫画とか恋愛ドラマで見るようなやつじゃなくて、ガチで悔しい時にするタイプの壁ドン。
____まぁ正直、三成様はなまえに話しかけることすらできなかったわけで。
……そう、結局話しかけてすらない。
え?惜しくもなんともない?
いやいやいや!だって今までの三成様を考えたら、話しかけようとしただけでも____って、俺三成様に甘すぎる?
(____左近)
小声で名前を呼ばれたと思ったら、刑部さんが俺のすぐ隣にいた。
(わっ!?び、びびった〜……なんなんすか刑部さぁん)
(やはり少女漫画やどらまの知識のみではだめであったわ)
(……え?ええっ!?三成様に叩き込んだ知識って結局そういうのだったんすか!!?)
(三成にはちと夢を見させるくらいでよいかと思うてな……だがあれは日常会話には向かぬな)
(刑部さん、ちょっと面白がってますよね!?ねぇ!?)
(これくらいのゆーもあは必要よ……ヒヒヒッ!)
「と、とりあえず!次は話せるように作戦練りましょ?ね?三成様はなんかなまえに言いたいこととかあります?次はちゃんと伝えられるように頑張りましょ!」
落ち込む三成様をなんとかフォローする。
……今回は話すことすらままならなかったわけだけど、次話す時はあらかじめ話題を考えておけばとりあえず会話にはなるっしょ?
「……なまえに伝えたいこと?……私以外の男を視界に入れるな、ということだな」
「重ーーーーーーーーーーーーい!!!重いです三成様!!!もっとこう……前向きな感じのことはないっすかね!?」
「前向き?……あぁ、祝言についてということか?」
「……それも十分重いです!」
「三成……」
流石の刑部さんもお手上げっぽい。
今の三成様を呼ぶ声音から流石に全部察した。
三成様の全然曇ってない眼差しも相まって、相当参ってるっぽい。
「みっ、三成様はなまえのどこが好きなんすか!?それ伝えたらいいんじゃないかな〜って思うんすけど……」
「……何処が、だと?」
「左近、三成にその質問は酷というものよ。三成はなまえのすべてを好いていると言うても過言でない」
「……ほんっとになまえのこと大好きなんすね、三成様」
なまえに対するあらゆる感情が激重なのはちょっとアレだけど。三成様本当になまえのこと好きなんだな……。
秀吉様や半兵衛様に対しての忠誠もそうだけど、『この人だ!』って決めたら真っ直ぐに突っ走る感じなのかもな、うん。
___まぁ、突っ走りすぎてる感じは否めないけど!
俺たちもなんとか並走して、三成様のゴールを見守れたらな〜なんて……それくらい夢見てもいいっしょ?
(……刑部さん。俺たちも頑張りましょうね!三成様の恋が、うまくいくようにっ!)
(……いっそのこと、恋愛りありてぃーしょーでも見せるか?)
(刑部さん!!?)
それは、三成様がなまえに恋してるってこと。
____ただ、俺が見た感じあんまりうまくいってないみてーなんだよな〜……。
*
まず三成様の……恋愛観っつーの?
それがちょっと変わってる。
いや、尊敬してる人に向かって言うことじゃないのは分かるけどさ?
____三成様、重い!すっげー重い!!
この前なんて、なんか結婚について聞かされたからな!?まだなまえと付き合ってもないのに!
『なまえとの祝言だが……』
祝言だが、じゃないっすよ!!……とツッコミを入れたかったけど、横にいた刑部さんの全てを諦めたような目で色々察した。
刑部さんが無理なら、俺なんも言えねーよ!
でも、このままだと色々とまずい気がする。
____ってのも、付き合う前にも関わらず"なまえとの結婚"っていうゴールを見据えちゃってる三成様だけど、なまえにはなんのアプローチもできてない。
…………。
あー、大事なことだからもう一回言っとく?
三成様は、なまえに、なんのアプローチもできていない。
なんのアプローチもできてないのに結婚とか言ってんの!?とか思っちゃダメっすよ、うん。
まぁ、俺はそんな三成様とやや鈍感気味ななまえを心配してる。
しかも最近、なまえのことが好きだとかほざいてる輩もいるって噂聞いたし?
どこのなんの骨なのかわかんねー奴になまえを渡したくないし?
……とにかく!俺としては三成様にもなまえにも幸せになってほしいわけで。
____つまり。
ここは、この島左近が一肌脱ぐところじゃね?ってことで。
名付けて
『三成様となまえがどうにかいい感じになる計画!!
今日から始動!っす!!
*
____と意気込んだはいいものの、ぶっちゃけ何からやっていいのかわかんねー……!
超失礼だけど三成様、器用に恋愛できるタイプでもなさそうだし。
なまえは……好意をかなりストレートに伝えないと分からないかもしれねーし?
正直なまえがわからねえ……!察しがいい時はめっちゃいいけど、謎の天然発揮するときもあるし……!
ここは一発、三成様からなまえにガツンと好きだって言ってもらうくらいじゃないとなまえが意識しないのでは?と俺は踏んだ。
三成様カッコいいし、三成様から好きだって言われたらドキッとするっしょ!多分!!
*
「____ってなわけで三成様!ここはガツンと!なまえに!伝えちゃってください!!」
「…………」
……三成様にすげー睨まれた。
正直こうなるんじゃないかって思ってたけど!
「ヒ、ヒヒッ……いやはや、単純な考えでよい、ヨイ……ヒヒッ」
……そして刑部さんにはめっちゃ笑われた。
「そ、そんな笑う!?刑部さんひでー!」
「しかしまァ、左近が策を講じてくるとは……いよいよ本格的に三成となまえのことを考える時が来た、ということやもしれぬ」
「……?どういう意味だ刑部」
さっきまで笑ってた刑部さんの目つきが真剣なものになる。
……あれ?なんか、かなり真面目モードじゃね?
「三成。われは以前から、ぬしとなまえの行く末を心配しておった……ぬしとなまえの関係が、まるで発展せぬゆえ……」
「なッ……」
わかりやすくショックを受ける三成様。
……てか刑部さんエグすぎる。関係がまるで発展しない、ってさすがに攻撃力ありすぎじゃね!?
「その上なまえを狙う鼠は、ぬしが考えているよりもずっと多い」
「なんだと!?その鼠とやらは誰だ!私が始末するッ」
三成様の目の色が変わった。
____流石に"なまえを狙う鼠"と聞いちゃ黙っていられなかったみたいだ。
三成様、なまえが絡むと本当に過保護になるというかなんというか……。
「落ち着け三成。今のぬしに猶予は皆無……もはや鼠の始末を考えている余裕はない。ぬしがなまえの心を手に入れるのが先決よ」
……それって、要はなまえを"落とせ"ってこと?
刑部さん、しれっとまたエグいことを……。
「____で、刑部さん。とりあえず鼠の駆除はしなくていいってことはわかったんすけど!これから具体的に何すりゃいいんすかね」
「そうよなァ……われにひとつ案があるが____」
……刑部さん、まじでどんなこと考えてるんだろうな。悲しいことに俺が考えた作戦は笑われたわけだし、相当難しいこと考えてるんだろーな、きっと。
「まずは三成に、ある程度色恋の知識を身につけさせる必要があると思うてな」
「な、なるほど……!でも知識って、どうやって?」
「……花よ○男子2(リターンズ)でも見せておけばよかろ」
は……
「花○り男子!!?しかもなんでリターンズ!?」
「いや、とくに意味はないが」
「意味はないんすね!?ていうか花男でなんの知識を得ようとしてるんすか!?学園ものとはいえ、アレ結構特殊な環境っすよ!?……てか刑部さん、俺の作戦聞いてだいぶ笑ってたけど、かなり互角だと思います!」
「うるさいぞ左近!……刑部ッ、今調べたがF(ファイナル)は配信されているがそれ以外は有料のようだ」
……ちゃんと調べたんだ三成様。
ちょっと健気すぎません?
「左様か……くっ」
「いや"くっ"じゃないです。なんでわりと本気で悔しがってんすか!?」
「ならば、メ○ちゃんの執事でも見せるか……?」
「なんで○イちゃんの執事!?確かに一応学園ものですけどっ!それこそ超特殊な環境下じゃないっすか!そして最近の作品がまるで出てこない!」
「____とまァ、茶番はここまでよ」
「猶予ないとか言っといて自ら茶番繰り広げないでくれません!?」
ヒヒ、と笑う刑部さん。
か、完全に刑部さんの掌でコロコロ転がされた……っ!
「まあ、われに任せておけ。しっかりと三成を教育するゆえ」
刑部さんは三成様に視線を向けた。
……本当に大丈夫なんすよね、不安なんですけど!?
*
____数日後。
「……三成に知識は叩き込んだ。あとは三成次第といったところよ」
「お、おおー!流石っす刑部さん!正直あんなこと言ってたんでだいぶ不安でしたけど……やっぱやる時はやってくれますねっ」
「刑部の教え方がよかったのだ。今の私は恋愛ますたぁ……?らしい」
どや、という効果音がつきそうな表情をする三成様。
三成様、なんか自信に満ちてる気がする……!これはかなりいい感じなんじゃね!?
「というわけで次はいざ実践よ、実践」
「おおおー!」
やべー、俺けっこうテンション上がってる……!
この調子でどんどん三成様となまえの関係が進みますよーにっ!
*
「…………」
「……あー、えーっと」
「……まあアレよアレ、まだ計画も序盤ゆえ。三成もそう気を落とすでないわ」
____実践した結論。
わりと玉砕!!
「いやでもかなり惜しかったっすよね!?ね!?」
「もはやどのあたりが惜しいのかすら私には分からない……ッ!」
そう言いながら、一人虚しく壁ドンをする三成様。
少女漫画とか恋愛ドラマで見るようなやつじゃなくて、ガチで悔しい時にするタイプの壁ドン。
____まぁ正直、三成様はなまえに話しかけることすらできなかったわけで。
……そう、結局話しかけてすらない。
え?惜しくもなんともない?
いやいやいや!だって今までの三成様を考えたら、話しかけようとしただけでも____って、俺三成様に甘すぎる?
(____左近)
小声で名前を呼ばれたと思ったら、刑部さんが俺のすぐ隣にいた。
(わっ!?び、びびった〜……なんなんすか刑部さぁん)
(やはり少女漫画やどらまの知識のみではだめであったわ)
(……え?ええっ!?三成様に叩き込んだ知識って結局そういうのだったんすか!!?)
(三成にはちと夢を見させるくらいでよいかと思うてな……だがあれは日常会話には向かぬな)
(刑部さん、ちょっと面白がってますよね!?ねぇ!?)
(これくらいのゆーもあは必要よ……ヒヒヒッ!)
「と、とりあえず!次は話せるように作戦練りましょ?ね?三成様はなんかなまえに言いたいこととかあります?次はちゃんと伝えられるように頑張りましょ!」
落ち込む三成様をなんとかフォローする。
……今回は話すことすらままならなかったわけだけど、次話す時はあらかじめ話題を考えておけばとりあえず会話にはなるっしょ?
「……なまえに伝えたいこと?……私以外の男を視界に入れるな、ということだな」
「重ーーーーーーーーーーーーい!!!重いです三成様!!!もっとこう……前向きな感じのことはないっすかね!?」
「前向き?……あぁ、祝言についてということか?」
「……それも十分重いです!」
「三成……」
流石の刑部さんもお手上げっぽい。
今の三成様を呼ぶ声音から流石に全部察した。
三成様の全然曇ってない眼差しも相まって、相当参ってるっぽい。
「みっ、三成様はなまえのどこが好きなんすか!?それ伝えたらいいんじゃないかな〜って思うんすけど……」
「……何処が、だと?」
「左近、三成にその質問は酷というものよ。三成はなまえのすべてを好いていると言うても過言でない」
「……ほんっとになまえのこと大好きなんすね、三成様」
なまえに対するあらゆる感情が激重なのはちょっとアレだけど。三成様本当になまえのこと好きなんだな……。
秀吉様や半兵衛様に対しての忠誠もそうだけど、『この人だ!』って決めたら真っ直ぐに突っ走る感じなのかもな、うん。
___まぁ、突っ走りすぎてる感じは否めないけど!
俺たちもなんとか並走して、三成様のゴールを見守れたらな〜なんて……それくらい夢見てもいいっしょ?
(……刑部さん。俺たちも頑張りましょうね!三成様の恋が、うまくいくようにっ!)
(……いっそのこと、恋愛りありてぃーしょーでも見せるか?)
(刑部さん!!?)
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