猿飛佐助
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─────俺としたことが少し、ほんの少しだけ動揺してしまった。
いや、あれは完全に俺のことを好きだって言ったと思うじゃない?
なのになまえときたら、俺の作ったチョコが好きって……。
ほんと、なまえは俺様の純情と恋心を弄ぶのがお好きなようで。
ちょっとくらいこっちも意地悪したって、バチは当たらないだろ?
「今度はなまえが俺に食べさせてくれるんでしょ?」
「えっ」
「えっ、じゃないよなまえ。どっちもやるって言ったじゃない?はい、交代交代っと」
なまえを見下ろしていた状態だった俺は、ソファに腰掛けてなまえの隣に座る。
「ええ〜……」
なまえはちょっと困惑したような、嫌悪感があるような……そんな顔をした。
「嫌そうな顔しないの。傷つくでしょ、俺様が」
「……い、嫌とかじゃなくて。恥ずかしいの!そんなバカップルみたいなことするの」
よかった、嫌ではないみたいだな。
これでもし完全に拒絶されたら、この俺様も流石に立ち直れないレベルでショックだったわ。
あ、なまえの顔が少しだけ赤い。
なまえはチョコと俺を交互に見て、さらに顔を赤くした。
……本当に照れてるんだな。
「……俺様さあ。恥ずかしがってるなまえ見るの、結構好きなんだよね」
「最低」
なまえにじと〜……っとした視線を送られる。
……うん、今のは俺が悪い。
「それにバカップルでもいいじゃない?ここには俺様となまえしかいないんだし」
「そ……れは、そうだけど」
お、これはちょっと押したらイケそうな感じじゃない?
俺様、なまえの押しにちょっと弱いところも好きだわ。まあ当然俺様以外の押しには強くあってほしいけど?
「あと、恥ずかしいとか言いつつ結局やってくれるカワイイなまえちゃんに弱いのよね俺様」
「……な、何?急に」
……あー、本当に可愛い。完全に照れてる。
「いや、改めて可愛いなと思って?」
「そんなこと言われたら余計やりにくいんだけど!?」
「あー、でもやっぱ俺様幸せだわ。こんな可愛い彼女に恵まれてさぁ」
「ほ、ほらもう早く食べて……!?」
なまえの顔は真っ赤だ。俺様の突然の惚気に限界を迎えたのか、ほぼやっつけで生チョコを刺したピックを差し出してきた。
「は、早く食べなよ」
「せっかちだねなまえは。もうちょっとこの光景を堪能させてよ」
せっかく愛しの彼女が「あーん」してくれてるんだからな。この光景は絶対に目に焼き付けておかないと。
「……長くない?まだ?」
なまえの照れも最高潮に達しそうだ。
ピックを持つ手も、若干震えている。
「も、もう私食べちゃうよ?いいの?」
照れ隠しなのかと思いきや、なまえは本当に自身の口へとチョコを運ぼうとしている。
─────まぁ、それはそれで……。
「……?」
チョコを口に含んだなまえは『食べちゃったけど本当によかったの?』とでも言いたげな表情をしている。
俺はそんななまえに、唇に触れるだけのキスをする。
「なっ、えっ!?」
俺は突然の出来事に驚いて固まっているなまえの後頭部に手を添えて、もう一度キスをする。今度は深いやつな。
「まっ……さす……け……っ」
……当然ながら、めちゃくちゃチョコの味だ。
口内のチョコはほぼ溶け切っている。最終的になまえが溶かしたのか、俺が溶かしたのかは分からないけど。
「あっ……」
なまえから時々漏れる声が可愛い……っていうか、ヤバい。俺がヤバい。
普段普通に話している時の声も好きだけど、こういう時のなまえの声って本当に……。
「は……はぁ……っ」
唇を離すと、なまえは肩を上下させていた。
顔も火照っているし、目も潤んでいる。
……ちょっとやりすぎたか?
「も、もう、味とかわかんなかった……」
「え、そう?俺様はしっかり堪能できたけど」
「そりゃこっちは突然やられた身なのでね!?」
「あー……それはごめん」
「ほんとびっくりしたよ、まだドキドキしてる……」
─────いや、今日はこれからもっとすごいことするつもりなんだけど?
とか言ったら流石に怒られるか?
だって、室内に二人きりなんて状況だぜ?何もしないわけないだろ。
「とりあえず、俺様は今のもう一回やりたいかな」
「なっ……も、もう一回ぃ!?」
俺様としては妥協したつもりなんだけど。
なまえは驚いたのか若干声が裏返っていた。
「……そんなにしたいの?」
「俺様はしたい」
「〜っ、そ、そう……」
したいの?なんて恥ずかしそうに聞いてくるなまえが可愛くて仕方ない。
まぁでも、流石にもう一回はしてくれないか……。
「さ、佐助」
「え?どうし……」
「ん……!」
─────なんて思っていた俺は馬鹿だった。
顔を赤くしたなまえが、チョコを咥えて待っている。
「ホント可愛いよな、そういうとこ……」
俺はなまえをソファに押し倒した。
……やっぱり、さっきみたいなキスだけじゃ物足りないみたいだ。
いや、あれは完全に俺のことを好きだって言ったと思うじゃない?
なのになまえときたら、俺の作ったチョコが好きって……。
ほんと、なまえは俺様の純情と恋心を弄ぶのがお好きなようで。
ちょっとくらいこっちも意地悪したって、バチは当たらないだろ?
「今度はなまえが俺に食べさせてくれるんでしょ?」
「えっ」
「えっ、じゃないよなまえ。どっちもやるって言ったじゃない?はい、交代交代っと」
なまえを見下ろしていた状態だった俺は、ソファに腰掛けてなまえの隣に座る。
「ええ〜……」
なまえはちょっと困惑したような、嫌悪感があるような……そんな顔をした。
「嫌そうな顔しないの。傷つくでしょ、俺様が」
「……い、嫌とかじゃなくて。恥ずかしいの!そんなバカップルみたいなことするの」
よかった、嫌ではないみたいだな。
これでもし完全に拒絶されたら、この俺様も流石に立ち直れないレベルでショックだったわ。
あ、なまえの顔が少しだけ赤い。
なまえはチョコと俺を交互に見て、さらに顔を赤くした。
……本当に照れてるんだな。
「……俺様さあ。恥ずかしがってるなまえ見るの、結構好きなんだよね」
「最低」
なまえにじと〜……っとした視線を送られる。
……うん、今のは俺が悪い。
「それにバカップルでもいいじゃない?ここには俺様となまえしかいないんだし」
「そ……れは、そうだけど」
お、これはちょっと押したらイケそうな感じじゃない?
俺様、なまえの押しにちょっと弱いところも好きだわ。まあ当然俺様以外の押しには強くあってほしいけど?
「あと、恥ずかしいとか言いつつ結局やってくれるカワイイなまえちゃんに弱いのよね俺様」
「……な、何?急に」
……あー、本当に可愛い。完全に照れてる。
「いや、改めて可愛いなと思って?」
「そんなこと言われたら余計やりにくいんだけど!?」
「あー、でもやっぱ俺様幸せだわ。こんな可愛い彼女に恵まれてさぁ」
「ほ、ほらもう早く食べて……!?」
なまえの顔は真っ赤だ。俺様の突然の惚気に限界を迎えたのか、ほぼやっつけで生チョコを刺したピックを差し出してきた。
「は、早く食べなよ」
「せっかちだねなまえは。もうちょっとこの光景を堪能させてよ」
せっかく愛しの彼女が「あーん」してくれてるんだからな。この光景は絶対に目に焼き付けておかないと。
「……長くない?まだ?」
なまえの照れも最高潮に達しそうだ。
ピックを持つ手も、若干震えている。
「も、もう私食べちゃうよ?いいの?」
照れ隠しなのかと思いきや、なまえは本当に自身の口へとチョコを運ぼうとしている。
─────まぁ、それはそれで……。
「……?」
チョコを口に含んだなまえは『食べちゃったけど本当によかったの?』とでも言いたげな表情をしている。
俺はそんななまえに、唇に触れるだけのキスをする。
「なっ、えっ!?」
俺は突然の出来事に驚いて固まっているなまえの後頭部に手を添えて、もう一度キスをする。今度は深いやつな。
「まっ……さす……け……っ」
……当然ながら、めちゃくちゃチョコの味だ。
口内のチョコはほぼ溶け切っている。最終的になまえが溶かしたのか、俺が溶かしたのかは分からないけど。
「あっ……」
なまえから時々漏れる声が可愛い……っていうか、ヤバい。俺がヤバい。
普段普通に話している時の声も好きだけど、こういう時のなまえの声って本当に……。
「は……はぁ……っ」
唇を離すと、なまえは肩を上下させていた。
顔も火照っているし、目も潤んでいる。
……ちょっとやりすぎたか?
「も、もう、味とかわかんなかった……」
「え、そう?俺様はしっかり堪能できたけど」
「そりゃこっちは突然やられた身なのでね!?」
「あー……それはごめん」
「ほんとびっくりしたよ、まだドキドキしてる……」
─────いや、今日はこれからもっとすごいことするつもりなんだけど?
とか言ったら流石に怒られるか?
だって、室内に二人きりなんて状況だぜ?何もしないわけないだろ。
「とりあえず、俺様は今のもう一回やりたいかな」
「なっ……も、もう一回ぃ!?」
俺様としては妥協したつもりなんだけど。
なまえは驚いたのか若干声が裏返っていた。
「……そんなにしたいの?」
「俺様はしたい」
「〜っ、そ、そう……」
したいの?なんて恥ずかしそうに聞いてくるなまえが可愛くて仕方ない。
まぁでも、流石にもう一回はしてくれないか……。
「さ、佐助」
「え?どうし……」
「ん……!」
─────なんて思っていた俺は馬鹿だった。
顔を赤くしたなまえが、チョコを咥えて待っている。
「ホント可愛いよな、そういうとこ……」
俺はなまえをソファに押し倒した。
……やっぱり、さっきみたいなキスだけじゃ物足りないみたいだ。
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