「あぁ、愛の力よ！」


「うわーっ梅雨で日輪の力が衰えて壊れちゃったよこの人！！ついに愛の力借りちゃったよ！」


「なまえ……」


「な、なんですか」


元就さんが近づいてくる。内緒話をする時の距離感だ。


「我と愛を育もうぞ」


「な、に言ってるんですか！？ていうか耳元で喋らないでくださいっ」


「なにを照れておるのだ、我はただなまえと愛を育み……」


「その"愛を育む"って言い方がなんか嫌です！」


「では、手篭めにし」


「もっとダメですけど！？」


流石に食い気味にストップをかけた。


「ていうかそれ愛のかたちなの！？歪みすぎですよ！」


「……我はただ、なまえを側に置きたいだけぞ」


「な、ならそう言ってくれれば」


「どんな手を使っても……」


「やっぱダメです！ダメすぎます！！せめて手段は選んでください！ていうかそんなことしなくても一緒にいますからっ」


「……なんと」


「だ、だから、さっきみたいこと言わないでくださいね」


「つまり、我と愛を育む気になったということか！？」


「ちがーーーーう！！！」





＊






「フフフ……順調ですよサンデー！この調子でなまえもろとも……ちょっと宗茂ッ！なにをボサっとしているのです！？」

「……(なまえさん、色々とごめんなさい！)」